German RocK File



まえがき



目次

Amon Duul アモン・デュール
Amon Duul II アモン・デュールII
Anyone's Daughter エニワンズ・ドーター
Ash Ra Tempel アシュラ・テンペル
Can カン
Cluster クラスター
Cosmic Jokers コスミック・ジョーカーズ
Holgar Czukay ホルガー・チューカイ
La Dusseldorf ラ・デュッセルドルフ
Embryo エンブリヨ
Faust ファウスト
Edgar Frose エドガー・フローゼ
Guru Guru グル・グル
Harmonia ハルモニア
Holderlin ヘルダーリン
Jane ジェーン
Mbius,Plank,Neumeier
Neu! ノイ
Popol Vuh ポポル・ヴー
Hans-Joachim Roedelius ハンス-ヨアヒム・ローデリウス
Klaus Schultze
Space Box スペース・ボックス
Tangerine Dream タンジェリン・ドリーム
Utopia ユートピア
Wallenstein ヴァレンシュタイン
編集盤
ビデオ


Amon Duul アモン・デュール

"Psychedelic Underground"『サイケデリック・アンダーグラウンド』

1969(日本盤LP: ポリスター、日本盤CD:キャプテントリップCTCD-021)  日本盤LPは『恋歌』というタイトルでジャケットデザインもオリジナルとは違います。音は、日本盤LPのタイトルやジャケットを見事に裏切ってくれるものでしたが、しかし、これがまた気持ちよかったりする。

"Collapsing"『崩壊』

1969(日本盤CD:ポリドールPOCP-2400)  

"Paradiswart Duul"『楽園へ向かうデュール』

(日本盤CD:キャプテントリップCTCD-017)

"Disaster"『ディザスター』

(日本盤CD:キャプテントリップ)
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Amon Duul II アモン・デュールII

"Phallus Dei"

1969(LP:、日本盤CDはキャプテントリップレコーズから出ています)

"Yeti"

1970(日本盤CD:キャプテントリップ)

"Tanz der Lemminge"

1971(LP:、日本盤CDはキャプテントリップレコーズから出ていましたが、廃盤になったもよう) ほかのジャーマン・ロック勢にくらべれば、普通の、というか英米のロックに近い(特にジェファーソン・エアプレーン?)。しかし、アナログ盤でのC面(そうアナログ盤は2枚組)になるとジャーマン・ロックらしさが爆発。でも個人的にはA面の一番最初が一番好きだな。あと、ジャケットもかっこよくて好き(もしかすると曲よりも?)。

"Wolf City"

(フランス盤CD:、日本盤CDはキャプテントリップレコーズから出ています)

"Milestones"

(CD:)  アモンデュールIIの2枚組編集盤。ファーストアルバム"Phalus Dei"から6枚目『恍惚万歳』までの中からCD2枚分、代表的な曲が網羅されていると思います、サード"Tanz der Lemminge"から1曲も選ばれていないことを除けば。中では、ファースト"Phalus Dei"からの3曲が群を抜いてよいと思います。迫力が違いますね、それ以後と比べると。
 しかし、こういう構成、どこかで見たような、と思ったら、カンの"Cannibarism"ですね。ファーストアルバム4曲(うち1曲はB面全部を使った大作)のうち3曲が選ばれていて、A面2曲目が選ばれていない。それから、最高傑作と見なされるアルバム(アモンデュールIIなら"Tanz der Lemminge"、カンなら"Future Days")から1曲も選ばれていないし。

"Kobe(Reconstruction)"『神戸復興』

1996(日本盤CD:キャプテントリップ)
 ファウストの『テープス』と同じようなものか。"Yeti"や"Tanz der Lemminge"を聴いたことのある人には、おなじみのメロディが出てくるので、楽しめるのでは。しかし、最後の方でホークウィンドの「宇宙の支配者」が出てきたのにはびっくり。

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Anyone's Daughter エニワンズ・ドーター

"Adonis"『アドニス』

(CD:)  これがドイツの? ロック? と思ってしまったものだ、最初に聴いたときは。今もそうだけど。イギリスやフランス、あるいは北欧なんかにありがちなシンフォニックロックなもので。

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Ash la Tempel アシュラ・テンペル

(Ashra;Manuel Gotsching)

"Ash Ra Tempel"『ファースト』

(フランス盤CD:、日本盤CDはキングから出ています)

"Schwingungen"『セカンド〜振動』

(フランス盤CD:、日本盤CDはキングから出ています)  タンジェリン・ドリームの"Alpha Centauri"と並ぶ「神秘」症候群の1枚。アナログ盤でB面にあたる曲の後半なんかもろに「神秘」(それも『ウマグマ』収録のライブ版の方)。とはいえ、ドラマチックで好きなんですけどね。アナログ盤でA面にあたる2曲もよい。

"Join in"

(フランス盤CD:SPALAX14246)

"Staring Rosi"

(フランス盤CD:SPALAX14247)

"Inventions for Electric Guitar"

(LP:、フランス盤CD:)  ひたすら気持ちいい音の流れ。2曲目はもわもわした感じがノスタルジックというか。

"New Ages of Earth"『ニュー・エイジ・オブ・アース』

(日本盤LP:、日本盤CD:)
 いやー、やっぱり気持ちいいっす。1曲目の"Sunrain"、その昔、NHK-FMのクロスオーバー・イレブンでかかったことがあって、それをカセットに録音して聴いてたんだけど、ポップ過ぎる(笑)とか思って軽んじてたんだよね。初期のタンジェリン・ドリームとかから入ったもので、キング・クリムゾンやらピンク・フロイドでさえ、軽い、なんて思ってたんですね。反省してます。 個人的には3曲目の"Deep Distance"が好き。

Ashra"Belle Alliance"

(イギリス盤CD:、日本盤CD)
 メロディがはっきりしていて聞き易いのではないかと思うが、最初に聴いたときはなーんか当たり前の音、とか思ってたんですね。最後の曲を一時期愛聴していました。(『ニュー・エイジ・オブ・アース』、『ブラックアウツ』、『水平音響への誘導』といっしょに日本盤が出ていたけど、いま手にはいるかな)

"E2 E4"

(日本盤CD:)

"Le Berceau de Cristal"

(フランス盤CD:SPALAX14275)  1975年の録音だから"Inventions for Electric Guitar"と『ニュー・エイジ・オブ・アース』の間くらいになるのかな。

Manuel Gottschung"Dream & Desire"

(日本盤CD:)
 続けて聴いていますが、やはり気持ちいいからなんだね。"Invention 〜"以降のを聴いて気に入ったのなら、必聴です。ただ、ジャケットがひどい。

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Can カン

"Delay1968"

 ドイツのヴェルヴェット・アンダーグラウンドと言われていたようですが、それも納得、という音です。

"Monster Movie"


"Soundtracks"『サウンドトラックス』


"Tago Mago"『タゴ・マゴ』

 非常にいいアルバムです。何回聴いても飽きない。前半(2枚組LPなら1枚目ね)は単調で力強いドラムのリズムが一種呪術的な空間を作り出しています。後半はちょっとばかり不気味な音のコラージュの大曲と最後はピンク・フロイドをもっと暗くしたような曲で締めくくり。
 個人的には『フューチャー・デイズ』のような浮遊感が好きだけど、『タゴ・マゴ』やこの次の『エーゲ・バミアージ』のような混沌がたっぷり詰まった刺激的なのも、うまく波長が合うとハマッてしまうんだよな。
1971(日本盤はアナログ時代に2回出ているようだ。CDでは、ボックスセットで"Ege Bamiasi"といっしょになって出ていた。もちろん、すでに廃盤。そちらも持っているけど、今回はCD1枚のアメリカ盤で。日本盤はLPと同じくCD2枚なもんで、全部をいっぺんに聴き通すには不便なんです。あと、このアメリカ盤、ディスコグラフィーも充実しててお買い得だったかな、とひとりほくそえんでいたりして) 

"Ege Bamiasi"


"Futur Days"『フューチャー・デイズ』

(LP:、CD:)  Popol Vuhの"Hosianna Mantra"とともに、ジャーマンロック究極の1枚と、個人的には思っている。特に1曲目。

"Soon Over Babaluma"『スーン・オーバー・ババルマ』

(LP:、CD:)

"Unlimited Edition"

(CD:)  これはカンにとって、ファウストの『テープス』にあたるものだな、と思った。カンの(あるいはファウストの)他の作品を十分に聴いたうえで聴かないと、その良さ(凄さ?)が伝わりにくい・・・ 当初は発表されなかったわけだし。

"Landed"『闇の舞踏会』

(イギリス盤LP: V2041)

"Flow Motion"『フロウ・モーション』

(日本盤LP: ビクターVIP-4155)

"Out of Reach"

(イギリス盤LP: THBL025)
  • A-1 Serpentine
  • A-2 Pauper's daughter and I
  • A-3 November
  • B-1 Seven days awake
  • B-2 Give me no "Roses"
  • B-3 Like INOBE GOD
  • B-4 One more day

    "Sacrelige"『冒涜』

    (日本盤CD:東芝EMI TOCP-50198・9) うーん、「フューチャー・デイズ」以外はそれなりによいと思いますが。「フューチャー・デイズ」の印象が悪いもんで。

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    Cluster クラスター

    "Zukkerzeit"『ツッカーツァイト』

    1974(日本盤CD:ポリドールPOCP-2386)
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    Cosmic Jokers コスミック・ジョーカーズ

    "Cosmic Jokers"『コスミック・ジョーカーズ』

    (日本盤CD:キング KICP2801)

    "Galactic Supermarket"『ギャラクティック・スーパーマーケット』

    (日本盤CD:キングKICP 2802)

    "Sci Fi Party"『サイ・ファイ・パーティ』

    (日本盤CD:キング KICP2803)
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    Holgar Czukay ホルガー・チューカイ

    "Cannaxis"

    (LP: SPOON015)
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    La Dusseldorf ラ・デュッセルドルフ

    "La Dusseldorf"『デュッセルドルフ・ファースト』

    (日本盤CD:キャプテントリップCTCD-064)  
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    Embryo エンブリヨ

    "Opal"『オパール』

    (日本盤CD:キング)  1曲目が、変。ちょっと説明しづらいんだけど、そう言うしかない。好きとか嫌いとか言う前に、耳に残るというかそんな感じなのだ。違和感があるから逆に引かれるというか。聞く人みんながそう感じるとは思えないんだけどね。  次の『胎児の復讐』に比べると、確かに未整理な感はいなめない。

    "Embryo's Rache"『胎児の復讐』

    (日本盤CD:キング)  私はこれを聞くと元気が出るので、重宝してます。

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    Faust ファウスト

    "Faust"『ファウスト・ファースト・アルバム』

    (日本盤CD:ポリドール)

    "So Far"『ソー・ファー』

    (日本盤CD:ポリドールPOCP-2156)  何でもあり、という感じの1枚。

    "Tapes"

    骨レントゲン写真のファースト・アルバムもセカンド『ソー・ファー』も好きなのに、そして『IV』も『70分間』も好きなのに、これはどうも・・・と思っていたのですね。で、あらためて聴いてみますと、どこをとってもファウストではあるものの、なんかとりとめがなくて、集中力に欠けているということ。そして、それはファウストの狙いどおりなんだろうな、ということ。うーん、聴く側が試されてるんだろうなあ。私としてはファースト・アルバムか『ソー・ファー』から入ることをお勧めします。
    1973(日本盤は「レコード・コレクターズ」誌3月号によれば、ロクス・ソルスから出ているそうです)


    "71 Minutes"


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    Edgar Frose エドガー・フローゼ

    "Aqua"『アクア』

    (日本盤CD:VJCP-23045)  ジャケットの通りの音。同時期のタンジェリン・ドリームよりいいと思う。

    "Ypsylon in Marasian Pale"


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    Guru Guru グル・グル

    "UFO"『UFO』

    (日本盤CD:キング)  重い、重すぎる。"Hinten"とは全然違う印象だ。

    "Hinten"

    (日本盤CD:キング)

    "Kan Guru"『カングルー』

    (日本盤CD:ポリドール)  いやもう、元気で元気で。

    "Guru Guru"『不思議の国のグル・グル』

    (日本盤CD:ポリドール)  最後の曲が好きなんですけど、グル・グルの曲としては非常に異色と言えるかもしれない。
     ところで、電気ヒキガエルって、P.K.ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』と関係ないんだろうか、という疑問がずっと頭から離れないんですけど・・・

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    Harmonia ハルモニア

    "Musik von Harmonia"『ハルモニア』

    1974(日本盤CD:ポリドールPOCP-2387)

    "De Luxe"

    (日本盤CD:ポリドール POCP-2388)
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    Holderlin ヘルダーリン

    "Holderlins Traum"『ヘルダーリンの夢』

    (日本盤CD:キング)
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    Jane ジェーン

    "Here We Are"

    (CD:Repertoire PMS 7044-WP)  "III"よりもプログレっぽくてよい。やはりキーボードの有無は大きいということか。もともとイギリスのロックの影響をもろに受けているようで、そこがつまらないというか、残念だなあ、というのが、日本のジャーマンロックファンの正しい姿勢でしょう(ブリティッシュロックのファンでもある、というのだと少し違ってきますが)。
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    Mbius,Plank,Neumeier

    "Zero Set"

    (SKY CD 3085)
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    Neu! ノイ

    "'72 Live!"『'72ライブ!』

    (日本盤CD:キャプテントリップ)  『ノイ75』とそんなに違わない印象。ノイ!のファーストやセカンド、1曲しか聴いたことがないんですけど、それがすごく電子音的だった印象があるもので、1972年でこういう音というのはちょっと意外でした。
    1996(日本盤が世界初登場ということですが、ほかの国では出たんでしょうか。ともあれ、日本盤はキャプテントリップレコードから出ています)

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    Popol Vuh ポポル・ヴー

    "Affenstunde"『原始帰母』

    (日本盤CD:キングKICP 2804)
     タンジェリンドリームの"Zeit"のA面と同質の音。

    "In der Garten Pharaos"『ファラオの庭で』

    (LP:、日本盤CDはキングから出ている)

    "Hosianna Mantra"『ホシアンナ・マントラ』

    (アメリカ盤LP:、日本盤CD:キング)  比類なき傑作。実は最初に聴いたときは非常に地味な曲だなあ、と思って、どこがいいのやら、などと思ったものだが。1981年ころにアメリカ盤を手にいれた(だからジャケットもピルツ盤と違って白地に白黄色の円が描いてあるだけのもの)んだが、いっしょに買ってきたレコードがアモン・デュールIIの"Tanz der Lemminge"か"Phalus Dei"だったから、そちらの暗い激しさに比べると穏やかで淡泊でさえあるからね、無理からぬ反応だったかもしれないが。いや、深く反省しています(って、何を?)

    "Einsjager & Siebenjager"

    (日本盤CD:キング)

    "DAS HOHELIED SALOMOS"『雅歌』

    (日本盤CD:キングKICP 2742)
     こりゃまたずいぶんと聞きやすい・・・ 非常に親しみやすい音とメロディ。張り詰めた感じじゃなくて、とてものびのびとした演奏だ。

    "LETZTE TAGE-LETZTE NACHTE"『最期の日、最期の夜』

    (日本盤CD:キングKICP2741)
     これはポポル・ヴーとは思えないほど、攻撃的な音だ。

    "Bruder des Schattens - Sohne des Lichts"


    "Agape-Agape"

    (CD:SPALAX14215)

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    Hans-Joachim Roedelius ハンス-ヨアヒム・ローデリウス

    "momenti felici"歓喜の時


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    Klaus Schultze

    "Black Dance"

    1974

    "Timewind"

    1975  これのA面を聴いて、タンジェリン・ドリーム以外のドイツのロックもよいのだ! と思ったわけで、懐かしいアルバムです。A面の最後、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「ヘロイン」みたいにテンポが速くなるところに

    "Moondawn"

    (日本盤CD:ポリドール)  クラウス・シュルツのアルバムの中でも、一番甘い感じ。だから、一番聞きやすいと言えるのでは。

    "X"

    (日本盤CD:ポリドール)  ドイツの作家思想家ばかりの中に、なぜかフランク・ハーバートの名前が。この次のアルバムが『デューン』だからなあ。

    "Dune"

    (日本盤CD:ポリドール)  2曲目ではアーサー・ブラウンがボーカルをとっています。クレージー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンでの「ファイアー」とかアラン・パーソンズ・プロジェクトの1stとかの。

    "Beyond Recall"

    (Virgin CDVE906)

    "The Dome Event"

     なんだかなあ、70年代後半とほとんど変わらない音じゃないか。

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    Space Box スペース・ボックス

    "Kick Up"『キック・アップ』

    (日本盤CD:キャプテントリップCTCD-025)
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    Tangerine Dream タンジェリン・ドリーム

    "Electronic Meditation"『エレクトロニック・メディテーション』


     異形のサウンドという言い方がぴったり。

    "Alpha Centauri"

     以前、『神秘』症候群の一枚なんて書いたけど、2曲目の後半のドラムスが「神秘」に似ているということ。フルートとかギターが歌ってる・・・ 『ツァイト』の聞き難さは、そういう従来の音楽にあった親しみやすさを禁欲的に排除しているところから来るものなのだろう。

    "Zeit"

     Ohr時代の4枚の中では唯一LP2枚組だったのですが、個人的には一番評価が低かった。だってつまんないんだもん・・・(未確認ですけど『ニュー・ミュージック・マガジン』のレビュー欄で0点がつけられたことがあったとか) かなり禁欲的なつくりなもんで、ぜんぜん盛り上がらないんですね。ただ、1曲目でポポル・ヴーのフローリアン・フリッケがモーグ・シンセサイザーで参加してるんですけど、その音が「ファラオの庭で」あたりと同じことに気づいたことが、最近、聴き直してみての収穫かな。BGMとして聞き流す分には意外と邪魔にならず、それなりによいですけどね。

    "Atem"

     1曲目、竜頭蛇尾。いやほんとう、頭の方はすごくいいんだ。あと、とにかく4曲目がいい。

    "Rubicon"『ルビコン』

    (日本盤LP:ビクターVIP-4150)

    "Stratsfere"『浪漫』

    1976(日本盤LP:日本コロンビアYX-7141-VR)

    "Encore"『アンコール・ライブ』

    1977(日本盤LP:ビクターVIP9535-36)

    "Cyclone"『サイクロン』

    1978(日本盤LP:ビクターVIP6912)
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    Utopia ユートピア

    "Utopia"『ユートピア』

    (日本盤LP:キング K22P-329)
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    Wallenstein ヴァレンシュタイン

    "Mother Universe"『マザー・ユニヴァース』

    (日本盤CD:キング KICP2732)

    "Cosmic Century"『コズミック・センチュリー』

    (日本盤CD:キング KICP2738)  やっぱりつまらないというか、同傾向の音ならほかの国にもっといいのがたくさんあるような気がしますが。

    "Stories,Songs & Symphonies"『ストーリーズ、ソングス & シンフォニーズ』

    (日本盤CD:キング KICP2744)
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    編集盤

    "Open Your Ears Again"

    Bernhard Mikulski CD9020 グルグル、ポポルヴー、バースコントロール、ヴァレンシュタイン、ヴァルプルギス、 バースコントロール、ヴァレンシュタイン、グルグルはハードロック、あとはフォークっぽい やはり、グルグルが強力。 エムティディの"Saat"、ポポルヴー"Hosianna Mantra/In der Garten Pharaos"も出ている(ポポルヴーの方は"In der Garten Pharaos"のB面は収録されていない)。
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    "Ratikon"

    1994(オーストラリア盤CD、番号なし)  タンジェリン・ドリームのファンクラブ会員用のスペシャル・エディションとのこと。しかし、なんでブライアン・イーノの曲が入っていたりするんだ?

    ビデオ

     『ビート・クラブ』からジャーマン・ロック関係を見てみました。
     まず、カンの「ペーパーハウス」。これは凄い。ダモ鈴木とホルガー・シューカイが上半身裸で演奏してんだよね。時代だなあ(1972年です)。でも、『タゴ・マゴ』を凝縮したような演奏で、これがカンなんだ、と言ってしまいたくなるほど、いいです。一番の問題はこれを収めたLDが非売品であるということであります。私は中古屋で運良く見つけたからよかったようなものの、そうでなきゃ永久に見ることがかなわなかったかも。
     次、パスポート。これは1971年のもの。アモン・デュールIIのファンなら見逃せません。ローター・マイト、オラフ・キュブラー、ジミー・ジャクソンがプレイしてますから。時期的にはアモン・デュールIIにかかわる以前ですね。音の方は聞き易いジャズ・ロック。メロディとかけっこう好みだったりするけど、このパスポート、あまりプログレ系の方では話題にならないのもこれでわかりました。だってすごくノーマルなんだもん。
     クラフトワーク(正しくはドイツ式にクラフトヴェルクと呼ぶべきでしょうが)。「レコード・コレクターズ」誌1997年3月号の記事にあるように「クラフトワークがもっともクラフトワークではなかった瞬間の映像」であり、音でしょう。クラフトワークのファーストアルバムと地続きであるのは当然としても、ノイ!の『'72ライブ!』、『ノイ75』、さらにその後のミヒャエル・ローターとクラウス・ディンガーの音がまったく地続きであることを示しているという意味でも貴重であり、興味深いと思います。
    Paper House,Can(パイオニアLDC『BEAT CLUB SPECIAL 2』に収録。上にも書きましたが、非売品です)
    Uranus,Passport(パイオニアLDC『ビートクラブ〜黄金のロック伝説vol13ジャズ・ロック』に収録)
    Truckstop Gondelero,Kraftwerk(パイオニアLDC『ビートクラブ〜黄金のロック伝説vol7プログレの先駆者たち』に収録)
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