スペシャルブレーキ計画

 

ブレーキも問題である・・・サーキットでなぜかブレーキが抜けます。すぐに効かなくなっちゃうし・・・長年研究中の「エン○レス○ィット用強化ブレーキ」を、今回から導入することに。ベルハウジング加工、ブラケット、ホース製作し取り付けへ。このキットのディスク裏側からベルハウジング表面までがSB1の純正ローターと偶然の一致! ただ、ローター径が262mmと14インチからの対応なので(ローター径280mmになると15インチ。旧車に185-45/15はどうかと・・・)14インチのワタナベ買い、キャリパーブラケットを16000円で製作。しかし、このメーカー、ホースを自社製作が出来ないらしい。が、ネットで見つけた「キノクニエンタープライズ」社で製作しました。取りつけ部がAN規格と特殊でノーマルには使用できないが、シビックのノーマル形状の物も製作出来るそうです。ただ、電話先の担当者が素晴らしい仕事をしてくれるのですが少し怖そうだった・・・。

 

フロントホース.JPG

 

 

←これはフロント用2本で¥7000。ちゃんとカシメ加工で製造されている。驚いた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リヤホース.JPG

 

 

←こちらがリヤ。直角にホースを落とすので、このようなアタッチメントが必要です。ブラケットをどうにかしなきゃ・・・フィッティングの竹の子を2本余計に買ったので、ヒマになったら純正ひび割れホースの金具をぶった切って特殊金具でも製作しますか。(現在、この部分が悩みの種。このホース寸足らずで使用できなかった。車作りって大変だ。)

 

 

 

 

 

ハブはPOR15で再塗装してから、ローターと結合。ベルハウジングがジュラルミンなので、純正同様にネジ4本だけ差し込んだだけだと、割れる危険があるので、さらに裏側をロックナットでも締めました。(本当はFC鋳鉄か何かでベルハウジングを作るべきか。)持ち上げるとムム?軽量化といい難い重さに驚愕!ワタナベMgがチャラになるぞ。と思いきや、キャリパーが純正よりもかなり軽い!合わせれば相殺されるのでは。でも回転部分が重くなるので少々不利にでるか。でも、止まらない車よりはマシか・・・

 

ロータ比較02.JPG

 

←このサイズの違い!赤丸内が純正ローター。ただこのせいでバックプレートが干渉する。プレートの耳を叩いて伸ばして平らにしても当たります。バックプレートは無くても平気でしょうが、ドラシャのブーツが破けた時に、ローターがグリスアップされます。タイロッド、ロアアームのジョイントブーツにも良くない。ううん。どうしよう。

 

 

 

 

 

 

 

ひまわり.JPG

 

 

←と、ある現代車のブログを拝見し、なんと「ヒマワリ加工」という加工を発見しました。このように切れ目を入れてハンマーでさらに平らにし、干渉部をなくす加工です。切れ目を入れないと板が歪むか、引っ張られて鉄がワレます。

 

 

 

 

 

 

バックプレートの外周部分にはゴム製汎用モールを強力接着剤で張り付けました。また、リヤブレーキシューを張り替えました。地元埼玉県入間市にある「プロジェクトμ」に預けました。初代のリヤブレーキは利きが弱く、以前ジムカーナでサイド引いた時にも「コレ、ドラムブレーキか!」と思ったほど。帰ってきた張り替えシューを使用したところ、1.25倍位リヤは効くようになりました。

 

 

 

ヨコ.JPG

 

 

←フロントキャリパーは寸分違わず取りつけできた。しかし、ジュラルミンのベルハウジングが持つか心配ではあるが・・・たまにクラックが入っていないか点検するようだな。

 

 

 

 

 

 

 

一つ問題がある。このキャリパーとマスターシリンダーの相性である。SB1のマスターシリンダーは3/4と現代の軽並み。(JB1ライフと同じ)しかし、このキャリパーは○ィットGD1用。GD1はマスターシリンダーが13/16・・・・ん?1500用と同じじゃ!!物置にあったぞ!!それを使う事に。あと、リヤのホイルシリンダー径SB15/8である。○ィットGD1は・・・ん?5/8。ドラムの内径の表記は・・・MAX181。なんとマスターを1500用にすれば平成車と同レベルのブレーキを手に入れる事ができるわけだ。ヒ、ヒ、ヒ。また、こぼれ話ですが、アメリカ製のリヤホイルシリンダーは11/16と大きい。もしリアブレーキの倍力を狙うなら、これを使えばいいのだ。

 

 

 

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←走行インプレッションは・・・マスターシリンダーの容積UPで、ペダルストロークが減少し、リヤブレーキの作動が早くなり、前後バランスが偶然にも良い状態に。しかし、倍力効果は薄れたような気が・・・意外とこのキャリパー、少液量で作動するようだ。現代の軽やリッターカーはマスターバックでかなり増幅しているのかな? でも、踏み込んでいった分だけ制動力が増すリニアな効きと、6Potキャリパー+スリットディスクという現代のスポーツカー並みの武器を手に入れたようである。もうこれでフジやツクバのフェードは怖くない??