● (FUROKU.48) WiSP32(GSC201a) 初期設定補足 (1998年 1月6日)
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「WiSP32」のスケジューリングの方法について、私宛てによく質問がき
ます。過去に掲載した拙著原稿を再度ここに一般公開しますので、設定
の際の参考にしてみて下さい。
スケジューリングのポイントは、マウスで「New」ボタンをクリックし、
ボタンが破線で囲まれた状態で、キーボード上で改行キー(ENTERキー)
を押すことです。タイムラグを解消するポイントは、Autoexec.bat へ
「SET TZ=JST-9」の1行を追加することです。
なお、年号のトラブルを解消したGSCの最新バージョン「GSC v2.01a」が
公開されています(下記URL参照)。このGSCの最新バージョンv2.01aでは、
スケジューリングの「New」ボタンのバグも解消されています。
ftp://ftp.amsat.org/amsat/software/win95/wisp/
(現在未接続)
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(FUROKU.26) WiSP_3207 スケジューリングと初期設定補足 (抜粋)
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以前からよく、Windows95版の「WiSP」(GSC)のインストールにおいて、
「GSC-Setup-SatelliteSetup」とクリックしても、白窓が現れるだけで
ここから先の衛星の設定(スケジューリング)ができない、という質問の
メールが舞い込んできていました。
そこで、先日来、私の衛星用のマシンを「Windows95」に構築し直して、
Windows95版の「WiSP」(GSC)をインストールして上記の実験を始めてい
ました。すでに解決済みの方もあるかと思いますが、JH9ONO/井田さん
からも、その解決法として次のような操作をすれば、「GSC」の「Setup_
satellite Setup」ができるという助言をいただきました。> Tnx.JH9ONO
《注》 WiSPの最新版『WiSP3212』では、上記の件は解決しています。
さて、次に、前々回のテーマ「WiSP_3207 [Windows95版] 抄訳」の中の
<訳者補足>の訂正と、この補足にさらに補足を加えます。
まず、<訳者補足>の2.で述べている "Autoexec.bat" への追加は、
不測の事態を避けるため、次の2行のみ追加して下さい。
SET TZ=JST-9
SHARE /F:4096 /L:75
次に、3.で述べている "View-Dir Equations.TXT" ファイルの作成に
ついての補足です。このファイルは、「GSC」において次の手順で作成
することができます。
(1) 「GSC - Setup - Edit_ViewDir_equations」とクリック。
(2) エディタが立ち上がり、
「ファイル c:\wisp\View-Dir Equations.TXT が
見つかりません。新しい ファイルを作成しますか?」
と表示されたら、「はい(Y)」をクリック。
(3) エディタ上で、
「ファイル(F) - 開く(O) - "View_d~1.txt" 選択 - 開く(O)」
とクリック。すると、デフォルトのテキストファイルが開く。
(4) 次のように自局のコールサインを追加記入。
[JE9PEL]
{
destination = "JE9PEL"
}
(5) そのまま続けてエディタ上で、
「ファイル(F) - 名前付け保存(A) - "View-Dir Equations.TXT"
を選択(自動的にファイル名作成済み) - 保存(S)」とクリック。
(6) 「上書きしますか?」と表示されたら、「はい(Y)」をクリック
すると、"View-Dir Equations.TXT" が自動的に作成される。
以上の操作で、"View-Dir Equations.TXT" ファイルが作成されます。
また、"MSPE Equations.TXT" ファイルの作成も上記と同様に行うこと
ができます。
bottom top
(7) 「GSC - Setup - Edit MSPE equations」とクリック。
(8) エディタが立ち上がり、
「ファイル c:\wisp\MSPE Equations.TXT が見つかりません。
新しい ファイルを作成しますか?」
と表示されたら、「はい(Y)」をクリック。
(9) エディタ上で、
「ファイル(F) - 開く(O) - "Mspeeq~1.txt" 選択 - 開く(O)」
とクリック。すると、デフォルトのテキストファイルが開く。
(10)そのまま続けてエディタ上で、
「ファイル(F) - 名前付け保存(A) - "MSPE Equations.TXT"
を選択(自動的にファイル名作成済み) - 保存(S)」とクリック。
(11)「上書きしますか?」と表示されたら、「はい(Y)」をクリック
すると、"MSPE Equations.TXT" が自動的に作成される。
(12)「GSC - Setup - Setellite Setup」で諸設定を行なう。
なお、各デジタル衛星に対しこの「WiSP3207」を使用して、ファイルの
アップロードとダウンロードができることを既に確認しています。
(注1) 1998年1月6日現在の「WiSP32」の最新バージョンは「WiSP3209」
ですが、上記の「GSC v2.01a」では、年号トラブルとSatellite_
Setupの「New」ボタンのバグが解消されています。
Windows95上で「WiSP32」を使用している場合、「GSC.EXE」を、
1998年1月3日付けでバージョンアップされた、新『GSC v2.01a』
に差し替えて運用して下さい!
旧「GSC v2.00g」以前のものでは、日付表示異常を起こします。
また、旧「GSC v2.01」 でも、Local-Time表示異常を起こします。
1998年からは、新『GSC v2.01a』のみ(以降)しか正常に動作しま
せんので、これを下記インターネットURLからダウンロードして、
差し替えてから「WiSP32」を運用して下さい。(「v2.01a」です!)
ftp://ftp.amsat.org/amsat/software/win95/wisp/ (現在未接続)
http://www.ne.jp/asahi/hamradio/je9pel/
(注2) jamsat-kep からダウンロードしたケプラー軌道要素ファイル(NASA
-2ラインフォーマット)を、WiSP(GSC)に自動的に送り込む方法に
ついては、次の手順を追ってみて下さい。
GSC - Database - Update Satellite Databese -
- (ケプラー軌道要素ファイル指定)
このケプラー軌道要素ファイルは、事前にどこのディレクトリに置
いてあってもかまいません。上の操作で全ての衛星のケプラー軌道
要素が自動的に更新されます。
その確認は、この操作の直後に自動的に Update keps画面がポップ
アップして「keps Updated」と表示されることでわかります。
あるいは、次の手順を追って Epoch Time の項目の中の数値表示で
確認することもできます。
GSC - Database - Edit Satellite Databese - Epoch Time
この方法は、ケプラー軌道要素ファイルを手操作で送り込むという
意味で「半自動」の方法です。さらに次の設定を行なうと、衛星側
のBBSにケプラー軌道要素ファイルが保存されていると、WiSP(GSC)
がそれを自動的に認識し、そのファイルの取り込みから更新までを
「完全自動」で行なってくれます。
GSC - Setup - Satellite Setup - (衛星選択) - Edit -
- MSPE Settings - General - Update keps from broadcast
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Name : JE9PEL/1 脇田美根夫
Mail : JE9PEL@jamsat.or.jp
URL : http://www.asahi-net.or.jp/ーEI7M-WKT/
QTH : Yokohama, Japan
Date : Jan. 6, 1998
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