Monologue2002-33 (2002.7.18〜2002.7.21)
 「2002.7.21(日)」晴・青空の下を歩こう

 旅行で地方に行った時、実家に帰った時、東京にいる時、それぞれの場所にいる時、同じことについて思う時でも感じ方が随分違っていて、自分でもハッとする時がある。
 物理的な場所の違い、土地の空気、土地の人々の発する気みたいなもの、そういったものが僕の感じ方に影響するのかもしれない。

 ちょっと憂鬱になった時は自分を無理矢理遠くの場所に持って行く。
 時間が許せば、できるだけ遠くがいい。
 できれば青空が出ていれば尚更良い。
 その青空の下を歩いてみるだけでも随分気が晴れるものだ。

 「2002.7.20(土)」晴・店名?元い天命

 もしも一つだけ願いが叶うとしたら、何を願うだろうな。
 きっとレヴェルの高い人だったら「わしゃ何も望まん。皆が幸せであれば、それでええ。」(どうもヨーダっぽいね)などと言うのだろうなあ。

 僕は今ひとつ修行が足りんので、願いが一つある。
 それは、美女1000人を回りにはべらして、それでもってグチョグチョのベチョベ・・・ゴホン・・・えーと、失礼しました。もとい。
 僕は今は自分の天命を知りたい。是非とも僕の天命を教えて欲しい、それが一番の願いである。

 ん?、何々?、多摩クリスタル、角海老、葵、アラビアンナイト、うんうん、アリガトアリガト、今度行ってみるわ。悪いけど電話番号も教えといてよ・・・・って、オイッ!!。
 「店名」じゃ無いッ!。それも風俗店の店名じゃ無いのッ!。
 僕が言ってるのは「天」の”命令”の「命」で「て・ん・め・い」ッ!。ほんまに、もう。

 オッ、気が利くねエエ。今ちょうど渇きモノ食べたかったんだよー。塩もイイけど、やっぱ醤油だねエ、バリバリバリバリバリ・・・。
 煎餅ーーーッ!!。
 だから「て・ん・め・い」なの。わかる?。「せ・ん・べ・い」じゃないの!。「ん」と「い」しか合って無いしッ!。

 いいかーっ。明日忘れずに提出するように。小さなマッチ箱に親指の頭くらいでいいんだぞー。たまにデッカイ箱に山盛りに盛ってくるヤツがいるが、そーんなには、いらないからなー。・・・。

 ・・・あのうー、もしかして・・・検便?・・。・・・もはや、「ん」しか合ってないんですけどー・・・(しかも時代設定古いし)。

   *   *   *

 ・・・えーと、もうこれくらいでいいにしときましょうか。
 僕は自分の天命(天が定めた宿命)、具体的には「天職」を知りたい。
 自分の好きなことが天職であればいいけど、それに集中すると、途端に生きて行けなくなってしまう。なんだかんだ言っても、嫌でも又そこに戻らなければいけない場所、いつの間にか追い込まれている場所がある。
 一体どれが「天職」なんだろう?。
 僕はずっと長いことこれで悩み続けている。逆にこれさえ解決したら、後は何もかもうまく回り出すのでは無いかとすら思ってしまう。この問題が僕の人生の全てを停滞させている原因では無いかとすら思ってしまう。
「運命の赤い糸」では無いが「運命の赤い職」どっかに転がってないのかなあ?(転がってるもんなのかよっ!)。

 でもなあ。
 あの孔子にして店名を知ったのが、夜の情報誌の・・・ん、失礼。
 あの孔子にして天命を知ったのが50歳というからなあ。今の年齢だったら60〜70くらいかもしれんしなあ。孔子で50なら僕だったら80、いや、一生わからんかもしれん。

 それを考えるとゴッホみたいに存命中は売れなかったけど自分のありのままに生きて、死んでから世界が評価し出した人なんて偉いよね。きっと僕のように俗塵にまみれず、自らは意識せずとも天命に忠実に生きたんだろうな。そこまでやれたから一流なんだろうけどね。
 俗塵にまみれずやりたいことだけに一所懸命集中したら天命がわかる、と言われても、今の僕にはそこまでできるかわからんなー。
 大体夏になるとゴキブリの出現に一々脅えてるようじゃ、まずそこから天命とは懸け離れてるね。

 しかしなんで天命がわかるのに、そんな時間掛かるんだろ?。
 できれば病院で生まれる時に看護婦さんがお母さんに「あっ、103の山田さん、山田さんとこのお子さんの天命は、えーっと、消防士ですね。消防士として人命救助を通じ命の大切さを伝えて行くことが天命です。次は鈴木さん、鈴木さんは3ページだっけ・・・、あっ、鈴木さんとこは・・・生涯フリーターです。鈴木さんは自由の意義を伝えて行くことが天命ですね。それから次は磯野さん・・・。」みたいに連絡してくれればいいのにね(どうやって看護婦が知るんだよっ!)。

 人間ほとんど一生かかって天命を知るなんて、もしかして「生きる」ことって、「天命を知ること」なの・・・???。

 「2002.7.19(金)」晴・恋セヨ中年?

 NHKを何気なしに見ていたら酒井若菜ちゃんが出ていたので、ついその番組を見てしまった。
 「恋セヨ乙女」というのだった。真中瞳主演の恋愛コメディのようで、意外と面白かった。
 恋愛物は、やっぱ笑えて楽しいコメディがいいですな。そして実際の恋も。

 実際の恋も笑えて楽しくて、たまにちょっぴり感動があるような、そんなのがいいですな。恋愛と結婚は別物かもしれないけど、せめて恋はロマンティックでキラメクようなものでありたいですな。キツイのはヤっ。
 ほんまに、生きてるだけでハードやっちゅうのに恋愛までハードやったら身が持ちゃせんよ。ほんばに。ブツブツブツ(強いて言えば坂東英二風に読んで下さい)。

 ん?。何を寝ぼけたことほざいてるかって?。夢見る乙女じゃあるまいしって?。アンタには一生縁がネエ話だろって?。
 くっそう!、又慣れない恋愛話などしようとして墓穴を掘ってしまった。ザクザクザクザク(墓穴を掘る音)。
 いいわよ。どうせアタシは仕事が恋人よっ!。・・・今の仕事?・・・、そりゃちゃうちゃう!。
 じゃあ、いいわよ。じゃあアタシはモー娘。が恋人ってことにしとくから。ねえー、モー娘。っ!(それだって随分身の程知らずだけど。ちなみになんでオカマキャラなんだよ)。

 さてと・・。んじゃアタシ、そろそろ歌のスタンバイがありますんで(またそれかよっ!)。

 「2002.7.18(木)」晴・十五夜のゆうくれ

 ぬ、ぬ、ぬわ〜んと!。今日買い物をしたら釣りで二千円札貰った。
 以前銀行で無理矢理両替してもらって見たことはあるが、市井に流通しているのを手にしたのは初めてである。裏の下ぶくれた紫式部チャン、ひさしぶりい〜、みたいな。
 最近コンビニのATMを中心に、ようやく二千円札が出回り始めたそうだ。
 今やコンビニは現代文化のターミナルステーションとして重要な位置を占めてきているようですな。
 それにしても二千円札を手放したくないと思ってしまうのは貧乏根性だろうか。

 「傷だらけの天使」、・・・なんかドラマとして格が違うね。ショーケンめちゃカッコいいし。傑作。

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