北条御陣屋遺跡

概説 近世の陣屋があったという伝承のみで遺構はないそうで、ほぼ日向廃寺跡地に重なるエリアだということだ。[つくば市の学芸員さんの話より]
 日向廃寺:平安時代末期から鎌倉時代にかけての寺院跡。建物跡は中央堂を中心に東西に回廊をもつ阿弥陀堂建築で、京都の宇治平等院鳳凰堂に似た全国的にも珍しい寺院である。出土した瓦の様式から12世紀後半に位置づけられる。当時、茨城県南地方に勢力を持っていたのは常陸平氏の多気大掾氏であり本拠地はここ北条であったことから、おそらくこの廃寺も多気氏によって造営されたものであろう。[現地説明板より抜粋]
陣屋跡地の伝承は日向廃寺跡地にほぼ重なる
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訪問記[2003/12/07]恒例の小田城現地説明会の帰りに寄ってみた。陣屋の遺構は何もない。
所在地つくば市北条。スーパーカスミの東側の道を北へ進んだ行き止まりの左手にある低層住宅団地付近。日向廃寺跡地(説明板と礎石配置あり)にほぼ重なる。
参考書『つくば市遺跡地図』