「2001.8.14(火)」曇後晴・今週の悟り
若い頃「悟る」ということは、何かある日突然啓示を受け、それ以降はスーパーマンのように絶対的な揺るぎ無いかのような強い人格を持った人間に生まれ変わることなのだというイメージを持っていた。
僕は今までどのような小さい悟りがあったか、通帳に未記入だった為「おまとめ」され合算でしか金額が、いや失礼、悟りが把握できなくなってしまったようであるが、貯蓄と明らかに違うことは「決して減らない」ことである。
残高は減らないが、その代わり利子も無い。
更に「悟り銀行」は年中無休である。
まあ悟り銀行の安心できる点は、強盗などが来たって盗まれることは無いことである。
* * * さて、無駄話はこれくらいにして、そんな近頃の僕であるが、今日は僕の「今週の悟り」をご紹介しよう。
不本意な職業に就いていると、正直なところイライラが募るケースも多く、時には予期せぬ出来事が業務遂行を妨害したりして、遂行意欲を甚だしく減退させたりすることが非常に多かったりするもんである。
それよりも大事なのは、その職業に従事している時に自分が「どんな風に感じているか」「どんな感情が沸き起こっているのか」「どんな風に感じているか」「どんな思いを抱いているのか」、そうしたことを客観的に把握すること、そちらの方がずっと大事なのでは無いか?、そう思えて来たのである。 更に不本意な職業のようにプレッシャーのかかる、ある意味「逆境」に置かれた時に「自分がどんなリアクションをとる人なのか?」「自分がどういう態度をとる人なのか?」、そうしたことを「知る」事の方がよほど大事なのでは無いか?そう思えて来た。
|
「2001.8.13(月)」曇・哀しいライブ
生理現象は、こちらの望む望まざるに関らず、得てして突然やってきたりするもんである。
僕は電車内でガムなどを噛んでいた際、その咀嚼時に少しづつ口内奥に蓄積していた唾液群が、何かの弾みで突然どっと気管支方面に流れ込んでしまい、激しくむせかえす、ということをしばしばやらかしてしまう。 こんな時の咳は、全く自分では止められない。 自分の身体は全く外的侵入に素直に生真面目に反応し、自分達の仕事を清々とコナシているだけのようであるが、外側では大変なことになっちゃっているのである。 突然何が始まったんだというような激しい咳の連打が「ウエッホン!ウエッホン!」などと始まる。
こんな時は吊り革なんぞに捉まっていたら最悪である。
しかし運命はそれを許さないのである。
更に悪いことに、この「むせかえり+えずき」は、何だか異常に体力を消耗する。
* * * 電車内に限らず会社の中などでも突然「ウエッホン!ウエッホン!」などと、中々鳴りやまない咳と共に誰かの哀しげな単独ゲリラライブが始まってしまうのを良く耳にする。
|
「2001.8.12(日)」曇・冷蔵庫無くとも
冷蔵庫が壊れ、はや二ヶ月近くが過ぎようとしている。
ここで一句。
|