RA272への道



長谷川製作所製のHONDA RA272の製作リポート


先ず 説明書のとおり エンジンから と思ったら大間違い 最初はボディ、パーティングラインを消して
カウルなどの肉を削るところは削って仮組みを楽しんだ後は洗車(ボディの裏側や開口部もきれいに)
洗車後はきれいに水気を拭き取っておきましょう 水玉のしみになっちゃうのよ

ボディとフロントサスペンション基部を接着後 接着個所とボディ上面に ひけ が有るので パテを薄め液で溶いて
(筆で塗れるくらい)塗りましょう

そこまでしといたらボディはとりあえず置いといて エンジン。シリンダーブロック、インテークはガチャガチャと 貼り付けてしまいましょう
注意するのはシリンダーブロック、ミッションケース、アクスルシャフトの関係、シリンダーブロックとミッション ケースが直角についてるか
この時サスペンション関係もいっしょに仮組みをしてアクスルシャフトがシリンダーブロックと平行になっているか カッティングマットの方眼などで確認しながら仮組みしては削りまた仮組みしては削りの連続攻撃
足回りの部品はABSで整形されてるので多少引っ張ろうがひねろうが大丈夫ガンガンいきましょう

ABS樹脂のパーティングラインを消すときカッターの歯を立ててこすると細かなギザギザになってしまうから、 なるべくなら良く切れるデザインナイフの刃を寝かせて薄く切り取るようにした後ペーパーがけをしてやりましょう

足回りが決まったら いったんばらして塗装 シリンダーブロックとミッションケースは指定色で塗るより銀+金の方が それっぽいからこっちで決まりちょこちょこっとドライブラシをしてやると なかなかいいんじゃないの
しかしこのエアーファンネルは気にいらんじゃないの!ランナーから切り離したらほとんど小判型になっちゃったい!
ランナーを今の半分ぐらいの太さにしてほしかったなあ(エンジンフード付けりゃ見えないからいいか!)








と言うことで次はEXパイプ、見るからに合いの悪そうなパーツ(失礼)。パーツすべてを切り出すとどれがどれか 解らなくなるので1つずつ順番に切り出してパーツの整形、上につくEXパイプは2つのパーツからなりほとんど直線で 心配なさそうシリンダーブロックを治具代わりに仮組みしてみると
あら! 案外いけるじゃあないですか!
そのまま2つのパーツに流し込み接着剤で固定 この時 EXパイプが左右にいがんでないか良ーく確認
さて次は 下側 これこそ見るからに合いが悪そう 増してや3つのパーツすべてがスパゲッティ状態 とりあえず短い2つのパーツ を接着してシリンダーブロックに差し込み 長いパーツも差し込んでこことここがくっついて
あらま! あんがいぴったりくる じゃないの!ここもこのまま流し込み接着剤で固定 。
しばらくそっと置いときましょう




ここでボディに戻ってパテがしっかり乾いたら#800ペーパーをプラ棒に巻き付けてゴシゴシ大きな凸凹が取れたら #1000に交換して今度はカサカサ 表面の凸凹は光を反射させて確認パテとプラが面一になったら全体をきれいに洗って 塗装用にとってを付けてサーフェサーをスプレー。

エンジンフード エアーインテーク部分の金網は塗料で目詰まりを起こしそうなのでサーフェサー完了後に付けましょっと











ボディにサーフェサーを塗装しちゃうと乾くまで持って遊べないのでフロントのステアリングロッドをガチャガチャと いじくりますか

ピロボールのジョイント部分をそれらしくして調節用ネジ部分もそれらしく削って
"んーん よしよし”














97年6月16日

サーフェサーが乾いたら#1200ペーパーで研ぎ出して表面がつるっとしたらOK!

ボディカラーの白色を塗るのですが指定色は真っ白 イメージが違うなあ

タミヤのレーシングホワイトをシャッシャッと吹き付けたのはよかったがリアーカウルのインテーク部分とリアサスアーム の基部の凸凹に塗料が負けて谷間にたまる、頂ははげる、どーしよー!!

まっ 乾いてからかんがえっよか!






6月17日
朝見てもやっぱり はげがはっきる解る(わたしの頭じゃあないですよ)
GPホワイトでタッチアップのはずが筆塗りしても又はげる。

タッチアップするときは筆に塗料をたっぷりめに付けて筆先でボディをこすらないように塗料を乗せるぐらいのつもりですると いいんじゃあないですか











6月18日
ボディのはげは中々直りません これも梅雨のせいです(ほんとか?!)

ここは一つ気分を変えて インパネでも塗ってみましょう
メーター基盤はつや消し黒を筆塗り メーターパネルはデカールをはるように なっていますがメーターのディティールがはっきりしていてうまくデカールをはれそうじゃないから 筆塗りです。

先ずリムとメーターパネルを銀色に塗り乾燥後 薄めたエナメル塗料のグロスブラックをメーターに流します (薄めてるから筆先が付いたら塗料が勝手に流れ出るんです)後はじっくり乾燥を待って 薄め液を付けたティッシュをこまめに交換しながら拭き取ると下地の銀色が浮き上がってきます。

薄めたエナメル塗料を塗るときと乾燥させるときは クリップなどに挟んで塗装面を水平にしてやりましょう 塗料が流れたり、片側に偏ったりするんですよ




6月19日
本日 小生 燃料補給時に 許容値を超える補給をしたのがたたり脳波に異状をきたしております

目の前のモデルが勝手にぐるぐる回っており捕まえられません

よって本日は進歩なーし!

参考:中村の燃焼形式 アルコール(特にワイルドターキー使用時にベストの性能を引き出す)


6月23日
20日から外泊をしてたので久しぶりの製作です

リアーのスタビロッドの接続部分が気になったので金属パイプとプラ板とランナーで作り替えましょう
ごちょごちょと きったりはったり盛ったり削ったりして なんとなくそれっぽくなったかな?
(写真がとぼけていてすみません)









6月25日
スタビロッドをスタビバーに取り付けてみました
この辺はとくになんの問題も有りません
これでエンジン、足回りが完成です

この写真ではわかりにくいですがここまで作るのにエアーファンネルを2回落としました
1回目はまだ製作の初期で机の周りも汚れてなかったからすぐ見つかりましたが
2回目は現在も捜索が続いております
(と言いながら、アルミパイプの先を広げている私…(^^ゞ

ボディはどうなったかって?……まだハゲは完治しておりません
何か良い方法ないですか?







6月26日
エンジンEXパイプ支柱のよこにプラグみたいなパーツが無かったので 黄銅パイプと洋白線でごちょごちょと自作

Φ2mmの黄銅パイプの内径にあわせたプラ棒に0.3mmの穴を2個
(ピンバイスが折れないように先ずお祈りをしてから)あけ 洋白線を差し込みます 邪魔臭くても洋白の切り口はやすりをかけておきましょう(穴に入ってくれません)
後は黄銅パイプに差し込んで不要部分を切り落としたら写真の状態です
後は2.0mmの穴を空けたプラバンに差し込んで固定後 プラバンを削って整形します



キットのメッシュパーツは網目の向き(こういうの?)が私のイメージと違うから ノーズカウルのメッシュを張りました
網目はたて横になっていますキットのモールドはひし形でずいぶん近代的すぎます
メッシュ部品を一回り削り込んで(大体0.5mmくらい)金属メッシュを押し当てて糊代を作ります

ノーズ内側のモールドにぴったり合えばOK!
瞬着で固定

この写真 なんだかとぼけた犬が口をダラーとしてるみたいで変!!






6月27日
ステアリングホイールをダイエットさせましょう

カウリングが付いてもオープンカーだから丸見えになりそうだし、
デザインナイフの歯も換えたばっかりだから極力薄く見えるように面取り面取り

(今日は撮影用に新品のクリップを使いました)




6月30日
フロントノーズに日の丸のデカールを張りました
なんでこんな凸凹なところへ日の丸を書いたのよ
もっと先っちょにしとけば楽なのに

と 文句を言っても仕方が無い
とりあえずボディとノーズをくっつけて
マークソフターをインテーク周りに塗って
デカールの位置を決めたらボディ側から押さえていって
あらま! しわしわ
インテークのリップのところをちょっと切りましょ
これでしわを伸ばして押さえて空気を抜いて
デカールが乾かないうちにボディとノーズの分割ラインに沿ってカッターで切っちゃいましょう
完全に乾いちゃうと切ったときに縁が汚くなっちゃうからね
このデカールを張り終えたらもうデカール張りは終わったも同然
(おいおい まだ1枚目だぜ!!)
7月1日
ボディへのデカール張り完了です
今の走る広告塔と違ってスンゴク簡単 HONDAのロゴの位置はミラー基部の位置とにらめっこしてココッと決めたところで密着!!

ノーズコーンですが長谷川の説明書ではゼッケンナンバーが書かれておりません
こんなでっかいの忘れてもらっちゃあ 駄目ですぜ

今回のバックに使った本(私のグランプリアルバム 中村 良夫著)にも2,3枚写真が載っています
ノーズコーンのゼッケンやサイドのロゴの位置もよく解りますよ

それとステアリングホイールのセンターのデカールも指示とはイメージが違うのでその横にあった デカールを張りました
QをRに換えた(その逆やったかな?)

7月3日
天気もよさそうだったのでデカール張ったのはよかったけど翌日から雨降り
乾かそうと思ってるのにこれじゃあ乾かんわい
触るのも恐いししばらくナカムラは活動が止まりそうじゃワイ(急におやじになってる)
まっ ここで焦ってクリアーを吹いちゃうとデカールしわしわになっちゃうし

こんな日は カウルのリベット穴でも空けましょう
0.5mmのピンバイスを用意して慎重にボディがわのリップの高さに収まる位置をよく見て 針で位置決めをしてからピンバイスで穴あけです
写真は穴あけ完了後にインセクトピン(早い話が昆虫採集用の針)を差し込んだところ
左に見える黒いのは、メーターパネルの裏側 パイピングを2,3本しました

7月7日
5日の夜から6日は 大変でした
子供たちの運動会(この暑いときにするか?)が6日に行われたのですが
息子が6日深夜から嘔吐、下痢 6日朝から病院
風邪でしょう と言うことで一件落着 びっくりしましたね
今はやりの食中毒かとも思ったり夫婦で何食べさしたか考えたり
走りで1等賞になるねん! と意気込みすぎておかしくなったのか

1日2台もF50を見るとろくなことが無い
今日は家庭のパパの日記になっちまいました

お詫びと訂正
先日7月7日とかいたのは7月6日の間違いです
ここに慎んで…
7月7日
大失敗だー!!
クリアー吹き付けるはずがプシュップシュッと吹き付けたら、なんと レーシングホワイトじゃあないですか!
飛行機、主に大戦機なんかの塗装で日の丸が浮いて見えるときなんかに ちょくちょく機体色を吹き付けましたがそのテクニックをここで 披露するとは!!

デカールからやりなおしですねこれは

テープをデカールの上に張りつけてぺリぺリとはがしましょ
なんだかかなしくなってきちゃうよ〜


7月8日
早速もう1台の272から日の丸デカールとゼッケンナンバーをいただいてきて、張り直しです
この日の丸も2枚目となると慣れたものとはいかず、やっぱ張りにくいっス

しかしこのデカールの為にもう1台買ってくると言うのもばかげてるよな
さっそくデカールを注文しとかなあきません
(もう1台作るのか?)




7月14日
いや〜良く降りました
ず〜と雨ですよ 雨!

モデラー殺すに刃物はいらん雨の3日も降れば良い

ほんと日記が書けないよ
いつも閲覧してくださっている皆様には申し訳ございませんが
完成はいつになることやら

先日作ったプラグを接着しました



7月17日
またまた夕方に大雨!
やっと磨いてクリアーを吹いたばっかやのに〜
これは写真ではお見せできませんネ

おっ! そーだ! インテリアをつくろ
椅子と壁をくっつけて
シフトレバーをくっつけてこれ形わっるいですね
つくるのは無理っぽいからこのまま接着

シートベルトってしてたのかなあ
解らないからこの当時は無かったことにしましょ
(ええかげんやな〜)



7月18日
ボディにインテリアを入れてみました
なんとなく それっぽくなってきたゾッ!

ウィンドシールド用の穴も空けました
ここがハセガワのいいところ T社製ではこのリップが無視されてるのよね
やっぱ こういう古い車はそれなりに表現してやらないと
雰囲気がでないっすよ

あとHもTもコクピット両サイドのパイピングを無視してるけどなんでやろ
飛行機の脚柱なんかでも米国製やとブレーキラインまでモールドしてたりするんだけど 国産はその辺の表現力に欠けるような気がする
いちいちパイピングするよりモールドに塗装する方がよっぽど楽やと思うけどな…





7月19日

コクピットを組み込んで両サイドにパイピングをしました
またウィンドシールドもピンで固定しています
ちょっと虫ピンが細かったかな 目立たないね

それとフロントファイヤーウオール部に銀紙を貼り付けました
これはたばこの包み紙を両面テープで貼り付けています
両面テープを使ったのは今回初めてなのでいつまでくっついてるかは解りません

えへへっこの写真もうタイヤがくっついてるでしょ!
完成は間近だ!!
ミラーにアルミテープを張りつけてきょうはおしまい

7月20日
全国的に梅雨が明けました 明けましておめでとうございます(おもろないゆうねん)
ミラーにアルミテープを張った状態です銀色塗装と比較するまでもありません
アルミテープを張るときは下地をしっかりとペーパー掛けしておきましょう








ミラーの取り付け角度はタミヤのほうが正解です
ステー自体が飛行機のはねのように後退角を持っているので
左右に広がってるように見えますが正面からの写真を見ると
真っ直ぐ天に向かってそびえております
(この写真では解りにくいですね ゴメン!)
それとステーが分厚く見栄えが悪いのですが完成を急ぐあまり 目をつむってしまいました。反省




7月21日
やっと完成です
引越し騒動からはや4ヶ月
何だかんだ言いながらもすべてのパーツが一つになりました



完了