矢田亜希子嬢が出て来る森永キャラメルハイソフトのＣＭに「旅に森永ハイソフト」というフレーズが出て来る。
　なかなかこのフレーズしっくりくる。
　かく言う僕が実は前々から「旅に・・・」程でも無いが、良く電車やバスの中、街中などで、このハイソフトを食することが多かった。
　それも抹茶味のやつが多い。
　キヨスクで手軽に入手でき、活動エネルギーの補給、更に多少でも空腹感を満たせるこの菓子は、街の散策時等には割と重宝させていただいている、という訳なのである。
　え？本当は矢田ちゃんがイイんじゃないかって？
　うーん、そーとも言う・・・ような。言わないような・・・。

　街中や道を歩いていると、フーンなどと鼻歌を歌っている人を良く見かける。
　何の歌か判別できる時もたまにあるが、大抵は何を歌っているかサッパリわからない。
　大抵はその歌の歌唱者本人の即興オリジナルであることが多い。
　大抵はこれらの歌を聴いて、なんて素晴らしいんだ！と感動することはまず無い。
　むしろ、その曲の不協和的な旋律に対する不快感、不明瞭な歌詞に対するもどかしさから派生した苛立ち、時と場をわきまえない無礼などに対する軽蔑の念、などなどを抱くだけであろう。

　鼻歌は広辞苑によると「（気分のよいときなどに）鼻にかかった小声でうたうこと。また、その唄。」とある。
　鼻歌は時に他人には不快感を与えると述べたが、これが殊ビートルズ級になってくると話は違って来る。
　鼻歌のような歌い方をしていても、歌詞が不明瞭でも、全然それが不快では無く、むしろ非常に深い感銘すら与える。
　さすがワールドワイドクラスだ、などとつくづく感嘆するばかりである。

　例を挙げるとビートルズ時代では無いが、ジョンレノンがソロになって晩年に発表した曲「ウーマン」などは、前半のサビの部分などは「Woo」とか「do」或いは「Well」などでほとんど押しまくっている。まあ、日本で言えば鼻歌的な歌い方なのである。

　ところがこれで聴かせるのである。
　これで充分曲として成り立っているのである。
　要するに「サビ」という、曲の命のような部位は、なんと歌詞は無く（最後にI love you・・・と、ちょっと出て来るが）メロディとハーモニーとヴォーカルでグイグイと聴かせられるように作られているのである。
　このサビには言葉がいらないのだ、とバカボンのパパチックに言わんばかりなのである。
　かくしてジョンの歌う鼻歌は世界を魅了してしまったのである。

　毎年２〜３月になると、アメリカではグラミーやアカデミーなどの華やかな賞の授賞式が行われ話題になる。
　一方モテナイ独身エトランゼである僕のみすぼらしい庵でも、先日ヒッソリととある賞の受賞が行われた。
　この賞一体どれ程の権威があるのか、という話になると、少々お茶を濁したくもなり、更にその賞を受賞して何かメリットがあるのか、と言われて、正直何もメリットが無い、と今のところお答えするしかなく、じゃあ一体何の為の受賞か？という話になると、ハッキリ言って自己満足としか言いようがなくなるのであるが・・・でも、授賞するったら、授賞するのっ！！（また始まった。得意だね）。

　一体何の賞なのか？と懸念を抱いた方もあろう。
　ハッキリ言おう。
　「功労賞」である。
　随分勿体ぶった割には普通じゃん、などと思われた方もあろう。
　正式に言えば「モテナイ独身エトランゼ支援功労賞」となる。
　この賞はモテナイ独身エトランゼ界ではかなりの権威が有り、「オスカー」に対抗し、俗に「ヒクカー」などと呼ばれている（し〜ん）。

　今回その栄えある「ヒクカー・功労賞」を授賞された御方はかの有名な「のり弁当」氏、通称「のり弁」である。
　氏におかれては、長年の我々モテナイ独身エトランゼに対する献身的な支援活動の実績を称え、今回の栄えある受賞と相なった。

　氏の活動報告によれば、氏は我々が給料日前で財政の逼迫した時期においても「心配すんな俺がいる」的心情すら伺わせる良心的な値段、更に弁当界においては最下級レベルとも言える低価格でありながら決して貧素に堕すことは無い適度なボリューム感で、確実に我々の空腹感を満たしてくれた、という素晴らしく涙ぐましくもある実績を残している。

　氏を構成する最も主な要素としては当然「海苔とかつおぶし」があり、その他、助さん・角さん、もしくは桃太郎の猿・雉・犬に匹敵する、伏兵的な役割を担うものとして「白身フライ・ちくわ揚げ」がある。
　少し昔の報告ではあるが、都内の一部の弁当販売店においては、この伏兵に更に「コロッケ・鳥唐揚げ」がついてそれで３００円代という驚くべき低価格を実現していた店もあり、この一件においても「のり弁当」氏の受賞は至極当然のことともいえることが良くわかる。

　氏のヴィジュアル的側面においては、その形状は無駄が無く実にコンパクトにまとまっており、まさに弁当の根源的な姿態すら彷彿させるものがある。まさに「弁当の父」と言っても過言では無かろう。
　しかもその無駄を省いたシャープな形状にも関らず、その実質的なボリューム感は他の弁当と比べても遜色は無い。「大盛り指定」をしてしまえば十分満足条件を満たす量にも対応可能という柔軟性もある。
　その氏の持つ根源的思想には実に「庶民への愛」すら感じられ、近くローマ法王も「のり弁当」氏への授賞に積極的に動き出すのではないか？という情報をとある信頼できるかどうかは疑わしい事情通の親戚の隣のタバコ屋のオバチャンの知り合いのお爺さんから聞いたような気がする、と知人が夢で見た、という話を他人から聞いた。

　ところでせっかくの受賞であるが、肝心の当方に現在報奨金などを贈呈する余裕が無い為、今回「のり弁当」氏には「栄誉のみ」受賞していただくことでご勘弁願った。
　とりあえず当方このままでは申し訳が立たぬので、まあ今後も「のり弁当」氏の購入継続に尽力していきたい所存でもある、ような、無いような・・・。

　今日はＮＨＫのドラマ「陰陽師」を見た。
　安倍晴明に興味が無いことも無かったが、私モテナイ独身エトランゼとしては「本上まなみの和服姿」に強烈に惹かれるものが有り、ついついチャンネルを合わせてしまった。
　不純ですな。相変わらず。

　疲れた時などにギターをボロンとつまびくと結構癒されるもんである。
　別に難しい押さえ方をしなくても良い。
　小学生でも押さえられるようなDmaj7など最適である。
　Dmaj7は下から３本の弦を２つ目（のフレット）で人差し指一本で一遍に押さえる。
　それで下から４本をボロロンと弾くのである。

　ちゃんとチューニングされたギターならば更に心地よい。
　僕の今所持しているギターはいわゆるクラシックギターと呼ばれているナイロン弦のギターである。
　このギターは暖かみのある大層心地よい音がする。

　若い時にはギターの音で心が癒されるとかどうだとかいうことなど全く意識してはいなかったが、段々いちいちそういうことに敏感になってきだしたようである。
　一応心のひだが年と共に増えてきたてなとこであろうか。

　ギターで心も癒されると書いたが、それは思いがけず深い場合もある。
　僕は今まで長いことやっておらずブランクがあったギターを、最近ブラジル音楽に興味を持ったのがキッカケでギターを購入し、また始めるようになった。
　それでブラジルのボサノヴァの曲などを練習したりするようになった。

　ところでアメリカのロックバンド、シカゴの往年の名曲に「愛ある別れ（If You Leave Me Now）」という曲がある。
　大分昔にこの曲の伴奏をギターで弾いてみたいなと思いチャレンジしたが、その当時は細かい所のコード（和音）になると難しくて音が取れず、次第にイライラしてきてしまい結局ギターを投げつけ（・・・というのは冗談であるが、その位の勢いで）敢え無く挫折してしまった。

　そういえば「愛ある別れ」は割とボサノヴァテイストの曲だったよな、ということを先日ふと思い出した。
　もしかしたら今なら又ちょっと新しいコードを覚えたので、耳コピー（楽譜を使わずＣＤ等を聴きながらどんな和音か判別していく作業）ができるかもしれん！。僕は直感に心躍った。

　早速試しに「愛ある別れ」を聴きながら一からもう一度耳コピーをしてみた。
　そうしたらなんと音が取れるでは無いか！。音がコード（和音）が容易に取れていくのである。
　どうやらやはりボサノヴァのコードを練習していたのが役に立ったらしいのである。

　僕は一通りコードが取れた後で、ＣＤをかけながら一緒に弾いてみた。
　そしたら合ってる合ってる！。もちろん演奏はド素人であることに違いは無いが、レコードの波長とギターの波長が、どうしても取れなくて苦戦したBbm7b5〜Eb7b9という和音の箇所などでバッチリシンクロしているのが感じ取れると、まるで自分がシカゴのレコーディングに一緒に参加しているような気にすらなってくる。

　その内、オレ今「愛ある別れ」弾いてるんだ・・・などと思いながら弾いてくにつれ、ついに感極まってきて目がウルウルしてきてしまった。
　オレ「愛ある別れ」弾けてるんだー・・・。あの時全然弾けなかったのにな・・・弾けたよオイ・・・オイオイオイ・・・。

　感動というものはもっとドラマティックな環境において演出されるべきもので、こんなモテナイ独身エトランゼの薄汚いアパートの一角なんぞでギターを抱えたみすぼらしい青年が感動に浸ってしまうなどとは思いも寄らなかったが、ギター一本で自分が感動（愛）の状態になれるなら、ギターは安いもんかもしれないな、などと思う今日この頃であった。

・　都営大江戸線が再来年から現在の光が丘から埼玉の志木まで伸びる。
　それに伴い路線の名称も新たに「カントリー娘。に石川梨華（モーニング娘。）」に習い「大江戸線。に志木（埼玉県。）」になるそうである。

・　現在メッツの開幕ベンチ入りも決まり、自家用愛車のフェラーリがオークションで４２００万円で落札されたりと、段々追い風が吹き始めた新庄選手。
　一方マリナーズのイチローは、それなりの活躍を続けているが、このままだと話題は新庄に持っていかれそうな気配もある。
　そこで思い切って現在のイチローは新庄に習い「スズキ（ＳＵＺＵＫＩ）」に改名するらしいとの噂もでている。

・　ＴＯＴＯの導入で再び盛り上がり始めたサッカーであるが、こうなると当然勝敗予想に科学的なデータ解明をするものも出てきたりする為、その的中率が高くならないよう、調整、すなわち八百長試合が行われるのでは無いかという懸念が出ていたが、ついにそれが現実となった。
　疑惑が出たのは昨日のセレッソ大阪と鹿島の試合。
　試合は引き分けに終わったが、鹿島のビスマルクは故意に運動量を落としセレッソと同等のレベルまで全体の攻撃力を落としていた。一部ではビスマルクが協会から多額のリベートを貰っているとの話も出ている。

・　最近役者づいている長嶋監督の御曹司一茂であるが、そんな息子の活躍を見て触発され黙っていられなくなった父茂雄。
　今年ジャイアンツが優勝できなかった場合は自分も役者に転向するとの意向を先日発表した。
　監督は三谷幸喜氏などの名を挙げ、自分だったら古畑任三郎のような刑事物に挑戦したいとの意見を述べた。
　もうすぐ事件現場で腕を組ながら「う〜ん、どーでしょー」などという長嶋監督を見ることができるかもしれない。

・　私モテナイ独身エトランゼもついに今年の秋結婚が決まった。
　これでモテナイ独身エトランゼは卒業し「モテル既婚ジェントルマン」と改名することになりそうである。

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　以上、本日エイプリルフールだけに、非常にベタで申し訳ないが嘘八百並べ立てさせていただきました。
　悪しからず。