「2001.10.28(日)」雨・背ラベルダイエット
今日は雨で何となくジメッとした気の日であった。
こんな日は外出できないので今まで敬遠して、やらず終いだった事務作業をするに限る。
そんな訳で未整理だった保存版録画テープの背ラベルを作成し貼付していく作業を本日は行なった。
まず結果として、僕はこの作業にどれ程の時間を要したか、ということをお話しして、この作業がどんなものであったか、なぜ雨の日くらいにしかやる気が起らないのか、ということを思い描いていただきたい。
作業は10:30からスタートし、終わった時に時計を見たら16:30であった。
間に食事や洗濯などを挟んでいるので、まあ1時間のロスがあるとすると、正味大体5時間かかったことになる。
念の為述べて置くと、今回のビデオで最も録画日付の早いものは2001年の6月1日になっていた。本数は24本あったので、5ヶ月で24本だと一ヶ月で大体5本分録画している計算になる。1年で60本か・・・、こりゃ部屋も狭くなるわ(意外な多さに今書いててマジへこみしたりして)。
また別の角度から見ると5ヶ月作業を放って置いたとも言える。
今日のケースでいくと、1時間に5本のラベルしか作成していないことになる。
随分遅かろう、と思われるだろうが、これにはテープの中味の確認作業、などという重要な作業なども含まれていての時間だということをご理解いただきたい。
それから意外に時間をとってしまうのが、ラベルに記述する表題の案出なのである。
ところで当初ラベルは手書きで行なっていたが、数年前からパソコンで作成するようになった。
僕は字が下手なので、パソコンのラベルの方が見栄えがずっと良く気持ち良く、後からビデオを調べる場合の精神的な印象もグッと良くなるからである。背ラベルが奇麗になっているとビデオが雑然と置かれていても手書きの場合と比べて手に取ってみる気持ちに大分違いが出てくるのである。
これで今では数百を数えんとするまでに溜まったビデオを検索する作業も大分負担が減った。
さて、ビデオに録画する際、映画やNBAやライブ映像など標準モードにして1本を使い切る場合もあるが、多くは3倍モードにして録画する。
3倍モードにした場合、120分テープだと、大体6〜10番組程度録画できる。
背ラベルには、これらに録画された全番組名を、できるだけ分かるように記述して行くのである。
そうしないと録画したことを永遠に忘れられてしまう番組が出てくる恐れがある。
しかも番組名だけでは無い。
内容もわかるようにしておかないと、後で何がなんだかワケがわかんなくなってしまうのである。
以前は中の代表的な番組名だけを表記していたが、これをやると、もう後で見たいと思った番組を探す場合にビデオ樹海地獄を見ることになるので、今では必ず全番組がわかるよう表記するようになった。
しかし、あの狭い背ラベルのスペースに、録画された6〜10本位の番組の情報を全て洩れなくわかりやすく盛り込むのは結構困難の伴う作業である。
かくしてここに僕の、スポーツ紙の求人広告並みの極限まで簡略化された緻密かつ精密かつ綿密かつ親密かつ内密かつ・・・ん?、もういいか。
とにかく、こうした労力のかかる銘記作業が遂行されていくのである。
例えば良く録画するモーニング娘。の番組、「ハローモーニング」は簡略化すると「ハロモニ」、となる。
しかしこれでは、後で見た時どの「ハロモニ」かわからなくなってしまうので、パッと見て内容のわかるものにしなければいけないのである。
例えば「さまあ〜ず」がゲスト出演したならば、「ハロモニ(さまあ〜ず)」としておく。
しかし3週にわたってゲスト出演したりする場合もあるから、1週めだったら「ハロモニ(さまあ〜ず1)」などとするのである。
ところが、録画する番組がビデオ1本辺り10番組を越えると、こんな記述でもまだ甘く長すぎる場合が出てくる。
その場合は「ハロモニ」を削って「ハロモ」などとする。時には「ハモ」になる場合もある。
当然「さまあ〜ず」も削る。すると「さま」になる。
こうして結果的に「ハモ(さま1)」などとなる。
どうも魚屋の店先の値札の如き趣が無いでも無いが、こうなってくると、たぶんこのラベルの暗号めいた言葉は僕にしかわからないだろう。
もしかしたら冗談だろう、と思われている方もあるかもしれぬが、結構頻繁に出てくるケースなのである。
「ハローモーニング」は比較的頻繁に録画しているので「ハモ」でも結構わかるのである。
「さま」の独立体では一見何のことなのやらわからぬし、「明石屋さんま」との誤解も生じそうだが、「ハモ」との連携で「ハモ(さま)」で「あっ!さまあ〜ずね。」と、すぐ判別できるのである。
「ハモ(さま1)」でも、まあ良いのだが、さまあ〜ずの出たコーナーが番組の1部分だと、その他にはどんなコーナーがあったのかわからなくなる。そこで他のコーナーに、例えばDr.コパが出ていたならば、「ハモ(さま1コパ)」などとするのである。これで大分オリジナリティが出て後から判別がつき易くなる。
この時注意することは、「コパ」と「さま」の順序を逆にしてはいけない、ということなのである。
これはコーナーの順番が、そうなっていたから、というのでは無く、「コパさま」だと、「コパ」という非常にお偉い方のみが御出演なされたかのように、勘違いしてしまうからである。
それから細かいが「(」も忘れてはいけない。
「ハモさま」だと、新しく始まった、非常に貴重で高価な鱧(はも)が御出演なされるアニメ番組かなどと、勘違いしてしまうからである。
ん?、んなこたないって、そりゃ作っただろって?・・・、ははは、ミエミエでしたかな。
それから例えばモーニング娘。が他の番組に出演、例えばTBSの「うたばん」などに出演していたとしよう。
この時の他のゲストがSMAPだった場合、ラベルは「うたばん(モー娘・SMAP)」などとなる。
これでも長い場合は、「うたばん(モー・スマ)」、或いは「うたばん(モ娘・スマ)」などとする。
モーニング娘。ならば僕は今や「モー」でも充分判別できる。
ラベルに余裕が無い場合は時には「モ」もしくは「娘」だけになる場合すらある。
しかしSMAPを「ス」や「S」だけにしてしまうと僕ではもはや、わからなくなってしまう。
従ってこうした僕にとってそれ程定番では無い芸能人に関しては多少ラベルのスペースを割く余裕を見て置かねばいけない。
しかし「うたばん」のような番組だと出演者がモー娘やSMAPだけでは無いから、他の出演者はどうなるのだ?という指摘がありそうだが、これはこれでも限界までスリム化を図っているので、もう余裕は無い。辛うじて「モー・スマ」で何とか判別できるから他の出演者には涙を呑んでもらうしか無いのである。
とりあえず背ラベルでは省略の憂き目に合うが、上面のインデックスラベルには手書きで且つ小さい文字でシッカリ銘記してあげるので御心配は無い。その代わり忘却の彼方に置かれる可能性は大だが。
ともあれ頻繁に録画する番組は、ある程度の暗号化でもわかるが、たまにしか録画しないものだと、その省略化には、かなりの苦心をする。
例えば「国宝探訪」という番組があったとする。あったとする・・・では無いか。実際あったのだが、これを「国宝」や「探訪」にしてしまうと、類似した名称の番組が他にもあるので、どの「国宝」だか何の「探訪」だかわからなくなってしまう。
結局これは「国宝探訪」にするしか無いのである。
ちなみにこの「国宝探訪」では出雲大社を特集していた。
これも省略できない。
「出雲」だけでは出雲でも広い範囲の史跡があるし、「大社」だけでも確かに出雲大社ということがわかるのだが、僕の場合「出雲」という単語に敏感に反応するので「出雲」は残して置いた方が、あとあと検索には便利なのである。
他に「出大」や「出社」なども考えられるが、「出社」など「どこの会社にだよっ!」となってしまうからNGである。
かくして散々考えた結果「国宝探訪(出雲大社)」とそれ程略さない形で正式登録されることとなる。これでも実際の内容部分は「出雲大社のナンチャラカンチャラ」の「ナンチャラカンチャラ」の部分を全く略したりしているのである。
ちなみに「うたばん」なども結構録画の機会は多いが、それ自体は省略しない。まさか「うた」や「ばん」では、NHKの「みんなのうた」や「料理バンザイ」かと間違えそうだし、「うば」、「たば」、ましてや「うん」などでもこの場合甚だ不適切かと思われる。ここは「うたばん」とするか、せいぜい「うたば」止まりになろう。
こうなると結局「ハロモニ」など僕にとっての定番番組は皺寄せで「ハモ」になったりせざるを得ないのである。
ちなみに今日の「ASAYAN」では「吉澤ひとみセンターヴォーカルへの道」という企画の2回めを放送していたが、これを僕的にラベル化すると「ASA(吉CV2)」などとなる。
確かに他人が見たら全く意味がわからないこととお察しする。
まあせいぜい朝日新聞の吉祥寺販売店か?などと取られるのがオチであろう。
でも僕には大変良くわかるのである。
自分の横っ腹の贅肉を削ぎ落とすのには大変苦労するが、表題のスリム化には成功したゾ、などと密かにほくそ笑んだりする。
しかし贅肉を削ぎ落とせば、あわよくばモテルようになるかもしれないのに、表題をスリム化したところで何らモテることには繋がりやしないことに気づき、ガクッと肩を落とす、私モテナイ独身エトランゼでありました、とさ。 |