比較文化概論A

Header Image  

2009

  


 
比較文化概論A

授業の目的
・現代文化を研究していくに際して、ふさわしい問いの立て方を模索する。
中心テーマ。「権力」と「視覚」

二つの柱
(1)いま私たちは、どのような「権力の諸関係」(フーコー)に取り囲まれているのか。
・「権力の諸関係」とは・・・わたしたちが毎日何かをしたり、しなかったりするとき、背後からひそかに操っているような「力」。かならずしも「権威」として私たちに命令するものではなく、ごく自然なものと感じられ、「よいもの」とさえ感じられるようなもの
・このような「権力諸関係」が自然なものと感じられるために、どのように空間はかたちづくられているのだろうか。例)建築。
とくにここでは「視覚」(ものの「見え方」)に注目する。

(2)このような「視覚」のあり方と、「芸術」はどのような関係を持っているのか。
・絵画の場合・・・近代(19世紀後半以後)の絵画は、どのような視覚のあり方を示しているのだろうか。とくにマネ、印象派周辺などの作品を取り上げる。
・映画の場合。映画はどのような新しい知覚のありかたを発明したのだろうか

見るものと見えるものの間に、身体感覚を畳み込んでいくこと。
・新たな身体のあり方の模索(時間があれば)。ダンスやリハビリテーションにおける、新たな身体像の模索。

成績評価
・期末試験(記述式)の結果に、平常点を加味して総合的に評価します。
・原則として概論Bとペアで受講して下さい。

レジュメなどは、ホームページ(廣瀬浩司で検索)にもなるべくアップしていくつもりです。過去の資料もありますので、参照して下さい
http://www.asahi-net.or.jp/~dq3k-hrs/index.html

 
 

CALENDAR
Calendar

LISTSERVE
ListServe