Monologue2001-62 (2001.10.22〜2001.10.27)

「2001.10.27(土)」晴・巣鴨監獄道

 東京でも旧街道の路傍には古い庚申塔が残存しているのが時折見受けられる。
 こうした石塔は道標の役割もしており、その記述を見るのも旧街道散策の一つの楽しみである。
 JR山手線大塚から南口を出、三業通りをしばらく行くと、左手を少し入ったところに、東福寺という寺がある。
 この寺の門前にも庚申塔がある。これでこの門前の道が古い道らしいという推測がつく。「らしい」と言ったのは、寺が移転されて来たり庚申塔自体が移転されて来たりということがあるので、その場合は実際の道は、もう少し外れた所にある場合もある。

 この石碑には、左は巣鴨庚申塚へ行く道で、右は大塚道と書いてある。
 巣鴨の庚申塚に行くということは、旧中仙道へ合流することを意味する。
 この東福寺に向かうと、左がJRの大塚駅の方向なので「右が大塚」だと逆なのでオカシイような気もするが、実際昔大塚と言っていたのは、確かに東福寺へ向いてから右方面、すなわち現在の護国寺とか茗荷谷方面を指すので、この石碑通りで良いのである。

 それからこの石碑にはまだ記述が有り、正面から来る道は「巣鴨監獄道」だと書いてある。
 何気なく見ると、ちょっとドキッとしてしまう記述であるが、おそらくこれは後に太平洋戦争のA級戦犯が処刑などをされた巣鴨刑務所、旧巣鴨監獄、通称「巣鴨プリズン」への道を指すのだろう。
 この記述がされたということは、庚申塔自体は明治以降のものらしいということがわかる。
 巣鴨監獄ができたのは明治時代になるからである。

 ところで「巣鴨プリズン」は、どこにあったかご存じであろうか?。
 そこはおそらく東京に住んでる人は、一度は行ったことがある場所であろう。
 行ったことが無くても名前は聞いたことがあると思う。
 それは池袋のサンシャインビルのある所である。
 僕も東京に来て西巣鴨に住み、最初にそれを知った時は「うわっ、恐っ!」などと思ってしまったが、今では妙に「巣鴨プリズン」という名に親しみすら覚えつつある。
 ちなみに僕はそんな訳で学生時代、サンシャインビルを、いつも北側から仰いでいた。
 僕は個人的にこの側を「裏側」と称しているが、このサンシャインの「裏側」の見える地域に、僕は少なからず親しみを覚えるのである。

 さて先述の「巣鴨監獄道」、今は途中で消えてしまっているようで、よくわからないのだが、僕が常日頃謎に思っている東池袋の「日ノ出商店街」が位置的にも、もしかしたらこの「巣鴨監獄道」なのでは無いか、などとフト思ったのである。
 勿論、当てずっぽで実際はどうかわからぬが、もし当たっていたら長年の疑問が晴れて大変嬉しい。
 こんなように石碑一つから、いろんなことが展開されてくるので面白いのである。

「2001.10.26(金)」晴・NBAまにあ

 もうすぐ今年のNBAも開幕間近であるが、TBSで又NBAの情報番組「NBAまにあ」というのが始まってくれた。
 今度のやつは、なんと吉本のDondokodonのぐっつぁん(山口智充)が出てたりして、ちょっと趣向が変わっているので、見ている方は楽しめそうである。
 相変わらず放送時間帯が遅いので、それが玉にきず。

「2001.10.25(木)」晴・花は愛

 NHKの「おしゃれ工房」という番組を見ていたら、それに出ていた栗原佳子さんと言う人が、何気に「愛は花によって伝染する」ということを何かで聞いたと言っていた。
 僕は、ああ!そーかっ!と、ハッとしてしまった。

 僕の愛読書「聖なる予言」には、エネルギーを回復する為に、植物の美しさに焦点を当てろ、というようなことが述べられている。こうすることによって愛の波動と波長を合わせ易くするのである。

 僕は「だからかあ〜」と妙に納得してしまった。

 確かに美しい花を見ていると、暖かい気持ちになれるもんである。
 良く沿道に植えられている鮮やかな花や、造園業者の店先に並べられている色とりどりの花を見たりすると、心が洗われる時がある。

 つまり「美しい花」は「愛」の象徴、権化なのだ。
 大体にして、花が持っている思想と言うのは、美しい姿で我々を清らかにしようというところや、厳しい環境でも健気に咲く力強い精神とか、我々を啓発し創造的な態度に導くところや、言うなればそれは「神の御業=愛」では無かろうか。
 きっと、花は「愛のパワー」によって、地球から産み出されて来ているのだ。
 つまり「美しい花」は、僕等がそれに焦点を合わせ、そうすることによって僕等に「愛」を意識させる為に存在している、ということなのだ。

 普段飾りの一種くらいにしか花を意識していなかったが、こんな重大な任務を花達が負っていたなんて、私モテナイ独身エトランゼ、今まで気にも掛けず、まことにお恥ずかしい限りであった。
 これで花に対する見方が全然変わってしまっただよ。はい。

「2001.10.24(水)」晴・雷の夢

 夢に、ある程度予知的な意味合いがあるのは、僕にとって今や確信となってきた。
 と、言っても雷の夢だけであるが。
 この雷の夢は、意識し出してから、ほぼ100%当たっている。先日もバッチリ当たった。
 僕の場合雷の夢を見ると、仕事で必ず避けられないトラブルというか、理不尽で突然発生的な事態が発生し、感情的にダメージを受ける。
 ここでポイントとなるのは、起った出来事が本当に雷のように突然来る災難で、自分では避けられない、ということなのである。

 こんなことなので当初は雷の夢を見ると、ビビってしまって手のつけようがなくブルーになってしまったりした。
 ところが最近は、実際に事態が起こると「成る程、これで雷というわけね・・・納得」などと妙に感心してしまう自分がいるのに気づき始めたのである。
 勿論、嫌な感じは100%拭い切れないが、結局実際の雷もそうだが「自分が起こしたミス」では無く、不可避の自然災害、まあ、とばっちり、というか、過ぎ去るまでジッと静観するのが一番、というのがわかってきたからである。
 雷の夢の意図は、ひとえに僕をビビらせ「感情をダウンさせる」のが目的なのである。
 だから、僕は「感情をダウンさせない」ようにすれば良い、そう気づいたのである。
 しかも「夢に出て来た」ということは、僕にとってのシナリオに合致した、言わば運命的な出来事、僕の道にちゃんと合致した出来事、起こるべくして起った出来事、なので、普段道を外れ易い僕にとっては、むしろ「この道で合ってたのね」と安心させてくれさえもする位にまでなってきたのである。

 夢判断の難しいところは、どれがそうした予知的なものなのか、はたまた別な種類の夢なのか?区別がつきにくい、ということがある。
 それから個人によって象徴にも様々な違いがあるし、象徴を意味づけるには、毎日記録をとって、毎日実際の生活事象と照らし合わさなければならない。こういう作業は毎日続け、クセになるまでしなければいけない。正直なところ、そういう余裕は今のところ無いのである。
 だから最初は、印象に残る夢から、少しづつやっていくのがいいのであろう。
 それが僕の場合「雷の夢」である。

  ところで、また宣伝であります。 
  僕の高校時代の友人、外山泰三氏がカメラを担当した番組が放送されるので興味のある人は見てやって下さいね。 今回はフランスロケですぞ。
   ★TBS系列「世界ウルルン滞在記『フランス、誇り貴き樽職人に丹直樹が出会った!』」 
    10月28日(日)22:00から23:00

「2001.10.23(火)」晴・情熱足りん

 今日はフジの「傷だらけのラヴソング」を見た。
 同じ音楽好きとして、思わず、行けっ!吉村!と力が入ってしまったが、劇中その吉村浩輔(高橋克典)が、未来(中島美嘉)に、自分が音楽界を追放された過去を話している時に、自分の大切なもの(音楽)を失ってもそれでも人間は生きている、と言った後自嘲気味に「喰って寝て・・・、喰って寝て・・・、喰って寝て・・」と言っていたのが非常に印象的だった。
 僕ならさしずめ「喰って寝て、喰う為に働いて・・・、喰って寝て、喰う為に働いて・・・、」である。

 それにしても、僕は自分が信じるものに本当に一生懸命情熱を傾けたことが今まであったのだろうか?、と、自問自答したくなった。
 今の漫然とした生活は、何かやはりどこか間違っているような気もしてきた。
 情熱・・・、足りん、そういえば今一番僕に欠けているものだ・・・。
 情熱・・・、そうだよな、成る程な・・・。

「2001.10.22(月)」曇後雨・とりとめなく

 今度のモー娘。の新曲「Mr.moonlight〜愛のビッグバンド」は、ようやくヨッスイー(吉澤ひとみ)がセンターになった。
 実は僕は今までモー娘。のCDを買ったことが無かったのであるが、今度のは初めて購入することになりそうだ。
 昨日のテレビ東京のMUSIXでは早速TV初披露だったが、ヨッスイー、プレスリーテイストで絵になってたにゃあ〜。
 ビデオで撮って何度も見返しちまいました。
 あんなのが出来るなんて、今はモー娘か宝塚かってなもんでさあ。

 さてフジテレビの「アンティーク」を見たら結構コミカルな部分が面白く、ミスチルの歌も効果的で、かつての「不揃いの林檎たち」でのサザンの曲の感じを思い出させてくれた。
 ちなみにケーキ屋「アンティーク」は、イイ男ばかり取り揃えているが、女性はああいうのだと、かなり嬉しいのだろうか。

 昨日「シックスセンス」を見て、ふと思ったが、「聖戦」の名の下に命を落として行った人達は本当に納得し、あの世に行っているのだろうか?。ちゃんと成仏しているのだろうか?。非常に気になる。

back to ●Monologue Index
back to●others
back to the top