Reviews
最近聴いたもの(1997年2月)


Aube - "Moment In Fragrance"
(Cling Film Records, 03, Cass, 1996)
本作の使用マテリアルはローランドSH-2アナログシンセ。VCO単体使用の作品とは 違いいろいろな音を作り重ね合わせている。昔ながらの「だんだん盛り上げ最後は ぶっつり切れる(エコー付き)」パターン。A面はテープの割に短いが曲の完成度は 高い。B面は終わるとみせかけてループサウンドがうなるいかにもアナログシンセと いう感じ。最近のAube作品ではお勧め。木箱入り限定150本。 (Feb.26,1997)
おすすめ度:★★★ ハーシュ度:★★ 音響度:★

Krachgau/Grunt - "Split Tape"
(Bawler Tape, BTP 005, Cass, 1996)
Krachgauはドイツのコラージュノイズ。ここや!というところがない。 GruntはフィンランドのJapanoiseタイプのハーシュノイズ。どちらにしても ちょっと中途半端な印象は否めない。(Feb.20,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:★★ 音響度:

Aube - "Maze Head Shift"
(Pain Art+Bawler Productions, BTP 009, 7"EP, 1996)
音源はBlain Waves/Electroencephalogramとあるが医学的専門知識のない私には わからない。脳波の音と言ってしまっていいのかな?作り出された音はハーシュ ノイズ。VCOで作ったものとの差が私にはわからないがホワイトノイズの不快さは ここにはない。不快でないハーシュ。(Feb.19,1997)
おすすめ度:★★ ハーシュ度:★★★ 音響度:

Aube - "Vibrate-Flasher/The Silent Light"
(Syntactic, Vibrate 16, 7"EP, 1995)
極端に値段が高いオーストリアのSyntacticから出ているAubeの7"EP。ちなみに 新品で3980円だった。何かでアブク銭が手に入った折りに買ったもの。この音源は グローランプなのだが、かなりおもしろい音が出ている。A面"Vibrate-Flasher"は かなりハーシュな作りだが、B面の"The Silent Light"は音響系の人でも聴ける。 値段を気にしないのならお勧め。(Feb.19,1997)
おすすめ度:★★ ハーシュ度:★★ 音響度:★★

Crawl Unit - "Proprietary Acoustics"
(Bawler Tape, BTP 005, Cass, 1996)
RRR/Pureから出たCDのハンドメイドパッケージバージョン。PUREのCDは値段の バラツキが大きいので安いのを狙っていたが一度売れてしまうとなかなか入荷しない ので、普通にショップで買うよりも安く、しかも限定版を売っていた MSBR Mail Orderで手に入れた。 内容はライヴを基に構成したものでなかなか迫力がある。前に聴いたMacronymphaとの コラボレーション"The Messenger Killed Himself"よりもよかった。(Feb.19,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:★★★ 音響度:

LIVE - "Gathering Of Noise Galore 10"
(at Namba Bears, Feb.16,1996)
今回の出演はThirdorgan, Diesel Guitar, Solmania, Masonnaの4組。Thirdorgan はいつもながらのハーシュノイズだが、バックでコラージュ映像のライヴ編集をする メンバーを加えていた。趣向勝ち。Diesel Guitarは初めてライヴを体験したが、CD等で 聴くものと違い、ハンドループバックノイズ(手で延々同じフレーズを繰り返す)だった。最初は「お、音響系になったか?」と思わせるような音であったが終わってみればハーシュであった。淡々としたハーシュノイズ。Solmaniaはどうもエフェクタ類の調子が悪かったのかしきりにエフェクタを触っていたが、演奏中はやっぱり2匹の獣状態。大野さんのギターは弦が切れるほどの熱演。最後はMasonna。いつものように5分間絶叫ノイズと タカをくくっていたら、絶叫に加えてフィードバックノイズの演奏も加えた約10分間の演奏だった。最後は客席にマイクスタンドごと飛び込み終了。ひさしぶりのノイズライヴは全編ハーシュの嵐で終わった。淡々と演奏をしたDiesel Guitarが一番おもしろかった。 (Feb.17,1997)

Francois Douris - "Le Disque Bruitiste"
(RRRecords 097 LP 1996)
クレジットが何にもない!のでほとんどのことはわからない。名前からすると フランス人のようだが。大阪Forever3であおり文句買い。何と書いてあったかは既に 忘却の彼方だが(まだ2ヶ月もたってへんやろ!)一度店を出たものの気になってもう 一度買いに行ったというくらいあおり文句が気に入った。内容は低音ノイズが鳴って いるところへノイズが被さってくるという、構成は音響系、音色はハーシュなノイズ。 (Feb.14,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:★ 音響度:★

Controlled Bleeding - "Tides of Heaven(Remix) / Dying/Reliving(Remix)"
(KK NoNumber 7'ep 19??)
KKがこんなものを出していたとは知らなかった。傑作と名高いKnees and Bones(未聴。聴きたいのだが手に入らない)からのRemixシングルカット。A面はCBのいつもの ハーシュノイズだがB面はJoe Papaの歌声も聴けるCBならではのノイズ。 CBファンお勧め(ワシのことや!)。(Feb.14,1997)
おすすめ度:★★ ハーシュ度:★★★ 音響度:★

Aube - "Autodecision"
(Betley Welcomes Careful Drivers NoNumber 7'ep 1996)
Aubeのフツーのハーシュノイズ。音源はExecutive Decision Makerと書いてある が一体なんだろう?VCOを使ったものとあんまり区別できない。(Feb.14,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:★★★ 音響度:なし

Aube+Telepherique - "Daseinsspanne"
(Ant-Zen ACT 43 7'ep 1996)
スプリットではなくコラボレーション。3曲あって1曲目はTelepheriqueの音源を AubeがDecomposeしたもの。2曲目はTelepherique、3曲目はAubeの作品となっているが 1曲目のコラボレーションが素晴らしい!情景が浮かんでくるようなハーシュノイズ。 お勧め。盤もきれいなpicture disk。(Feb.14,1997)
おすすめ度★★★ :ハーシュ度:★★★ 音響度:なし

Sian - "Still/Act"
(Fever Pitch FP13 7'ep 1997)
SIANはAubeとMonde Bruitsの合体プロジェクト。で出してる音はモロ音響系。 アナログシンセの白玉ミュージック。いまひとつ面白味に欠けるかな。アルバムも 出ている("Synapse/Atmos" Korm Plastics LP)けどどうなんだろう?(Feb.14,1997)
おすすめ度:★ ハーシュ度:なし 音響度:★★★

Lasse Marhaug/Government Alpha - "Headache Chocolate"
(Xerxes ES-08 Cass 1997)
A面のLasse Marhaugはノルウェイのノイジシャン。Merzbowとのsplit EPで話題になった人。この作品は徐々に盛り上げるハーシュノイズ。水音をメインに使っていた頃のAubeの構成に似ている。Aubeの影響が大きいと思う。Aubeファンにはお勧め。 B面のGovernment Alphaは日本の新鋭。ゴリゴリのハーシュではなくいろいろ凝ったことをしているハーシュノイズ。(Feb.10,1997)
おすすめ度:★★ ハーシュ度:★★ 音響度:なし

V.A. - "Dolor Del Estamago"
(Stomach Ache SA36 Cass 19??)
Stomach Acheから出ていたとEPを集めたコンピレーションカセットだと思われる。 ノイズだけかと思ったらガレージパンク風のもあったりしてちょっと驚いた。しかし ノイズファンにアピールする作品は少なくおすすめ度は低い。既に廃盤になっている EPをどうしても聴きたい人向き。(Feb.10,1997)
おすすめ度:なし ハーシュ度:? 音響度:?

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