大館館

概説 涸沼東岸の標高20〜23mの平坦な台地上に立地。虎口・折歪・土橋・空堀などの遺構が残る。北西側の一段高くなったL字状の主郭(東西約50m南北約60m)を中心に、II〜IVの郭を残した中世の城郭。IIの郭北側の土塁には虎口・折歪が見られる。北西裾部は道路改良工事に伴い発掘調査が行われた。[『大洗町埋蔵文化財包蔵地調査カード』より]
南東側からの遠望
その他の写真
  1. 鹿島臨海鉄道のトンネル直上の土塁
訪問記[2004/04/26]遺構は畑の周囲にかなり良好に残っている。北側の堀・土塁は相横矢になっていて、下からの進入路を監視する構造になっている。
所在地大洗町成田町大館2887外。鹿島臨海鉄道涸沼駅の北東側約400mの台地上。畑地として使われている。北側の谷津を挟んで小館館と対面している。
参考書