Monologue2002-21 (2002.4.24〜2002.4.30)
 「2002.4.30(火)」曇後雨・要塞

 最近火曜の夜はテレ朝の「さまあ〜ずと優香の怪しいホール貸しちゃったのかよっ!(仮)」が、楽しみだ。テーマの緊張感と、さまあーずのトボケタMCの対象が絶妙、ああ、面白れえ。

 全く今通ってるとこは大きい建物なのに、雰囲気が超殺伐としているから困りモンである。
 人間は沢山いる。便所から出てくると必ず人とぶつかる。便所もいつも混んでて呑気に小便もできやしねえ。
 人が沢山いて慌ただしく行き交い緊張感に満ちて殺伐としている・・・、こんな雰囲気、何かの映像で見たような気が・・・そうだ!、スターウォーズに出てくる帝国軍の巨大要塞「デススター」だ・・・。
 確かに「デススター」の内部の雰囲気に酷似している。
 「要塞」・・・くくくっ、実に言い得て妙だ・・・。まさに「要塞」という言葉、ピッタリだ。
 そう言えば、この建物も内部はグレー一色だ。カラーが全く無い。美輪明宏氏が見たら背筋を震わせて、絶対近寄らないだろうな。
 今は「会社に仕事に行く」というより「要塞に立てこもりに行く」もしくは「要塞で持久戦を行なう」といった方が近い。

 なんで、こういう雰囲気になっているのか?。どこかオカシイ、何かがオカシイと思うのだが、こう感ずる僕がオカシイのだろうか?。
 たぶん僕がこれを変えることはできないだろう。それにその必要も無いのかもしれない。
 その代わり、なんかのモチーフにはなりそうである。

 「2002.4.29(月)」快晴・関越ゆる以前の問題

 今日は福島県の白河というところに、ほとんど衝動的に日帰りして来た。
 なぜ今白河なのか?。古典に興味のある人は「あっ、白河の関ね」とピンとくるかもしれない。
 そう、芭蕉も訪れた白河の関を、訪れてみんとしたのであるが・・・。

 当てずっポで何の予備知識も無く行ったので勉強不足で結局白河の関まで辿りつけず、諦めて白河の駅付近をグルリと一回りしたに止まった。白河の関付近には鉄道は無いのである。
 余談であるが白河駅は江戸方面から見ると、白河の関よりも北にある。つまり僕は電車で既に関越えちゃっていたのである。関より北に行っちゃったのである。せっかく越えようと思っていたのに、「ココ越えた後の場所かよっ!」である。
 一応街などの写真も撮ってきたので、機会があればここでもご紹介いたしましょう。

 しかしながら今日の行き当りばったりの遠出は5月3日の奈良行きの前哨戦のつもりだったけど・・・意外と、私モテナイ独身エトランゼ”奥の細道を本気で辿ってみようかな計画”の前哨戦になっているかもしれん。

 「2002.4.28(日)」晴・ネオ中年の苦労

 40近くにもなってきて初対面の人間に自分の年齢を明かすのが、どこかしら照れ臭くなってくる。
 特に若いオネエチャンに対しては尚更である。
 オネエチャンのいる飲み屋では以前は年齢を聞かれても「心は18」だとか「青二才」だとか「白菜」だとか「奈良時代の生まれ」だとか苦しいオヤジギャグを散りばめていたが、それもかなり鬱陶しがられてきたので、ここのところは素直に実年齢を言うことにしている。

 しかしながら、ここでいきなり自慢タイムに入っちゃうが、僕は結構実年齢よりも若く見られることが多い。
  僕:「今年で40ッス」オネエチャン:「エ゛ーーーッ」などという反応が多い。
 結構リアクションがいいので実年齢でも一笑い取れるかな、などと新機軸思案中である。
 ちなみにここ最近の最低年齢誤認は、29歳のオネエチャンに年下に見られた、という大変喜ばしいものであった。

 ちょっと前だと手相が見られると言うオネエチャンがいて、それによると僕は”35歳で転機”があるらしかった。
 その当時38だった僕は35を振り返って、ちょうど10年努めた会社を辞めた時期だったので「ウンウン、あったあった・・・」などと頷いていたら、手相オネエチャン「ン?・・・あった・・?過去形?・・!」とビックリ。どうやら僕がまだ35前だと思っていたようだ。オネエチャン未来を預言してくれたつもりだったのにね。

 あまり年を言って「えーっ!」と驚かれるのも恐縮してしまうので最近は、自分で先に驚いてあげちゃう、などということをする。

  オネエチャン:「今おいくつですか?」
  僕:「エ゛ーーーッ」
  オネエチャン:「エッ!、何々?、どーしたのっ?!」
  僕:「君の10秒後、すなわち僕の年を聞いた時のリアクションを予知して再現したわけだけど」
  オネエチャン:「エッ、ホントにいくつなんですかー?」
  僕:「今年で40ッス」
  オネエチャン:「エ゛ーーーッ」

 この方法だと予想外にリアクションが鈍い場合もつぶしがきく。

  オネエチャン:「今おいくつですか?」
  僕:「エ゛ーーーッ」
  オネエチャン:「エッ!、何々?、どーしたのっ?!」
  僕:「君の10秒後、すなわち僕の年を聞いた時のリアクションを予知して再現したわけだけど」
  オネエチャン:「エッ、ホントにいくつなんですかー?」
  僕:「今年で40ッス」
  オネエチャン:「あっ、そうなんだー」
  僕:「おっ、驚ろかんのかいッ!(言いながらコケル)」

 「2002.4.27(土)」晴・そろそろ挨拶で

 二千円札どうしたんだろうか・・・?
 そろそろ日本国民のかなりの数の人間が、薄々と抱きつつある疑問であろう。

 良く、天気が挨拶に使用されるように、挨拶には万人に共通の話題が最も適している。
 二千円札問題は、もはやもう「挨拶に使用可能なレベル」にまで達していると言っても過言でなかろう。

 きっとこれから”「良い天気ですね」「そうですねー」”、”「どちらへ?」「ちょっとそこまで」”などと同じように、”「どうしたんでしょうねー」「ねえ。二千円札」”、或いは”「消えましたねー」「ねえ。二千円札」”、或いは”「二千」「円札」”(合言葉だよっ!、もしくは忍者かよっ!)みたいな感じで、日本国民が挨拶を交わし出す日も、そう遠くは無いような気もしないでも無くも無い(どっちだよっ!)。

 「2002.4.26(金)」曇・ゴールデンヴォイス

 今日はなんも書けんなあ・・・行き詰まりじゃあ・・・などととりとめもなくテレビをつけると、NHKのBS2でプッチーニの歌劇「ボエーム」をやっている。再放送らしい。
 テノールが今や人気のヴォーカリスト、アンドレア・ボチェッリであった。

 この人がまともに歌っているのを見るのは初めてだったが、これは素晴らしい、とひと目で思った。
 なんかマイケルジョーダンを見た時の様だ。回りの人間とは一段高いレベルでパフォーマンスしている、そんな感じだ。
 これがスターというか、天才というか、そういう類いの人なのだろう。そういう人が持つ、風格というかオーラのようなものを感じる。
 こういうのがなるべくしてなったというのであろう。きっとこの人が歌うというだけで、どんな曲目でもいろんな人を集めることができるのだろう。

 こうなると、この人の他の役を俄然見たくなってきた。

 さてさて、CMタイム。 
    僕の高校時代の友人、外山泰三氏がカメラを担当した番組が又々放送されるので興味のある人は見てやって下さいね!。
 ★4月28日(日)22時〜 
   全国TBS系列放送局「世界ウルルン滞在記」
   北原奈々子のイタリア・シチリア島のジェラート作りです。

 「2002.4.24(水)」晴・タイムスリップ

 小田(和正)さんの「キラキラ」が割と長くチャートインしているようだ。
 フジの「恋ノチカラ」の主題歌にもなっていた。これはイントロがとても印象的だ。本当にキラメクような恋のキラキラした感じが良く出ている。

 小田さんも息の長いアーチストである。
 今さら言うのも何だが、オフコース時代の「I love you」を聴いた時は、当時”こんな曲作れる日本人は小田さんしかいない”と思ったものだ。

 ところでNHKが1982年に放映した「若い広場 オフコースの世界」という番組を何とDVDで発売したので迷わず入手した。
 絶頂期のオフコースの「Over」のレコーディング風景を撮影したもので、僕も是非もう一度見てみたかった番組である。あの当時は僕の”なんてったって浪人時代”であった。
 この番組を見た後、勿論「Over」を買いに行ったのであるが、その時にレコード屋(スンマセン、時代めかして)のオネエサンが、「Over」を差し出した僕に対して、”オフコース聴くんですか!、いいですよね!”みたいな感じの、ちょっと浪人男性としては”オレに気があるんじゃネエカ”系の誤解を抱かせるような発言があった・・・・、なんていう今でもシッカリと記憶に残ってるような想い出がある。普通無いよねっ!。ショップのレジのオネエチャンが客の買ったCDを見て、自分と趣味が同じだと言って声かけてくることなんか!・・・ま、別に何も無かったから、今さら騒いでどうということも無いんだけどね。20年も前のことだし。チッ。

 それにしても、こんな一回の番組がDVD化されるなんて非常に有り難いことだ。

 ところで昔のテレビ番組のDVD化が最近は増えて来ている。
 願わくば個人的にこれから出してほしいのはドラマだと、NHKの「銀座我が街」、TBS「寺内貫太郎一家」、日テレ「西遊記」(堺正章主演)、ちょっとマイナーなんだけど 「オレの愛妻物語」という水谷豊と大竹しのぶが出てたのなどがある。
 題名は忘れたがやはり確か日テレで桃井かおりの出てた喫茶店が舞台の”ちょっとマイラブ”みたいな感じの題名だったような気がするが、そういうのもある。
 思い出すとキリが無いが、ともあれ昔のテレビ番組が見れるなんて、それこそ昔に戻れるようで、なんだかとても楽しげである。

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