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とびひと水いぼ
とびひ
夏、日本の蒸し暑さは幼児にとって最も嫌な季節です。あせもや虫刺されのあとを掻き毟って、ばい菌がつき、そこが膿みをもって、つぎつぎ広がっていく「とびひ」の季節がやってくるからです。
とびひは糜爛や水疱、紅斑、かひ、をつくって、つぎつぎにうつっていく炎症症状の強い皮膚疾患の一つです。
主に黄色ブドウ球菌ファージV群コアグラーゼV型と溶血性レンサ球菌によって起きます。かゆみを伴うので、ついつい掻いてしまい、そこが糜爛をおこしカサブタを作り、これが掻いた為に広がっていくのですが、体力のない幼児はなかなか治り難いことがあり、早期の治療が必要です。
潜伏期間は2−10日ですが感染した菌の量や傷の状態によって様々です。これは「接触感染」で夏にプールや水遊びで伝染する事が多いのです。したがって、プールや入浴などは患者と一緒にしないようにしなければなりません。直接、肌をふれあうのも感染する原因になりますから、患者には近づかないようにします。
ひどい時は抗菌剤で治療します。患部はあまりきっちりと覆いかぶせるのは回復を遅らせますから、消毒をした後は余程ひどい場合以外はそのままにしておきましょう。
皮膚の清潔をたもつ事が第一ですから、夏の汗をかく時期には、こまめに汗を洗い流し、皮膚を清潔にするように心がけ、プールや水遊びで患者に触れないようにすることが大切です。
水いぼ
幼児に多い皮膚疾患です。
身幹部、四肢などに粟粒から米粒の大きさの「いぼ」が盛り上がってきて気がつきます。症状は殆ど無く、かゆみもないのですが、つぎつぎに自家接触で広がっていき、広範囲になってしまう場合もあります。伝染性軟属腫ウイルスの感染によって起きるもので、四肢の擦れる部分、腋や、上腕の内側などに多く発生し、この「いぼ」の中のウイルスがつぶれて感染していきます。治り難く、数年かかる事もあります。
免疫抗体が出来ることによって、自然に治癒する場合もありますが、あまり多い時は治療を受けましょう。接触による直接感染が主ですから、プールなどで、浮き輪や浮き板などの共用でも感染するので注意が必要です。
夏の水遊びは充分注意をして、このような症状のある場合は、集団でのプールなどはしばらく我慢させましょう。
幼児は汗をかきやすく、すぐに皮膚がただれたりします。清潔を心がけて、このような不快な症状にならないように親は注意しなければなりません。特に夏季は清潔が第一なのです。
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