<その1>開店のご挨拶 (1997/12/15)

思い立ったが吉日で、「Moulton を紹介する HomePage を作ろう!」と,思いつい たのが'97年の12月。その日の内に本屋へ走り”やさしいホームページの作り方”と いう本を買いHTMLのお勉強。同時にプロバイダーにアカウントを申し込み,15日ほ どでこのページのオープンにこぎ着けました。

なにぶん急場拵えのHomePageゆえ,見苦しい点も多々ございましょうが今後もよろし くお願いします。

未だにデジタルカメラを持っていないので絵の少ない愛想なしのページですが,今後 デジカメを購入しどんどんイメージを張り付けていく予定です。

Moultoneer も,そうでない人も,たまにはこのページを覗いてやってください。



<その2>Bicycle Club ’98/1月号 (1997/12/22)

97年11月23日に浜名湖三ヶ日で開催された「第4回アレックス・モールトン・オーナーズ・ ミーティング」のレポートが載っています。私もこのミーティングに参加していました(集合 写真の後ろの方に小さく写っています)。と、言うわけで掲載されている写真について一言二言 ・・・。

「今回の参加車両の中で気になった一台」
ということで紹介されている66年型のスタンダード、 私もこれが一番気に入ってました。実車の色は渋めの黄色で、黒系のパーツとのコントラストが きれいで、デザイン的にもとても30年前の自転車とは思えない仕上がりでした。個人的に こういう改造、大好きです。

「ダイナベクターの富成次郎さんのかぶっているヘルメット」
が格好良かったです。写真では良く判りませんが、つばなしのハーフキャップ・タイプです。 たぶんスケボー・BMX系の人が使っているメットだと思うのですが、普通の自転車用ヘルメット よりモールトンに似合っている気がしました。



<その3>環境問題と Moulton Bicycle (1998/01/07)

昨今、環境破壊による地球温暖化防止運動の一環として自転車が見直されていますが,既に40数 年も前にその様なことを考ていたおじさんがイギリスにいました。

彼のすばらしいところは,単に「自動車の代わりに自転車を!」と思っただけではなく,自転車 そのものを新たなるコミューターとして見直し、快適に速いスピードで移動できる自転車の開発を 始めたのです。

彼は,乗車姿勢・フレームの材質・デザインの変更など幾度となく試作を繰り返し,たどり着いた のが,高圧小径タイヤ・前後サスペンション・低重心の前後キャリア・太い1本パイプのフレーム を持った自転車でした。

彼の自転車は発表されるとすぐに,その乗り易さとスマートなデザインからヒット商品となり,又、 レースの場においても優れた性能を発揮し,彼の設計思想の正しさを証明したのでした。

そして今,遠く離れた日本の国で,そのデザインに魅入られた者達は,その自転車に乗り,人知れず 地球温暖化防止に貢献し続けるのでありました。


・・・以上は史実に基づくフィクションです!?

Dr Moulton が自転車の開発を思いついたのは,1956年のスエズ危機による石油資源の不足問題 かららしいのですが,その時環境問題にまで思いを寄せていたかどうかは定かではありません。

しかし彼の作り出した自転車は,地球にも,そして乗り手にも優しいものであることは間違いないと 思います。



<その4>LAND ROVER のクイック・レリーズ (1998/01/26)

LAND ROVER APB のリヤホイルにはザックスの3×7が入っているので,クイック・レリーズは必要 ありません。というか,使えません。そのためクイック・レリーズを交換しようとすると前輪用しか 使えず、後輪用が余って不経済です。

・・・で、どうしようかと考えていたのですが,運良く行きつけのショップの店長が ロック・ショックスのボクサー(注1)の付いたDHバイクを購入し,使わないフロント用のク イック・レリーズを安く譲ってもらうことが出来ました。

クイック・レリーズの交換を考えている LAND ROVER APB オーナーの方,周りにDHライダーがいな いか探してみましょう!?但し,相手が自分の欲しいレリーズを使っているとは限りませんが・・・。


(注1)最近の高剛性のダブルクラウンのFサスは,20mmのアクスルをボルト止めするので クイック・レリーズは使いません。



<その5>モールトン・メーリング・リスト (1998/02/11)

リンクのページにもありますが、モールトンのメーリングリストがあります。

世界中からモールトンに関する情報がリアルタイムに集まるので,なるべく読もうとは思っているの ですが,いかんせん英語が分からない。で、英語の勉強のためにも,メールが来ればいやでも読むだろ う,とメーリングリストに登録しました。

参考までにメーリングリストへの登録方法を紹介します。


まず,以下の文面を majordomo@cyclery.com にE-Mailで送ります。


(1行目) subscribe moulton XXXX@XXXXXXX
(2行目) end

メールの件名(タイトル)はいりません。XXXX@XXXXXXX にはあなたのメールアドレスをいれて下さい。

すぐに majordomo@cyclery.com より返事が返ってきます。アドレスと本当に参加の意志があるのか の確認のために,その中に書かれているキーを再送信する必要があります。


auth xxxxxxxx subscribe moulton XXXX@XXXXXXX

と書かれている行をそのままコピーし, majordomo@cyclery.com に送信します。

以上で登録は完了です。

これで,最新情報があなたのメールボックスに配信されます。

又,世界に向けて情報を発信する事も可能です。



<その6>The New Moulton (1998/02/15)

Moulton Bicycle は細かく分ければ随分多くのモデルが存在するのですが、 基本的には大きく2つの世代に分類されています。

第1世代はオリジナル・モールトンと呼ばれる1962年から1974年まで に生産された太いシングル・メインチューブのフレームのモデル, そして第2世代が,AMシリーズと呼ばれる現行のスペース・フレームを持つ モデルです。

APBシリーズは,モデル的にはAMシリーズとは別物なのですが,流れとして は同じ為か第2世代に含まれるようです。

そして,今年は第3世代が誕生します。

新型 Moulton Bicycle が1998年4月3日に発表されるようです。

現在までに流れている情報としては,

1)現在の分割式フレームではなく、折り畳み式になる。
(Miniのトランクに入るそうなので,現行モデルより小さくなっていると思われます。)

2)ホイールが20インチになる。

3)アジャスタブル式のエアサスになる。

ということです。(詳しくはMBCのホームページを参照。)

まだ具体的な形状とかは判りませんが,その内、MBCのページでも発表が あるという事ですので,しばらくは目が離せません。

尚、New Moulton 生産開始後も,現行モデルの生産は続けられるようです。



<その7>タイヤの話 (1998/02/27)

小径タイヤはモールトンのもっとも特徴的な部分の一つなのですが,AMシリーズの 17インチというサイズは他に類が無く,タイヤの選択肢が非常に限られています。 というより,通常入手できるのはモールトンのオリジナル・タイヤしかないようです。

それに対してAPBシリーズは20インチを採用しているので,好みに合わせて選択する余地は あります。

20インチを使う自転車というと,BMX・BTR・子供車・ママチャリと色々ありますし, 最近ではロード・スポーツ・タイプの車種も販売されています。それらに使用されるタイヤから 選ぶ事が出来るのですが,私がタイヤを選ぶ際基準にしているのは,高圧に対応出来る事です。 オン・ロードでの使用を前提にした場合、具体的には,100psi以上の空気圧に対応している ことを基準にしています。

なぜ,高圧を求めるのか?それは,Dr.Moulton が自転車を開発するにあたり行った研究の中で, 小径タイヤが通常のタイヤと同じ様な転がり抵抗を得るためにはより空気圧を高める必要がある, との発表をしているからです。つまり,回転部のマスを小さくするためにタイヤを小径化し, 小径化する事によって増える転がり抵抗を低減させるために空気圧を高め,高圧化されたことに よって悪くなる乗り心地に対応するためにサスペンションを装備する,この見事な三段論法(?) を実現するためにも,高圧タイヤが必要だと思うのです。

この基準を満たしていれば,後は使用条件に合わせてタイヤの太さを選択します。舗装路オンリー なら細めのタイヤ、ダートも走るなら太めのタイヤ、完全にオフロード・メインならブロック・ タイヤ(この場合はあまり高圧にこだわりません。)というのを私のタイヤ選択の一応の目安と しています。

(参考:モールトン・メーリング・リストによると博士のAMのタイヤは,前が90psi,後ろが 100ー120psiだそうです。)



<その8>The New Moulton [PART2] (1998/03/31)

いよいよ新型モールトンの発表が目の前に迫って参りました。

モールトン・メーリング・リストからの情報ですが,発表当日,4月3日午後6時(現地時間、 日本時間では4日午前3時)に以下のアドレスにて写真等の公開があるそうです。眠い目をこ すりながら,チェックせねば・・・・。

http://ourworld.compuserve.com/homepages/N_Sadler/preview.htm

博士の来日しての日本公開は5月10日になる可能性が高そうです。何らかのモールトニアーの 集まりも企画されている様なので,こちらも期待しましょう。



<その9>最近の出来事 (1998/04/27)

最近何かと忙しかったり,体調を崩したりで更新をさぼっていました。

で、最近の私の回りのモールトンに関する出来事等を思いつくままに・・・。


[NEW SERIES MOULTON]

ついに公開されました、NEW SERIES MOULTON。公開前にMBCのホームページで流れていた 情報とはちょっと違うところもあったようで、折り畳みではなく現行モデルよりさらに細かく 分解できるようです。

最初に一目見た印象は,「あんまり変わってないじゃん。」という感じでした。確かにフロント 回りは全く違いますし、タイヤも大きくなっているのが判るのですが,特徴的なスペース・ フレームがそのままであるのがそう思わせた理由だと思います。見ようによってはニューモデル ではなくモデルチェンジにも見えるのですが,細かくスペックを見ていくと,総てが現行モデル とは違う,やはり「新型」なのだと判ります。

ニューモデルで特筆すべきは,やはり前後のサスペンション・システムの変更でしょう。 こればかりは,いくら写真を見て説明を読んでもその性能は判らないので、ぜひ試乗して確かめ て見たいものです。


[MBC入会]

英国の Moulton Bicycle Club に入会しました。今年の始め頃入会しようと色々調べていたのです が,3月から8月の間に入会すると会費が半年分でよくなる(9月が更新月)ので,3月になって から手続きを行いました。

入会手続きは,MBCのホームページの応募フォームをハード・コピーし必要事項を記入の上、 フォームに記載されている住所に郵送します。入会金は郵便為替を使用するか,VISAで支払い ます。

2週間程度でクラブの各種案内,メンバーカード,会報誌 Moultoneer(隔月刊)を送ってきてく れます。当然、総て英語ですが・・・。 でも,会報誌は写真を見ているだけでも楽しいものです。


[モールトンクラブ名古屋の走行会に参加]

4月12日、琵琶湖の北に位置する余呉湖で行われた走行会に参加させてもらいました。

モールトンクラブ名古屋は毎月走行会を行っていて,いつも案内のはがきを頂いていたのですが 時間の都合がつかず,今回が初めての参加となりました。

当日は,天気予報では雨の降りそうな事を言っていたのですが,予想外の好天に恵まれ走ってい ると汗ばむ程の日差しでした。湖畔に咲く桜の花のピンクと,その下を包む菜の花の黄色と緑の コントラストがとてもきれいなコースでした。20数名のモールトニアーの参加があり、ポタリングと 昼食会を楽しみました。

クラブの中に,先日ロンドンで行われた New Moulton の発表会に参加された方がいて、色々お話を 伺うことができました。その方のお話によると,やはり乗り心地は特筆の価値があるとの事でした。 最初はゴツク見えたフロント回りも,見慣れるとメカニカルな感じがしてなかなか良いらしいです。

現行モデルと同じに見えるフレームのトラス部分も,全くの別物で治具から作りなおしたらしいです。 特徴的なハンドルバーですが,モールトン博士のデザインで人間の手にとって尤も自然な形を取れる ように設計されているそうです。確かに楽なのだが,ポジションが少ないのが欠点の様です。

写真も見せて頂いたのですが,青いフレーム(ブガッティ・ブルー)がとてもきれいでした。


[国内発表会]

モールトン博士を招いての日本国内の発表会は5月7日,英国大使館にて行われるそうです。

海外では未発表の「ベントレー・モデル」も併せて発表されます。(最高級モデルか?)

残念ながらそれには参加できませんが,10日に行われる皇居前の集会には参加する予定でいます。 詳しくは,ダイナベクターのホームページで・・・。