登城館

概説 涸沼東岸の標高30〜36mの起伏をもつ台地上に立地。空堀と土塁を廻らした東西約64m南北約84mの主郭を中心に、東西に走る数条の溝遺構が存在する。常福寺遺跡などと重複し、台地に沿って南西に広がりをもつ。主要な遺構は消滅したが、西を廻る土塁・空堀は保存されている。[『大洗町埋蔵文化財包蔵地調査カード』より]
第II郭の溝状遺構
その他の写真
訪問記[2004/04/26]遺跡のほぼ中央部に位置する第I郭は約85mX75mの方形の区画の南西角付近からは丁寧に埋葬された馬1頭の遺体が出土しているそうだ。殿様の愛馬だったのだろうか。
所在地大洗町大貫町登城3738外。大洗高校の南側約900m付近。国道51号線「高校入口」信号の南側450mを南西へ450m入った付近から城域が始まる。
参考書『登城遺跡』