エスの解放

同級生の河端未知子が飛び下り自殺をした。
その現場に居あわせた樫山めいは、自分を河端未知子だという。
柄谷龍彦は樫山めいを助けたために、この妙な事件に巻き込まれてしまう。
心理学的問題なのか脳理学的問題なのか、それとも心霊現象?
「パラノイア」を描いた作者が深層心理をテーマにした問題作。


『エスの解放』
白泉社 花とゆめ COMICS 新書判 1979年3月20日発行 定価340円

●収録タイトル
「エスの解放」「エムの解放」

●コメント
倉多江美の特異性を世に知らしめた作品。 当時の少女漫画でこんな作品がよく成立したものだと思う。 いや、あの時代だからこそ成立したのかもしれません。一読をオススメします。 「エムの解放」は描き下ろしのギャグ作品。


(C)Emi Kurata

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