木原送信所(美浦村の五稜郭)

概説 わたし(管理人)が『美浦村の五稜郭』と呼ぶ場所が木原にあります。現在、木原と舟子の境にある村の老人福祉センターおよび運動公園の地は大平洋戦争中は日本軍の送信所でした。その敷地は特徴的な正五角形でした。村誌によると、昭和17年頃に開設され、正五角形の頂点に高い鉄塔が立ち通信線がはり巡らされて、遠くは南方まで無線通信をしていたようである。空爆が激しくなると舟子塚原下に地下壕を掘り、通信施設は避難して業務を続けており、昭和20年6月10日には阿見地区が米軍B29の空爆を受け、舟子地区の清明川近辺で多大な損害を受け死傷者が出た、と書かれています。
 戦後昭和21年に同地に新治協同病院分院が設置され、現在は村の老人福祉センターおよび運動公園となっています。
航空写真(美浦村誌掲載)
その他の写真
訪問記 
所在地稲敷郡美浦村木原。老人福祉センターおよび運動公園。
参考書『美浦村誌』P335