原山館

概説 円妙寺街道沿いにあり、谷津に突き出た1haほどの台地を形成しており、土塁の一部や馬場の跡が残っている。常陸大掾氏の家臣原美濃守の居館と伝えられる。近隣の飯塚館とともに、天正末年佐竹氏によって攻め滅ぼされたものと考える。[『玉里の史跡六井六畑八館八艘探訪マップ』より]
南東側の原谷津からの遠望
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訪問記[2004/02/23]畑で作業されていたお年寄りに聞いたが、「館跡はここから北へ行ったところにある」と飯塚館のことを説明されてしまった。「ここも原山館という館跡らしいですよ」と言うと「それは知らなかった。ただ、南側下を原谷津と言うよ。」と教えてくれた。馬場跡も土塁もよく分からなかったが、畑が何段かになっていて段郭の様相を示している。
所在地新治郡玉里村上玉里字居藪617。飯塚館の南西約450m。
参考書『玉里の史跡六井六畑八館八艘探訪マップ』、『玉里村史』