その1
その日トボトボと歩道橋を昇り始めたボクの目は突然ズームアップを開始した!
登り切ったところに若いネーちゃんが携帯で話しながら突っ立ってるんだけど、
彼女は「超」ミニであったわけだ! あまりの無防備さにとまどいつつも
ズームアップを続けていったが、だんだんとつまらなくなってきた。
見えて当たり前の状況はなんと寂しいことよ!
そう気づいたら、あとはイヤんなって下向いて昇ったよ。
その2
5月から現場事務所を離れ本社でデスクワークだ。
久しぶりに革靴にスーツで出社したら、靴がくたびれてきていることに気づく。
早速いつものカワイイあの娘がいる靴屋さんへ!あの娘の前で恥じかかないように
蒸し暑い日だけどサンダル止めて靴下と靴を履いた。スタンプカードも持って・・・
いつもの靴を試着(と言うのか?)させてもらう時、硬直しかけた!
左足のかかとが覗いているっ!!
「大丈夫!俺しか気づいていない。」
気を取り直して購入の意志を伝えた。
カードにサイン。スタンプを押してもらう。彼女の仕草を何気なく眺めていた。
引き出しをあけて何かを取り出してにこやかにこう言った。
「これ、お使いください。」
よーく見るとそこには一足の靴下が・・・
97年1月1日
96年11月1日
96年8月10日
96年6月15日
96年6月8日
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