Construction 12:いまどきの自作PC/AT(2003)

手触りがよい

この工作日記の第1弾で、2000年の自作PCについて 書いている。それから、何台かPCを組んだり、ノートPCを買ったりしていたが メインPCがいよいよ不調になってきたので、思い切って1台買うことにした。

予算はけちれば、29800円のLindowsPCまで、下はあるわけだが、しばらく使うもの だし(実績ベースなら今回は3年以上使った。CPUはグレードアップしたけどね) 10万くらいで、気に入ったものにしようと物色開始。

今までデスクトップ機のいわゆるDOSVは1台も買ったことが無く、一時期はVAIOL とか良いかな、と思ったこともあったが、結局自作へいってしまっていた。 今回は安定性も求めていたので迷ったのだが、結局自作。アレ・・・。

ただ、ネコケースみたいなちょっと変わったのがいいなと思いながら ヨドバシカメラで眺めていたら「XCube」という 黒光りしたイカシタケースを発見!買うならキューブかなと 漠然と考えていたのだが、なんといっても「X」である。じゅーよー。


部品リスト

今回、まず決めたのはケースとOSはXPというところ。そこをベースに10万以内にならないかと 秋葉をうろついてみた。全て税抜き。

ケースと電源とマザーに、ネットワークとサウンドとビデオがついているので、 あとは残りをチョイスするだけ。今回は初めてZ○Aで買ってみた。 (入荷待ちやら、白のモデルしかない店が多い中、持ち帰り可能だったことと 店員の感じがよかった点が決め手となった。やっぱり応対は重要ですよ(謎。

最初俺コンへいってほぼ同じ構成で99800円だったので、それと比較する形で各パーツをチョイス。 CPUはケチることもできる。メモリは相性保障されているものを選んだ。 1Gにしたかったが、5122枚となるとかなり高くなるので今回は512で我慢した。 デュアルチャンネルのサポートで同容量を2枚挿すと高速とのこと。 Pentium1の時代のEDOSIMMを思い出す。

オンボードのビデオでもそこそこいい性能なので不満が出たらまだAGPが1本 あるので拡張にも対応。LANはギガビット、IEEE1394にUSB2、デジタルIN/OUTも あり。一通りついている。AUDIOのIN/OUTもリアとフロントにあったりと いい感じ。

DVD-R/RAMを新調してもよかったが、今あるのを活用しないともったいないので ネコから移植することにした。それにしても、ネコの時よりは軽かったが 手で持ち帰るのも大概にしようと思う今日この頃(ぉ。


部品の確認

自作PC歴もそろそろ9年目に入りそうな勢いだが、最近はあまり動向を 追っていなかったのでよくわからない部分もあるがその辺は フィーリングで組むことにする。ただ、クロックアップとかは さすがにやらず、安定かつ最新スペックPCを組むことを目標に。

それにしても、CPUも2万しないし、120GBが1万円、最新スペックのメモリなのに 512MBで1万円、、、安くなったものだ・・・。

そして、かなり詳しく丁寧な日本語マニュアルもついており、パーツさえ きちんとそろっていれば組み立ての手順で迷う部分は少なくなっている。 こういう面でも自作機が広まっていることを実感できる。

なんか、箱もおしゃれな感じだしね。


CPU、メモリのとりつけ

基本的にマニュアルに書いてあるとおりにバシバシ取り付けていくだけなので 迷うところはほとんどない。メモリも、PC133時代のものと見た目同じ。 がしがしとさしていく。スロットが2つしかないので、1GB実装するときは 丸ごと交換しないといけない。

また、他のケーブルなどは全て接続済みなので、下手に抜くとかえって面倒 なので、そのままやりすごす。


CPUのところにはデカイFANがついているので、これをはずしてから CPUを差し込む(といっても置くだけだが)FANのとめ金具は、以前は 親のカタキみたいに力を入れないとはずれないことがあってドライバーで CPUのダイを傷つけかねない、苦い思い出があるが、いまどき?なのは カチャカチャと横のロックを操作するだけで、簡単につけたり取ったり できるようになっていた。こりゃイイワ。

そしてCPUもかなり小さい。技術の進化だろうか。それでも発熱はすごい んだろうねぇ。静穏化のためか、FAN大きいのをゆっくり、インテリジェンス にまわすようだ(処理内容にあわせて必要なときだけ高速に回転させる)


ここで気づいたのだがCPUFANがケースについてきたので、リテール品として ついてきたFANは必要なかった・・・。バルクでよかったんじゃん・・・。 ま、今頃気づいても、なのであきらめてFANは1つあまらせることに。

マニュアルには何も書いてなかったので、CPUの表面にグリスなどは 塗らなかった。問題ないのかな・・・。


各ドライブ類の取り付け

さすがキューブ型。ケース内のレイアウトは結構ギチギチになっている。 5インチベイ、3.5インチベイx2は、1つの金具みたいなのにまとめて 固定してからケースに固定する。

ここで1点問題が発生。FDDからUSB2でM/B上へピンで接続するのだが 購入したものは、5VやらGNDやらバラバラだったので、差し込むにも M/Bをばらさないと手が入り込まない位置に挿さないといけなかった。

バラすのは嫌だったので、ジャンク箱から、4ピンでまとまっている コネクタに移植して、挿したらうまく刺さった。ちょっと素人には 難しいところかも。これで、メモリースティックも、CFもなんでも ごじゃれ(って、あまり使うことないんだけど。。。)

そしてHDD。赤いきしめんみたいなケーブルがシリアルATA用で、 普通の口から変換するケーブルが同梱されているので、問題なく接続 できた。ただ、シリアルATAで150Mbpsで、ATA133で133Mbps、しかし HDD自体の転送レートがあるので、体感速度は変わらないと言われる。 いいの、新しい規格のものを使ってみたかったという自己満足だから(爆)

また、DVD-R/RWは前述のとおり、お古を移植。サウンドも最近はデジタルで つながるので、あえて、つながず。


完成

Specification
M/BUX4SG-1394(Intel i865G+ICH5)
CPUIntel Pentium4 2.60c GHz
VGAIntel 82865G
HDDSerial-ATA 120GB
MemoryDDR333 256MBx2 Dual Channel
DVD-ROMPioneer DVD-R/RW
NetWork1000BASE-T(On Board)
PowerUnitATX 220W

小一時間で完成(w。そして電源ON!。。。「なんかFANがえらい勢いで 回ってるなぁ、、こりゃうるさくて使えん・・・さすがPentium4!(誤)

とりあえずXPをインストールしようとして、まずはBIOSを初期化しようとすると 黒画面のままフリーズ。ゲゲーン。BIOS呼ばずにインストールを進めようとして も途中でフリーズ。。初期不良か? ひとまずこのときはあきらめて寝てみた。

次の、よく考えてみるとCPUを取り付けるときにCPUFANをM/Bにつなぐときに 最初、刺さっていたところと違うところに挿していた。CPUFANなんて電源を とってるだけかと思ったらどうやらコントロールしていたようだ。ケース用 のFANの口で、ここまではまるとは。とにかく、元のところにつないだら えらくFANの音が静かになって感動!これなら確かに常時起動していても 気にならないかもかも。

あとは順調にXPをインストールして、ドライバ類を入れて完成。 なぜかHDDがCドライブではなく、Fドライブになってしまったが、 実害は無いだろう、と決め付けて続行LOVE。


またもお約束のHDBENCHで計測して見る 

最近のバージョンがよくわからないのであくまで目安だが、Athlon1GHzと比べて 2倍以上のパワーアップになっているようだ。メモリがかなり速くなってる感じ。 あとは実際にエンコードとかレンダリングとかしてみて、だけどね。

1つ難点をあげるとすると移植したDVD-R/RWに、すでにトレイにふたがついていたため、 トレイを出すボタンはうまく連動したのだが、ふたがぶつかってしまい、取り出すとき ちょっと指であけてやら無いとつっかかって、また戻ってしまうところ。 あまりたいした問題ではないが、若干美しくない。

あとは、IEEE1394でiPodつないで、PCIバスにDVRaptorつないで、デジタルINで DATから録音できるか、とか試していきたいなぁ。。。

顔とか映るよ
かなり満足の一品
今のところ安定稼動中


今日はここまで