明治神宮探鳥会レポート 〜2005年3月


3月定例探鳥会:2005年3月20日(日)8:30〜12:00
天候:曇 風:弱 気温:12℃(11時) 湧水温:
参加者55名(うち18歳未満4名)+担当5名


 まだ春浅く,曇れば寒い3月の探鳥会。
 それでも,50名を超える参加者が集まりました。
 この季節,冬鳥の見納めに来る人もいれば,早春の花を楽しむ人も……。それぞれのお目当てに向かって,出発です。

 探鳥会で冬鳥が全部見られるのは,3月が最後。オシドリ,マガモ,シロハラ,ジョウビタキなどは,4月の探鳥会ではほとんど観察記録がありません。今月は,冬鳥にお別れをする月でもあります。オシドリやシメの観察に,時間を割きます。
 その一方,シジュウカラのさえずりが聞こえてきたり,冬芽が大きく膨らんできたり,早春の花が咲き始めたり,春の自然観察も,あちこちで楽しめます。天気が悪くて寒かったので,花の開き方は今ひとつでしたが,森の中にはヒサカキの花の匂いが漂っていました。

 この時期は摘み草の季節。……と言っても,明治神宮では植物採集は出来ませんから,観察するだけですが,ノビルやヤブカンゾウの若葉には,「美味しそうだねー」と言う声も…。

 ソウシチョウ,今月もいました。このまま定着してしまうのでしょうか。


今月の1枚

コスミレ。明治神宮のスミレの中では,比較的早く咲く種類。
「コ」スミレなのに「スミレ」より大きいのは,なぜ?


【観察した野鳥】
カワウ1,オシドリ25(雌10雄15),カルガモ1,キジバト10,コゲラ10,ハクセキレイ1,ヒヨドリ20,ルリビタキ雄1,ジョウビタキ雌1,シロハラ2,ツグミ4,ウグイス3,ヤマガラ10,シジュウカラ30,メジロ20,アオジ3,クロジ雌1,カワラヒワ4,シメ3,スズメ20,ムクドリ10,ハシブトガラス30
(以上22種)
(番外ワカケホンセイインコ1,ソウシチョウ3)

【観察した植物】
花……タネツケバナ,カンスゲ,オオイヌノフグリ,トキワハゼ,コスミレ,シュンラン,アマナ,ヤブツバキ,ヒサカキ,イヌコリヤナギ,
冬芽……イヌシデ,ミズキ,ニワトコ

【その他観察したもの】
ハラビロカマキリの卵,ヤブカンゾウの若葉


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