丹沢の各地での窒素酸化物測定結果


 神奈川県勤労者山岳連盟・自然保護委員会では、1996年度の取り組みとして、毎月一回、丹沢各地でのNO2の濃度調査を行いました。調査は一日目に各場所に二つのカプセルを設置し、24時間後に回収しその平均補正値をとる方法で行われました。  この調査は92年度から毎年6月に実施してきたものですが、96年度は通年で取り組み、季節によりどんな違いが出るのかを調査しました。丹沢全域でのこうした調査は、神奈川県も行っておらず、初めてのものです。
 その結果、夏場だけでなく旧環境基準の20PPBに迫る数値が観測されています。京浜からの汚染物質だけでなく、山麓を走る道路・自動車などによる排気ガスの影響も大きいことが考えられます。
 

場所05/1106/0107/0608/0308/3110/0511/0912/0701/0402/0103/0104/05
鬼ケ岩西南12811865881213147
鬼ケ岩西14121211756191011135
蛭ケ岳南東111615775891616197
蛭ケ岳西1213137678101615117
蛭ケ岳西稜南東14109867891314-15
蛭ケ岳西稜西8157965891314-10
鍋割山南東1313121614111091515147
鍋割山西121513151681391515157

単位:ppb