Photo Album of Travel Abroad:

エジプト　一生に一度はピラミッド '96.05.20-27

ツタンカーメンの黄金のマスク
　エジプト考古学博物館の目玉

　王家の谷に眠っていたツタンカーメン王の墓は、奇跡的に盗掘に遭わず、ほぼ完璧な形で発掘された。この博物館には、ミイラと棺以外の全てが展示されている。
　マスクと黄金の棺が納められた部屋は、人でごったがえしていて、写真を撮るのも一苦労。

カイロ '96.05.21

ギザの３大ピラミッド
　いわずと知れたピラミッド

　特に有名なのがこのギザ大地に立つクフ王、カフラー王、メンカウラー王の３大ピラミッド。砂漠の真ん中のイメージがあるが、意外に街中から近く、もっとも近いホテルからは150ｍの距離。
　四角錐の形状は大きさを感じさせにくいが、人工建造物とは信じられない大きさ。写真はピラミッドの入口で実は盗掘の跡。少し上に本当の入口がある。

カイロ '96.05.21

スフィンクス
　カフラー王を守る？スフィンクス

　近年時々降る雨と環境汚染の影響で首が落ちるかもしれないと本気で心配されている巨像。砂の中に埋め戻してしまう計画もあるとか（エジプトなら本気でこれを選びそうな気もするが。。。）
　破壊された顔部分以外は意外ときれいに残っているが触れる事が出来ないのは残念。登って見たかった。写真は後ろ姿。

カイロ '96.05.21

アブシンベル神殿
　ラムセスⅡ世の力の象徴

　アスワンハイダム建築によって、ナセル湖に沈む運命だった世界遺産の代名詞。これほど巨大な像を建造したファラオも凄いが、移動させたユネスコも凄い。
　実は後ろの山はドーム状のコンクリート建造物で見る事も出来るが、私は見なければ良かったと本気で思った。

アブシンベル '96.05.22

アスワン・ハイ・ダム
　世界１・２を争う巨大なダム（のはず）

　一体どこがダムなんだろう？ここがダムと言われても。周りは何も無いところ
　大きな落差のあるダムを想像すると全くの期待外れに終わる。
　近くには失敗作の元祖アスワン・ダムも存在するが、スケールはあまりに違いすぎる。

アスワン '96.05.22

コム・オンボ神殿
　全てが２重構造が特徴

　ワニのミイラ！が保存されていた。
　ナイル川のすぐ近くにある割りと小さめの神殿

コム・オンボ '96.05.23

ホルス神殿
　周囲の壁のレリーフが圧巻

　エジプト航空のマークにもなっているホルス神を祭る神殿。
　周りを取り巻く壁には、内側も外側もレリーフが描かれており、物語が刻み込まれているらしい。内側の壁には鳥が住んでいたりする。

エドフ '96.05.23

カルナック神殿
　とにかくとてつもなく巨大な神殿

　40度を超える炎天の下で周るには、かなりつらい程大きい。巨大な柱、巨大な像、巨大なオベリスクと全てが常軌を逸した大きさである。
　夜にある有名な「光と音のショー」は、ちらちらしたレーザーと、心地よい音楽、荘厳なナレーションと観る者全てを夢の世界へと誘う。昼の疲れから、座ったら最後、起きているのもつらい。

ルクソール '96.05.23

ルクソール神殿
　もう一本のオベリスクはパリ！

　正面に巨大なオベリスクが建っているが、残念ながら右の一本はここにはない。なんとパリのコンコルド広場に建っているらしい。しかし、よく持ち帰ったもんだ。
　カルナック神殿から小型のスフィンクスに守られた道が繋がるこの神殿は、見てまわるにも程よい大きさ。

ルクソール '96.05.23

メムノンの巨像
　昔歌ったと言われる巨像

　座像の後ろにあった葬祭殿もすっかりなくなり、今は道路横にさびしく２体の巨像が立っている。
　その昔は、きしみ又は風によって歌ったといわれるが、現在は改修？されて静かになったしまったらしい。ちょっと聞いてみたいものだ。
　写真のバックは王家の谷。

ルクソール西岸 '96.05.24

王家の谷
　ファラオが眠る灼熱の谷

　ここに残るほとんどの墓は盗掘に遭い、その壁画の一部に名残を留めている。
　実は、ツタンカーメンの墓は、他のファラオに比べると随分小さく、他のファラオの墓にどれほどの宝物が納められていたかは想像も付かない。
　写真はツタンカーメンの墓付近から撮ってもらった。

ルクソール西岸 '96.05.24

ムハンマド・アリモスク
　お札にも印刷されているモスク

　とにかくその天井の装飾に驚かされる。天井からは無数の電球が釣り下げられ、クリスマス（不謹慎か？）の雰囲気が漂う。
　ちなみにムハンマド・アリさんはエジプトでは非常にポピュラーな名前。

カイロ '96.05.25

ラムセスⅡ世像
　倒れたまま展示されている巨像

　地震によって倒れたらしいが、像の巨大さと顔の美しさは一見の価値あり。
　この像が立っていれば、凄い迫力だっただろう。
　しかし、倒れた像の周りに建物を作ってしまうのも凄い発想。

メンフィス '96.05.26

階段ピラミッド
　世界最古のピラミッド

　サハラ砂漠を見晴らせる場所に建つ階段状のピラミッドで、世界でもっとも古いらしい。近くには神殿らしきものも残っている。
　形は結構残っているのだが、一瞬廃虚のように見える。
　写真を一緒に撮ってもらったツーリストポリスにはボールペン１本取られた。

サッカラ '96.05.26

ハンハリーリ・バザール
　まさにごった返す市場

　車と人で埃っぽい市場が縦横に広がる市場。近くのモスクへのお供え品も多く売られているらしく、その大半は謎の商品。なんとも言えない匂い（香辛料？）が漂っていて、エジプトにいる実感が湧いてくる。
　私は履いていたナイキの靴を売ってくれ！と言われびっくりした。ちなみに、US$80と言ったらあっさりあきらめてくれた。

カイロ '96.05.26

ベリー・ダンス
　ナイトクルーズの目玉

　ベリーダンスを中心としたショーを見せるナイル川のナイト・クルーズ。
　ダンサーのおばさんの立派な腹にはちょっと幻滅したが、あの独特のお腹の動かし方は腸がねじれそうな感じがする。その他、ずっとくるくる回り続ける少年等独特のパフォーマンスが続いた。

カイロ '96.05.26

カイロ市内の映画館
　やっぱりあればブルース・ウィリス？

　埃っぽいカイロの街を散策中に見つけた映画館（と思う）。文字か模様か分からない看板が不思議だ。エジプトでは映画は人気のある娯楽らしい。
　街は車が中心といった感じでどこも渋滞。乗ったタクシーは、すさまじいスピードで街を駆け抜けた。

カイロ '96.05.27