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Controlled Bleeding Special

なんとなく懐かしくなってControlled Bleedingの持っている音源を全部 聞き直してみることにしたので、ついでに特集としてレビューしてみたい。 なお、おすすめ度はノイズという観点からつけたもので決してディスクの 善し悪しではないことをお断りしておく。


"Body Samples"
(Dossier, , LP, 1985) PL, JP, CM
初めて聴いたとき「なんてうるさいんだ!」と思ったものだったが、 今聴くとそんなにうるさく感じない(ノイズを聴かない人にはとっても うるさいと思うけど)。それよりもハーシュノイズ一色だと思い込んで いたのが、実はそうではなかったことがわかって儲けた気分。ハーシュ もあるのだが、現在のCBを思わせるようなものもあったり、もろインダ ストリアルノイズなものもあったり、エレボデなものもあったり、と今 後のCBが展開してゆく基本がすべてここにぶち込まれていた。これは傑 作だ。聴くべし。(Nov.21,1997)
おすすめ度:★★★ ハーシュ度:★★ 音響度:★★

"Curd"
(Dossier, , LP, 1986) PL, JP, CM
あれ〜Curdってこんなんだったっけ〜?後のGilded Chambersに続く かのような環境音楽。しかし環境音楽になりきっていないのはJoe Papa のボーカルや音の使い方のせいだろう。音響系の始まりみたいなものだ が音響系ファンには絶対受けない。今流行の音響系よりも泥臭いからだ。 音響インダストリアルノイズとでも言おうか。(Nov.21,1997)
おすすめ度:★☆ ハーシュ度:☆ 音響度:★★★

"Headcrack"
(Sterile, , LP, 1986) PL, JP
Chris Moriartyがいない作品。どうも締まりにかけるというか騒音の 垂れ流しというか、物足りない。確かに金属的なノイズなども聴けるのだ が緊張感が感じられない。メロディーのループを多用する曲が多い。これ はJoe Papa色が濃いのか、それともPaul Lemos色なのか?B面はちょっと 音響派的な展開をするが、どちらにしても面白みに欠ける作品。 (Dec.9,1997)
おすすめ度:☆ ハーシュ度:★☆ 音響度:★

"Between Tides"
(
Multimood, , LP, 1986) PL, JP, CM
聴いていると、ハーシュノイズ、ミニマル、テクノ、音響派、アシュラ テンペル、ジャーマンロック、ロバート・フリップなどという単語が頭の中 を通り過ぎてゆく。これだけの単語でどんなものを想像するかわからないが、 私の頭の中はそうだった。初めて聴いたときはそうは思わなかったが、これ はいいぞ。傑作。でももしかしたら手に入りにくい?(25,Nov.1997)
おすすめ度:★★☆ ハーシュ度:★ 音響度:★★☆

"Halved"
(Placebo, , LP, 1986) PL, JP, CM - split w/Maybe Mental
ミニマルなループサウンドで構成された曲。はっきり眠くなってしまう。 よくわからないが、どうもChris Moriartyの影が薄いような気がする。 Chris Moriartyはソフトバレエの藤井麻輝のようなものか?(なんか 全然わからんたとえだなあ) (Dec.9,1997)
おすすめ度:☆ ハーシュ度:なし 音響度:☆

"Core"
(Subterranean, , LP, 1987) PL, JP, CM
これはもうノイズの分野を出てしまっているように思える。かと言っ て他に説明できそうな分野はない。メロディループの上にキンキラキンの 音が被さっているミニマルポップインダストリアルミュージック、という ような訳のわかったようなわからんものしか思い付かない。ただ作品とし て評価するなら、体が熱くなる何かがある。CBならではのアルバム。 (Nov.21,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:☆ 音響度:☆

"Songs From The Drain"
(Dossier, , LP, 1987) PL, JP, CM
これはなかなかいいかもしれない。ノイズという観点から見るとちょっと もの足りないかもしれないが、インダストリアルあり、音響作品あり、ポップ な作品はあり、Joe Papaの歌声はあり、全体的に締まった印象を受ける。この あたりの年代のものを聴くのなら、これはお勧めの1枚。CDも出てるんじゃ なかったっけ? (Dec.10,1997)
おすすめ度:★★☆ ハーシュ度:★☆ 音響度:★★

"Tides of Heaven (remix)"
(KK, , 7", 1988) PL, JP

"Music From The Scourging Ground"
(Sub Rosa, , LP, 1988) PL, JP, CM
この時期のCBサウンドの代表格といえば、このアルバムだろう(人によって 意見は違うだろうが)。ノイズでもインダストリアルでもない完全に Controlled Bleedingの世界。Joe Papaの陰欝な歌声が妙にマッチする曲の 展開。耐えられない人は絶対聞けないが、これがたまらない魅力に聞こえる 人もいる、両極端な音。 (Dec.8,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:☆ 音響度:☆

"Les Nouvelles Musique De Chambre #1"
(Sub Rosa, Sub 33015-20, LP, 1988) PL, JP
Benjamin Lewとのsplit LP。最近やっと発見できたのだが、これが なんというかスペーストリップもの?アシュラを思わせるようなエコー ききまくりのギターと環境音の組合せ。これなら今でも(今なら?) 受けるぞ。ジャーマンプログレあがりのノイズ好きな人に推薦。 (Dec.12,1997)
おすすめ度:★★ ハーシュ度:なし 音響度:★★☆

"Music for Gilded Chambers"
(Sub Rosa, , LP, 1989) PL, JP, CM
これはなんと形容したらよいのか?Gothic Ambient? Controlled Bleeding らしさを残しつつIn The NurseryやDOROBO labelを目指した、とでも言おうか。 In The NurseryやDOROBOを好きならば気に入るだろうが、純粋にノイズという 目で見たときには受け入れがたいのではないだろうか? (Dec.12,1997)
おすすめ度:? ハーシュ度:なし 音響度:なし

"Songs from The Grinding Wall"
(
WaxTrax, , EP, 1989) PL, JP, CM
全4曲のミニアルバム。しかしこれがなかなか。全体にメタルパーカッション を配備して、音響的、ノイズ的、エレボデ的、ヘヴィメタル的な曲を展開 している。レーベルをかなり意識して音作りをしているようで、これは WaxTrax!の当時のレーベルカラーであるエレクトリックなカッコいい音 である。ノイズの延長としては聴けないと思う。強いて言えばポスト インダストリアルの延長線上にあるアルバムである。 (Dec.10,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:☆ 音響度:☆

"Hog Floor"
(Subterranean, , CD, 1989)PL, JP, CM
A面には未だ聴いたことのない名作と名高い"Knees and Bones"からの曲を 含んだ未発表曲+既発表曲で構成されたアルバム。A面はどちらかと言えば ハーシュノイズが集められている。B面はハーシュノイズ以外のいろいろな パターンから選択しているかのような、いろんな音が入っている。そういう 意味では"Body Samples"みたいなものだが、音の迫力がこちらの方がない分 退屈に聞こえる。(Dec.8,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:★★(A面) 音響度:☆

"Gag"
(
Materiali Sonori, , CD, ?) PL, JP, CM

"Les Nouvelles Musiques De Chambre #1"
(SubRosa, Sub 33015-20 , LP, 1989) PL, JP

"The Fodder Song"
(
WaxTrax, , 12", 1989) PL, JP, CM
A面はどこに出しても恥ずかしくない(恥ずかしい?)立派なElectric Body Music(この名称は日本でしか通用しないんだよね)。低音で抑え目 のボーカル(Joe Papaには思えないが)うなるように歌い、バックで低音の ビートが刻まれる。B面はCB流エレボデとでも言おうか。ちょっとスロー テンポな、でもエレボデな曲。かつてエレボデが好きだったノイズファンに。 (Nov.21,1997)
おすすめ度:? ハーシュ度:? 音響度:?

"Trudge"
(
WaxTrax, , LP, 1990) PL, JP, CM
懐かしいエレボデ。レーベルに合わせたのであろうが、それでもなん となくCBっぽさが残る仕上がりである。一見カッコいいんだけど、どこか 野暮ったさが見え隠れする、とでもいうのか。ノイズという観点からはあ まりお勧めするようなものではないが個人的には結構気に入っている。 (Nov.21,1997)
おすすめ度:? ハーシュ度:? 音響度:?

"Plegm Bag Spattered"
(Dark Vinyl, , CD, 1990) PL, CM

"Golgotha"
(
Staalplaat, , CD, 1991)

"Bladder Bags and Interludes"
(Vanilla, , LP, 1992)

"Penetration"
(Third Mind, , CD, 1992) PL, JP, CM, BP, BS

"The Drowning"
(Dark Vinyl, , CD, 1993) PL, JP, CM

"Pet for Meat"
(Musical Tragedies, , CD, 1993) PL, JP split w/Doc Wor Mirran

"Burried Blessings"
(
Cleopatra, , CD, 1993)

"Songs From The Vault"
(Dark Vinyl, , CD, 1993) PL, JP, CM

"Dub Songs From A Shallow Grave"
(Dossier, , CD, 1995) PL, JP, GP, TM

"Inanition"
(
Hypnotic, , 2CDs, 1996) PL, JP, CM, Trang

"The Poisoner"
(
Soleilmoon, , CD, 1997) PL, GL, Trang

"Gilded Shadows"
(
Cleopatra, , CD, 1997) PL, JP, Trang

ここ以下はControlled Bleedingではないのだが、実質的にCBの変名 プロジェクトだったり、メンバーのソロだったりするものである。

Paul Lemos - "Sludge"
(Dossier, , LP, 1988)
Paul Lemosのソロ第1作。とは言え、Joe PapaもChris Moriartyもしっかり 参加している。Controlled Bleeding名義との違いは?音的にはそんなに違い がないとも言えるが、Lemosのコントロールが行き届いているかどうかの違い ではないだろうか。A面はどちらかと言えばリズムがしっかりしているもの が多い。ハーシュノイズもある。B面はJoe Papaの声が絡むが、はっきり 言って音響系である。今なら受けること間違いない。Paul Lemosが早すぎた のか?音響系推薦。 (Dec.10,1997)
おすすめ度:★★☆ ハーシュ度:★ 音響度:★★★
Paul Lemos - "Phlegm Dive"
(Dossier, , CD, 1992)

Paul Lemos & Joe Papa - "Music For Stolen Icon"
(Sub Rosa, , LP, 1986)

Paul Lemos & Joe Papa - "Music for Stolen Icon II"
(Artware, , CD, 1993)

Skin Chamber - "Wound"
(
Roadrunner, , CD, 1991) PL, CM

Skin Chamber - "Trial"
(
Roadrunner, , CD, 1993) PL, CM

In Blind Embrace - "Songs From The Shadows"
(Death Factory, , CD, 1996) PL, JP, Trang

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