アクセス:エジンバラ市内。
この城の起源は古く、紀元600年には、エイディンの要塞として、 記録に登場している。 1093年には、王家の城塞として重要な役割を果たすようになる。 しかし16世紀にはホリールード宮殿の方に王室の居城は移り、 それ以降は軍事的要塞として使用されるようになった。 そして1745〜1746年のジャコバイトの反乱を最後に 城の戦いの場としての幕は閉じる。
1566年にメアリー女王が後のジェームス6世を出産した部屋が残されている。 また、このイギリスの王も兼ねたジェームス6世が里帰りの前に 大々的な修復を行っており、 これが現在に見られるルネッサンス様式の城の姿となっている。
クラウンルームには、王国の戴冠用宝器(宝冠、剣、勺)が展示されている。
これは1543年にわずか2歳のメアリー女王の戴冠式で初めて使われた後、
あちらこちらに運ばれて再び発見されたといういわくつき。
また同じくいわくつきの歴代の王の戴冠をその上で行っていたという
”宿命の石”も展示されていた。
なんてことはないただの石なのだが。。。
スターリング城
アクセス: エジンバラから電車で90分のスターリング駅下車。 行きは登り坂で徒歩15分弱。
スターリングの町を見下ろす高台に作られた城塞。 起源は不明であるが、12世紀にはカンモー王の居城として存在していた。 1543年、メアリー女王は、この城のチャペルで王位に就いた。 またジェームス6世はここで洗礼を受けた。 このチャペルは現在もみることができる。
ガイドツアーがあり、
しかもその後は自由に見学をしていいというなかなか親切なシステム。
今回まわった城の中では一番その当時の姿をとどめているので、
あちこちに潜り込んで暗くて寒くてごつい石の城を体感できる。
リンリスゴー城
アクセス: エジンバラから電車で30分のリンリスゴー駅下車。徒歩5分。
メアリー・スチュアート女王の生誕の地。 スチュアート家の王はすべてここで暮らし、 後にクロムウェル、ボニー・プリンスが居城とした。
現在は石の骨格部分しか残っていない。 華やかなりし姿を想像してみよう。
ここでは、中世の衣装を着た子供が同じく小学生くらいの子供たちに説明を
している姿を何組かみかけたけど。。(なんだったかは不明)
セントアンドリュース城跡
アクセス:
エジンバラから電車で一時間30分のダンディー駅下車。
セントアンドリュース行きのバスで一時間。
もしくは、エジンバラからダンディ行きの電車で手前のLeuchars下車。
バスで15分。
セントアンドリュース大司教の城。
坑道跡もあり行けるようにはなっていたが、 かがまないと進めない狭い地下道を中まで行くには、 ちょっと(相当!)勇気がいる。 私は入り口が見える範囲でリタイアしたけど、 その後入って行った人たちも2,3分で出てきていたので、 やはり奥まではみんな行かないらしい。 どこまで続いていたのかは不明。
入ったら最後死ぬまで出る事はできないという固い石をくり貫いて作られた”ボトルジェイル”。
覗き込むだけで相当恐ろしい。。
その他の城
今回は行ってないけれどパスに含まれていた城をいくつかピックアップ。
Hermitage Castle | Newcastletonの北東5.5マイル | 国境近くの多くの血なまぐさい歴史を持つ巨大な要塞。 メアリースチュアートが未来の夫ボスウェル伯爵を訪ねて馬でやってきた話が 有名。 |
Caerlaverock Castle | Dumfiesの南東8マイル | Caerlaverrockとは”雲雀の巣”という意味。 子供用のアドベンチャーパークになっている。 |
Dirleton Castle | North Berwickの西3マイル | 起源は12世紀。16世紀に追加されたビクトリア調の庭園が有名。 |
Edzell Castle | Brechinの北6マイル | 美しい堀に囲まれた庭園は1604年サー・デビッド・リンゼイによるもの。 |
Lochleven Castle | Loch Levenの島 | 14世紀、メアリースチュアートがこの塔に一年近く幽閉された後、 劇的な逃亡を成し遂げた。 |
Craignethan Castle | Lanarkの北西5.5マイル | Nethan川を見下ろす絵の様なたたずまい。最古の部分は16世紀に サー・ジェームス・ハミルトンによって建てられたタワーハウス。 |
Dundonald Castle | Kilmarnock南西3マイル | 巣中和ーと一族縁の城。1371年にロバート・スチュアートが スコットランドの王位継承したのを記念して建てられた。 |
Duff House | Banff | Fife伯爵のためにウィリアム・アダムズが設計した豪華なジョージ王朝時代の邸宅。 現在は、スコットランド国立美術館のカントリーハウスギャラリーとして 使用されている。 |
Huntly Castle | Huntly | 16世紀のゴードン家。美しい森に囲まれた湖畔の邸宅。 紋章の彫刻と銘の刻まれた石のフリーズが有名。 |
Blackness Castle | linlithgowの北東4マイル | 14世紀に建てられた堅牢な要塞。 王家の城、監獄、武器倉庫、またはBBCのハムレットやアイバンホーの ロケ地として使われた。 |