「狼は一匹か数匹か」

●無意識は多様体 ( multiplicit� ) である。

ー「無意識とは何か」、『フロイト著作集』６巻。

局所論の導入。

神経症と精神分裂病。

事物表象と言語表象。

ー 「ある幼児期神経症の病歴より」、『フロイト著作集』、９巻。

（狼男の症例）

第一の夢＝「現光景 (Urszene )」

事後性 ( nachtr拡lichkeit )

夢の分析。

「無意識それ自体が群れである」 (46 )

砂漠の夢。

cf. 第二の夢（グルーシャの夢）

●ふたつの多様体（リーマン、ベルグソン）

離散的多様体＝外延的・数的・可分的な多

連続的多様態＝質的持続。強度的＝内包的 ( intensif ) 。「分割不能というよりは、質を変えることなく分割されないもの」

潜在性 (le virtuel ) をはらむ。

cf. 「ベルクソンの哲学」 36 頁以下。

複数であることなしに、他がある。己自身に他をはらむ内的な差異。

●カネッティの群衆論　

群衆と群れの区別。

●あらたな二元論ではない。多様体の多様体。「いかにして器官なき身体を獲得するか」



●ベルグソンにおける多様性　補足

・objectif とsubjectif

objectif ＝分割によって性質を変えないもの

subjectif ＝分割によって性質を変化。複数なくして他がある。

virtuel と possible の区別

virtuel = おのれをactualiser し、つねにactualiser しつつあり、actualisation の運動と不可分

分岐する諸線によってdiff屍enciation。differenciation は創造的。

・弁証法の批判＝differenciation は限定でも対立でもない。

・virtuel はそれとしてr斬lit� を持つ。

◎潜在的な共存としての記憶

過去一般の地平に一挙に身を置く＝存在論的飛躍。

収縮と膨張の運動。

器官なき身体へ。

●背景にあるテーマ・参考文献

ー　アルトー「神の裁きと訣別するために」

ー　「マゾッホとサド」

ー　スピノザ

●概念

ー「器官なき身体」

・fantasme とは無関係。欲望を欠如としてとらえないこと。

・純粋な強度の場＝intensit� だけが通過し、循環する強度ゼロの場。（過去一般？）

・スピノザ的な「内在平面」＝絶対的な外

・limite としてのCsO

・有機体に対立

ＣｓＯは地層化の表面（有機体・意味化・主体化）と存立平面の間で揺れ動く。

・寸断された身体（ラカン）ではない

・部分対象（メラニー・クライン）ではない。

用語

ー「存立（共立）平面（plan de consistance)」

ー「内在平面」(le plan d'immanence)

ー抽象機械