Monologue2001-10 (2001.2.12〜2001.2.18)

「2001.2.18(日)」晴・鎌倉街道日記(2)

 埼玉高速線の開通を待てず(3月28日)、鎌倉街道中道の埼玉県川口〜鳩ヶ谷ルートを辿ってみることにした。 

 (鎌倉街道日記こちらに移動しました)。 

「2001.2.17(土)」快晴・バリアフリー

 バリアフリーという言葉が最近何かと出て来るが、モテナイ独身エトランゼ側からもバリアフリーしてもらいたいケースは、多々ある。
 テレビや雑誌で紹介するようなオシャレな店、有名な観光地・リゾート地、流行りの恋愛映画を上映している映画館・・・などと数え上げたら切りが無い。
 映画館などいっそのこと「モテナイ独身エトランゼデイ」を設けて半額にでもしてもらいたいくらいである。
 でもそんなデイがあっても、誰も行かなかったりして。てゆーか、僕自身そんなデイちょっと願い下げである。
 ここでモテナイ独身エトランゼの屈折した何の得にもならないプライドが顔を出す。

 普通バリアフリーを要求する側はお互い結束し、お互いを理解し合い共感し、そしてバリアフリーを推進していく原動力になっていくもんである。

 ところがモテナイ独身エトランゼの場合、事情はちょっと違う。
 モテナイ同士お互い結束するということが余り無い。
 のみならず、あまつさえお互い憎み合い、僻み合い、嫉妬し合い、お互いを引きずり下ろそうとすることすらある。
 モテナイ独身エトランゼは、いい加減で自己中心で神経質で傷つきやすく扱いにくい。モテナイくせにこだわりが沢山あるので困ってしまう。
 更に少しでも他人がモテようもんなら一斉に非難の矢を浴びせまくる。「可愛い女性」という貴重な資源を何とか確保しわが物にせんと、熾烈な奪い合いを繰り広げたりする。
 自分より更にモテナイ人間の話などを聞いて「良かった、オレより下がいて」などと相手の心中など全く考えず、下ばかり見ることで自分を納得させ、いつしか向上することを忘却してしまうのである。
 結束力など甚だ弱い。

 だからモテナイのである。
 だからお上も「いけねえ、いけねえ、うっかりモテナイ独身エトランゼをバリアフリーにしちゃ、何しでかすかわからねえ、あぶねえあぶねえ」などと、モテナイ独身エトランゼが野放し状態で我が物顔に蔓延るのを規制しているのかもしれない。
 モテナイ独身エトランゼがバリアフリーを要求しても「あんたたちは一番フリーになっちゃいけないの」と言われそうである。

「2001.2.16(金)」晴一時曇風強・心強い味方

 またまたモー娘の話になって恐縮だが(いい加減卒業なさいとの声有り)、木曜深夜のテレ朝の番組で「T×2Show」という番組があり、昨日中澤ゆう子嬢が出演していた。この番組のMCは吉田拓郎氏とアルフィーの高見沢俊彦氏で、それでTが2人でT×2ということらしい。

 ここで拓郎氏がモー娘を評して”最初は何なんだと思ったが、今ははまっている、次が楽しみ”とか”今はワンフ(ファンを逆にした業界風言い回し)”などと言っていた。

 僕はホッとした。
 仲間がいた、と。
 しかも「あの拓郎」が、である。
 こんなに心強いことは無い。
 ソニーやゼネラルモータースやマイクロソフトがスポンサーになってくれたようなもんである。
 拓郎といったら若い人はわからぬかもしれぬが、かつては新生代の旗手、若者のカリスマとしてその賛辞を欲しいままにしてきた存在である。
 その拓郎がモー娘が好きだなんて・・・、本当に良かった。これで少し肩身が広くなるてなもんである。

 ところで中澤ゆうちゃん、最近益々メグライアンっぽくなって、ちょっとコメディドラマでもやってほしいなと思う。

 ちょっと話はそれるが「岡あゆみ」ちゃん、いいですな。しばらく眺めていたいような可愛らしい娘さんである。

「2001.2.15(木)」晴・月刊井川遥

 コンビニで雑誌の置いてある棚に「月刊 井川遥」なる冊子が置いてあった。
 これはアデランスの宣伝でもお馴染みの井川遥嬢の写真集なのである。
 最初は購入の意志は無かったが価格が667円とお手ごろだったのと、出たばかりらしく新品のが数冊置いてあったので、つい購入してしまった。

 「月刊 井川遥」をカゴに入れレジの前に並んでいると、若い女性が僕の前を通り過ぎる際に僕のカゴの中の「月刊 井川遥」を見、その後その持ち主の顔を確認するように僕の顔に一瞥を投げた後店を出ていった。

 非常に気になる。
 あれはどういう意味の一瞥だったのか?
 「あーあ、いい年こいたオッサンが、ミットモナイ」の意だったのか?はたまた
 「たぶん独身一人暮らしよ、この人」の意だったのか?はたまた
 「井川遥好みか・・・、ムッツリスケベタイプ」の意だったのか?はたまた
 「こういう本誰が買うのかと思ったけど、こういう人が買うんだ、キモワル」の意だったのか?・・・。

 いずれにしろ「まあ!『月刊 井川遥』堂々と買うなんて、なんて素敵な御方!!」で無いことだけはどうやら確かなようである。

「2001.2.14(水)」雪後晴・遥か未来に?

 クローン人間などというものが可能になって来ると、もっと何百年何千年も先には人間の複製が誰でもお手軽にできてしまうようになるかもしれない。

 例えば人間の素を乾燥させて置いて、お湯で戻して人間にする「乾燥人間」もしくは「ふえる人間ちゃん」。
 カップにお湯を注いで3分立つと人間が出来上がる「カップ人間」「日清ごん人間」などなど。
 「カップ人間」は3分たったら、湯注ぎ口よりお湯を捨て湯切りするのだが、その際誤って中身の人間も排水溝に流してしまわないように。(ここでムンクの「叫び」のような顔をしたカップ人間が排水溝に「あ〜れ〜っ!!」などと言いながら流れていく絵が入る)。
 「カップ人間」の出来上がりを待ってる間、電話などが掛って来て、つい話し込んでしまい「カップ人間」のことをすっかり忘れてしまう、などというようなことがくれぐれも無いように注意しよう。「カップ人間」は中の水分を全て吸収し尽くし、ふやけきって伸び切った全く使い物にならないオバケカップ人間になってしまうことであろう。

 「カップ人間」では物足りない人は、ほかほかチェーンに赴き「ほかほか人間」を購入すれば良い。
 大盛りは50円増し、トッピングで「のり人間」「明太子人間」「のり明太から揚げ人間」などもできる。
 店によっては曜日ごとに「日替わり人間」を用意している所もあると聞く。
 ウーロン茶の缶とセットで購入すると50円引きになる。
 30分前に電話予約しておけば、あらかじめ作っておいてくれるので行ったらすぐ出来立ての「ほかほか人間」を入手できる。
 家族や友人などのパーティー用に「徳用ほかほか人間ディナーセット」もあり、3000円からご用意できる。

 お手軽人間はもちろんお近くのコンビニ等でも購入できる。
 その際温めてもらうこともできる。「こちらのお弁当と人間温めますか?」「人間の方だけお願いします」などという会話もあちこちで聞かれることであろう。
 その他「玄関開けたら2分で人間」やレンジでチンして作る「ニッスイの冷凍人間」などもある。

 それから電話注文してから必ず30分以内で持ってきてくれる「宅配人間」なども忘れてはいけない。

「2001.2.13(火)」晴時々曇・パスネットカードの裏

 東京近郊の私鉄や地下鉄に1枚のカードで乗れる「パスネット」であるが、このカードの裏を良く見たらちゃんと何日にどこからどこまで乗ったかというのが記録されていて、これは僕のような者にとっては助かる計らいである(今日は1文で収めて見ました)。

「2001.2.12(月)」晴後曇・鎌倉街道日記(1)

 鎌倉街道日記こちらに移動しました。

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