中国 雲南・四川鉄道旅行



私が学生時代,中国自由旅行がブームになりました。往復のチケットだけを 受け取り,あとはブラブラ自由に旅行するというものです。この時は,大阪 から上海までの乗船券(鑑真号)と上海一泊のホテルクーポン,3週間後の 香港〜東京の航空券だけが渡されました。片道に船を使うと往復の費用が安 くなるので貧乏学生にとって大変助かります。(あとで考えたら,大阪まで の鉄道料金と船中2泊3日という日数は時間と金の節約にはならなかった)

大阪を出航し2日目の東シナ海は大荒れで,船内をまっすぐ歩けないほど。食堂の 皿も左右にスライドしています。胃の働きも活発になり食べたものをすぐ口 まで押し上げてくれます。何もできず,3等船室の大部屋でただ寝ているだ けです。おまけに乾燥した船内の空気の影響で風邪をひき熱が出て,上海到 着時には疲労困憊という状態でした。やはり船なんか使うもんじゃありませ ん。

3日目の朝,船の外を見ると依然として陸地は見えません。しかし海の 色が茶色いのに気づきました。まさかとは思ったのですが,ここはもう海ではなく 長江の河口だったのです。あまりのスケールの大きさに感動してしまいまし た。

つづく


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