街の中心ににはカトリックの総本山であるバチカン市国のサンピエトロ寺院を持ち、古代遺跡が散在する街。それが、ローマである。
　道路は、自動車で溢れ、結構なスピードで走り抜けていく。少し慣れないと道路の横断はスリルの連続だ。

バチカン

　寺院中央部の丸い屋根。クーポラと呼ばれるその部分はミケランジェロの設計によるらしい。このクーポラの頂上部分に上がることができる。登る途中で下からは見えにくかったクーポラ内部の装飾をじっくり見ることができる。
　また、外に出ると屋根の聖人の像を背後から見る事が出来る。

ローマ

　大改修が終わったあの有名なシスティーナ礼拝堂の天井画は何分見ても飽き足らないほどのすばらしい芸術品だった。残念ながら写真撮影は禁止。
　ラファエロの作品を始め数多くの宗教美術が展示されている。
　最も驚いたのはマップの間と呼ばれる部屋の天井である。照明によって明るく浮かび上がった天井は壁一面の地図（マップ）よりはるかにインパクトがあった。

バチカン

　パステル系の微妙な色使いが印象的な外見とは裏腹に、内部は薄暗く殺風景でちょっとがっかり。
　フィレンツェの街は、夜ともなるとこの教会の前や広場で大道芸人が繰り出し夜中まで賑わう。

フィレンツェ

　斜塔は傾いているものと分かっていても、その傾きは想像を絶する。正に立っているのが信じられない。さらに、斜塔の真下を自由に行き来することができるなんて？
　イタリア政府はこの傾きを維持したまま傾きを止める方法を考えているらしい。塔内部に立ち入ることはできなかった。

ピサ

　ゴシック建築の最高傑作と呼ばれるその建物は、まるで針山のよう。その巨大さにも圧倒される。尖塔の先端全てに聖人の像が並ぶその姿は感動的でさえある。
　前の広場はいつも人で溢れている。噴水もドゥオーモ型に水を噴き上げていて楽しい。

ミラノ

　ドゥオーモの頂上部には黄金のマリア像が燦然と輝いている。旧市街はこの像より高い建物を造ってはいけないらしい。。
　内部から見る事が出来る聖書の物語を題材としたステンドグラスも素晴らしい。この大きさのものが少なくとも３面ある。

ミラノ