現代文化研究

Header Image  

2009

  
テクスト
中村英樹『生体から飛翔するアート』

目的
・20世紀芸術を語るのにふさわしい言葉を練り上げていくための訓練
・具体的な作品に親しみながら、それを語るための「思想」的な道具を模索すること
・「見るもの」と「見えるもの」の相互関係のなかから立ち上がっていくイメージ

問題
・現代芸術を語るさいに、「個人」「個性」vs 「社会集団」「非個性」「反芸術」という対立を乗り越えること。
→新しい「個人」「個性」「芸術」の場はどこにあるのか。
・前衛でも純粋芸術でもなく、「権力」と「抵抗」、モダニズムでもポストモダニズムでもなく・・・

・「視点システム」の変換──肉体を伴う多視点からの自己創出
透視図法的な遠近法による視点システムの変換
「見るもの」と「見えるもの」の相互関係のなかから立ち上がっていくイメージ
・生体への下降、そして飛翔──メタ皮膚感覚の結晶化
視覚と触覚との関係

ーーー
○ 外部のテクスト
サルトル『存在と無』(まなざし論)
メルロ=ポンティ「眼と精神」(みすず)
ラカン「精神分析の4つの基本概念」(岩波)
クリスティーヌ・ビュシ=グリュックスマン『見ることの狂気』(ありな書房)
『視覚論』(平凡社ライブラリ)
クレーリー『観察者の系譜』『知覚の宙吊り』
『纏う』(水声社)
・・・
○ 20世紀美術と批評
谷川温編『20世紀の美術と思想』(美術出版社)
ニコス・スタンゴス『20世紀美術』(PARCO出版)
ネルソン/シフ『美術史を語る言葉』(ブリュッケ)

 
 

CALENDAR
Calendar

LISTSERVE
ListServe