「2001.2.23(金)」晴・具体と抽象
面白い話を人にする時は、長い前振りをして、最後にオチを言う。
ところが、こういう手法で話をすると疎まれる場合もある。
例えば得意先との商談が不成立になった時、それを上司に報告する場合
やはりここは
それから、まだある。
ビジネス社会では納期を延ばさざるを得ないなんて時には
ところが抽象的にしてしまうと
具体的にするとおかしいのは詩の世界などがある。
かようにかくもビジネス社会と芸術は両極的な位置にいる。
例えば納期を延ばさざるを得ないなんて時には
・・・有り得ないか・・・。 |
「2001.2.22(木)」晴・せぬはよきなり
優柔不断の者にとってはまことに一助となる言葉が徒然草第98段にあった。
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「2001.2.21(水)」晴・Remember
青い透き通った空を見ると、なぜ昔を思いだすんだろう?と思う時がある。
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「2001.2.20(火)」晴・海外からの便り
昨日外国からのエアメール体裁を施した郵便が我が庵に配達されてきたのであるが、まあこれがいかにも怪しげな書状で、逆にこんなインチキメールを良くも出すことができるもんだと返って感服してしまった程であった。 そもそもまず封筒に差出人が書いていないのから出会い頭一発目の怪しさを醸しだしてきた。
次に宛て名であるが、これがまた、どうするとこうなるのでしょうか?というくらいにオカシナことになっていた。
それにしてもよくもまあこれだけデタラメな手紙が、我が家まで届いてきたもんだと、あきれ驚くばかりであった。古語風に言うと、いとあさまし、であった。
この書状、内容はこうしたインチキメールにありがちな一攫千金ものの勧誘メールであった。 曰く「理事会が貴方を選んだ云々・・・」
そこにはどうとでもとれるようなインチキ美辞麗句の数々が謳われていた。
この書状の出元、一応オーストラリアということらしい。
このように怪しい箇所を挙げていったらキリが無いのであるが、実に味わい深い留めをさしてくれたのが会長の言葉と称された一文で、それはこういう文章で締めくくられていた。
そんな奇怪づくしのこの書状であったが、ここまで来ると僕の心情も、煩わされた怒りや軽蔑を通り越し、オモロイネタありがとう、という感謝に変貌していったのであった。 |
「2001.2.19(月)」晴・プチフィクション
ここ数年このHPも含めて折りに触れ日記をつけるようになったのであるが、過去のを振り返って見てみると面白いことに気づく。 例えば当時何かを避けていたとして、現在はその理由がとても単純な理由(単に恐かったとか嫌いだったとか)で避けていたのがハッキリわかるのに、当時の日記を見ると、そういう理由では無いかのように、アレコレと饒舌に記述している。
数年立つと、その言い訳も忘れてしまい、本当に心底あった思いだけが今でも自分の内に残っているので、大変正直な気持ちになって当時を振り返ることができる。
たぶん言い訳というのは脳の表面的なところで考えるようなその場しのぎの理屈なので、時間がくれば消えてしまうものなのだろう。
僕自身なるべく自分に正直ではいたいが、後から「言い訳=プチフィクションの記録」を読むのも結構面白いな、と思っている自分もいる。そう、きっと記録しておかないと消えてしまうだろうからな。 |