あきる野の風景

 

高橋照男写真集

 

2004〜2005年

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしがあきる野に居を構えたのは1974年(昭和49年)31歳のときでした。生れ故郷は埼玉県の浦和ですが、そこに住んでいたのは20年間でしたので、あきる野の方がずっと長くなりました。私の4人の子供たちはこの地で育ちました。父母も晩年はこの地で過ごし、今はあきる野を見下ろす小高い山の中腹に眠っています。私もこの地が終のすみかとなるでしょう。62年間の写真日記はホームページに掲載してありますが、このたび2004年と2005年の日記から風景写真を集めてみました。私の余命は19年間ですが、このあきる野の美しい景色を見続けることができることを望んでいます。

 

2006年1月27日

高橋照男

ホームページhttp://www.asahi-net.or.jp/~ej2t-tkhs/

 

2004年

あきる野名物の栗がなり始めた。2004.8.17

子供たちと栗拾いをしたことを思いだす

 

     早朝散歩5時 台風一過、あきる野台地の朝焼け 2004.9.8

秋川名物の栗が実り始めた 2004.9.23

これは気に入ったロケーション。毎年の定点撮影の場所

 

夕陽の奥多摩連山が美しかった 2004.10.16

母は今ごろあの西方にいるのだろうか

秋色が深まる秋川渓谷 2004.10.28

夏になると子供たちと良く遊んだものだ

 

あきる野の朝の景色 2004.10.29

ベートーヴェン交響曲第6番「田園」第一楽章のメロディーが浮かぶ

秋留台公園の秋 2004.11.9

シスレーに紅葉の林を描いたこんな絵があったなー

 

秋川の夕暮れ 2004.11.16

聖書に「夕暮れの頃に明るくなるべし」という言葉がある

秋川の秋 2004.11.16

秋は淋しい。みな冬の準備をしている

 

晩秋 秋留台公園 2004.11.30

人生にも四季がある。「冬来たりなば春遠からじ」。「復活」の春だ。

散りゆくもみじ 秋留台公園  2004.12.02 

裏を見せ表を見せて散るもみじ 良寛

 

あきる野台地から夕暮れの富士を望む 2004.12.15 16:50

讃美歌49番を歌う

山茶花 2004.12.21 朝 今年は山茶花が良く咲いている。遠方は大岳山。

 

早朝散歩で、秋留台地の朝 2004.12.28  讃美歌24番を歌う

 

2005年

あきる野市役所の屋上から富士を望む 2005.1.18 

 

    図書館に行く途中、富士の方向に夕日が落ちる 2005.1.20 17:15

聖日集会の帰途、西の空に夕陽が沈む 2005.2.13 讃美歌43番を歌う


朝日に映える赤い奥多摩連山 2005.2.20 6:40
山の色は四季折々で変化する

 高尾公園の梅 2005.3.1 美しさはバランスだ。

 

図書館の帰途、2005.3.19  紅梅と白梅の間から雪の富士を望む

都立滝山丘陵自然公園切欠 カタクリの群生 2005.3.31 雑木林にある

 


秋川
公民館にある大寒桜の蜜をヒヨドリが吸いに着ていた 2005.4.5 

夕闇迫る春の奥多摩連山  2005.4.5  春は心も暖まる。ヘッセを想う。

 


奥多摩連山に夕日 2005.4.7 17:50 「夕暮れの頃に明るくなるべし」

 


秋留台公園の桜 2005.4.7 15:00 

 


さくら通り 花のトンネル 2005.4.7 15:00 

普門禅寺のしだれ桜 2005.4.8 17:30

 


秋留台公園。
家族連れの花見客が繰り出して樹下で食事  2005.4.9 

秋留台公園の桜 2005.4.9 14:00
グラウンドの全周に桜。グラウンドが見えないほど満開

 

菜の花の向こうに雨上りの奥多摩連山 2005.4.21 雲海に浮かぶ山々
もう一度でよいからあの山に登ってみたい。もう無理なのかなー


春の日の朝日  2005.4.23 早朝散歩 讃美歌22番を歌う

 


ハナミズキの林 2004.4.23 14:30 
植物は群れているところになんともいえないよさがある

ハナミズキ 2005.4.26 5:30 早朝散歩 秋留台公園

なんと美しい姿なのだろう。人間にもこういう感じの人がいる

 


奥多摩連山に夕日が沈む 2005.4.26 

歯医者の帰途、大好きな讃美歌43番を歌う


ツツジ畑 2005.4.26 5:30 秋留台地 早朝散歩


新緑の秋川渓谷 2005.4.28 16:00 五日市橋より
サー、夏になったら孫たちを連れて遊びに来よう


新緑の秋川 2005.4.28 14:00 あきる野市新秋川橋より
讃美歌520番「しずけき河のきしべ」を想う

 


春の夕暮れ、奥多摩連山を望む 2005.5.10 17:00

スゴイナー。美しいなー。最高の芸術品だ。


早朝散歩 新緑の奥多摩連山 2005.5.16 6:00 緑の山は美しい

 


赤いバラ、白いバラ 2005.5.31 あきる野市秋留台公園

よい匂いがした。キリストの香りという言葉を思い出した


五日市街道は夏になると別名「とうもろこし街道」になる。2005.6.23 

 

 


夏祭り 2005.8.5 
日本の祭りには風土性がある。しっくりする。


日本の祭り 盆踊り 2005.8.20 
輪になって踊っている人が一斉に手を打つそのステレオ効果は見事。

 


毎年の定点撮影 栗林 2005.8.28 1500 
このビューポイントはいい


夏の秋川 2005.9.1 釣り人がいる。秋川は全長40kmの清流

 


秋川の彼岸花 2005.9.15 1130 黒茶屋の遊歩道にて
暑さ寒さも彼岸まで。

 


夕暮れ 2005.10.1 515 あきる野市より奥多摩連山を望む
秋の日は釣瓶(つるべ)落とし (秋の夕日は沈むのが早いことをいう)

 


朝日に向かう五日市線 2005.10.1 600 
鉄腕アトムの最後は太陽に突入して終わりだったらしい。

今日も朝日が昇る  2005.10.1 540  
思わず息を呑む、荘厳な風景。朝日大好き

 


秋留台地の秋 2005.10.13 1500 
秋の色が深まる。夜は虫の声が大きい

久しぶりに太陽が出た。出勤途中風景 2005.10.13 640 

讃美歌9番「ちからの主を ほめたたえまつれ」を思う

 


朝日に映える秋のウロコ雲 2005.10.14 600 
正確な雲の名前はわからないが「美しいなー」と思えば神が喜ぶ


朝日に向かう五日市線 2005.10.14 550 
讃美歌326番「ひかりにあゆめよ」を思う


日の出 息を飲む 2005.10.14 545 
聖歌89番「たたえまつれ 王にいます主を」を心で歌う

早朝散歩で朝焼けを見る 2005.10.14 530 
あーすばらしい景色。大空は神の栄光をあらわす。詩編19編を思う

五日市線が終点に向かって走り去る 2005.11.7 550 
人間は死に向かって歩いている。いや違う、来世に向かって走るのだ


秋の月 今日は満月 2005.11.16 1730 
寒い夜。月も凍るようだ。月は淋しい。キリストは月ではない。太陽だ。
 

秋、柿と奥多摩連山 2005.11.16 1600 
故郷の浦和で子供の頃、こういう寒い中を友達と遊んだことを思い出す。


広徳寺の大銀杏 2005.12.1 10:30 
この大銀杏は有名。黄金色の葉は見事。シャッターチャンスは午前中

 


夕暮れの富士 2005.12.3 1700 
夕暮れは淋しい。人生の夕暮れも淋しい。しかし死後に復活がある。


冬の奥多摩連山 2005.12.5 815 あきる野市
雪で白くなっている。中央はあきる野市役所。
市役所は市民のためによいことをしてくれる組織

冬の栗林 定点撮影 2005.12.15 1030 
チャイコフスキーのピアノ曲「四季」の12月は「クリスマス」

 

 

 


秋川高校のメタセコイア 2005.12.15 1030 
この高校は廃校になった。施設に利用するらしい。
この世の様は生成流転だ。

 

 

 

奥多摩連山の夕陽 2005.12.17 1600 秋川駅より
燃えつきる太陽。最後の光を発しているようだ

 


夕暮れの富士 2005.12.18 1645 
今朝、集会で歌った讃美歌49番「ゆう日落ちて 空くらく」を思う


奥多摩連山の夕陽を眺める 2005.12.21 1645 
讃美歌42番「みちからの日はかくれて みめぐみのよるとなりぬ」

 
きれいな雲 2005.12.27 1200 あきる野市
あの雲の形は瞬時だ。人生に似ている。しかし神は覚えている。


富士を望む 2005.12.27 1030 あきるの市庁舎屋上より
手前はあきる野インターチェンジ

 


早朝散歩の夜明け 2005.12.28 610 
静かに明けゆく東の空、すごいなー、神秘的だなー。