化石で見つかるサンゴには，古生代に発達した四射サンゴと，中生代から発達した六射サンゴがあり，四射サンゴは現在，生きているものはありません。サンゴと言っても，単独で生活するもの，現在のサンゴ礁のような群体になっているものなど，さまざまな形のものがあります。

	四射サンゴの化石。これは単体で生活していたもののようです。放射状の骨格構造が見えます。 （撮影地：新宿）
	群体となったサンゴ。現在の造礁サンゴのキクメイシと似た雰囲気です。断面が蜂の巣のように見えるので蜂巣サンゴとも呼ばれます。 （撮影地：新宿）
	これも群体ですが，現在のエダサンゴみたいな形のものです。 （撮影地：新宿）
	比較のため，現在のサンゴ（キクメイシの仲間）を 紹介しておきます。 生きているサンゴではなく，骨格です。 現在のサンゴは六射サンゴの仲間で， 四射サンゴは現在，生存していません。 放射状の骨格を持ったサンゴが集まって 群体になっているようすがわかります。
	これはちょっと珍しい，ナガレサンゴの化石。 （撮影地：上野）

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