アンモナイト

 化石観察の定番?アンモナイトは,形が分かりやすく,大型で,比較的集中的にたくさん見つかるので,見ごたえがあります。アンモナイトは古生代の末期に登場し,恐竜と共に繁栄し,恐竜の絶滅した時期に絶滅した生き物です。巻貝に見えますが,頭足類,つまり,タコやイカの仲間に分類されます。これとよく似たオウムガイは,アンモナイトより前に出現し,現在もほとんど形を変えずに,細々と生息しています。オウムガイは深海の生物。浅い海にすむアンモナイトに比べると,より安定した環境にすんでいたために,地球環境の変化の影響をあまり受けずに生き延びたと言われています。


   アンモナイト写真集
 アンモナイトはさまざまな形のものが発達したのですが,やはり「定番」の巻貝形が分かりやすいですね。しかも,このように綺麗な横断面が見つかれば,誰でも分かります。

(撮影地:新宿)
 アンモナイトが巻貝ではない決定的な特徴は,この,殻の中にある隔壁です。
 これは新宿の某デパートの床にあるもので,このフロアの床には,あちこちにアンモナイトが見つかります。

(撮影地:新宿)
このアンモナイト,実は直径1cmぐらいの小さなものです。
赤っぽい大理石に埋まっていました。
お店の入口の柱にあって,
お店が閉まっているときでも観察できます。

(撮影地:柏)
町田の駅前で見つけたアンモナイト。
けっこう大きく,直径15cmぐらい。
比較的目立つ場所にありますから,
「待ち合わせはアンモナイトの前で!」
……なんて,どうでしょう?

(撮影地:町田)

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