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「山田」なら山の田んぼ、 「吉田」ならいい田んぼ。 まあこれらはわからないこともありません。 でも「黒田」。 「黒い田んぼ」ってなんなんだ??
というわけで辞書を引きますと、
という記述があります(上記は広辞苑より引用)。 要するに、水が張って黒く見える状態ですね。 水を張る前の、 雑草を焼いて灰が白く見える状態が「白田」、 植付けをして稲が茂ると「青田」なわけです。
ところで、 「【名字】でわかるおもしろ起源」(丹羽基二著、青春出版社) という本によりますと、 黒田姓の「黒田」は
黒土の田、水たまりの田、切り株のある田
というのが起源(切り株?)で、 主に
という血統があるそうです。 そのため「黒田」姓は西日本に多いのだとか。
ちなみに筆者の父方の祖父は上越高田の生まれで、 先祖もそのへんだったらしいので残念ながらどれにもあてはまりません。
さて、先ほど「青田」「白田」と書きました。 「青田」は元巨人の故・青田昇氏とか結構ありそうな姓ですが、 「白田」というのはあまり聞きません。 実は、「白」「田」を組み合わせると「畠」になります。 「白田」はこっちに流れてたんですね。
「畠」関係で有名な名字に「畠山」があります。 室町時代の「山名」「細川」に匹敵する名家として、 東日本を中心に広がったそうです。 まあ全部がその血統ってわけでもないでしょうが。
実はこの話にはオチがありまして、 筆者の母親、 旧姓が「畠山」なんです(笑)
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おまけ:関係者に怒られそう企画 官兵衛・長政の歴史漫才
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