シェーンブルン宮殿
所在地:ウィーン
アクセス:
ウィーン市内。地下鉄シェーンブルン駅下車するとすぐに広大な敷地がみえます。
起源は1569年、ハプスブルグ皇帝マクシミリアン二世が狩猟用の館として建てた。 その後豪華な離宮となるのは、1695年レオポルト一世の命による フィッシャー・フォン・エルラッハ の手による。現在の宮殿の原型はこのときのもの。さらに1744年、女帝マリア・テレジアが居住性に優れた宮殿とするために、 ニコラウス・パッカシに命じて大増改築を行った。よって外観はバロック様式であるが内部改築は 花と唐草模様の特徴的なロココ様式。(女帝の趣味?)
ハプスブルグ家とともに多くの歴史の舞台となった宮殿。内部は当時の絢爛豪華な姿
をみることができます。また歴史で習った人物の名を随所にみることができます。
マリア・テレジア(1717-1780)はもちろん。彼女の娘のマリー・アントワネット、
またナポレオンも
彼女の娘マリー・ルイーズと結婚していたんですね。(もちろん政略結婚ですが)
ナポレオンの部屋というのもあります。
そしてオーストリア最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世(1830-1916)とその后
エリザベート(1838-1898)。まだ記憶に新しいのか、いたるところにみることができます。
所在地:ザルツカンマーグート
アクセス:
ザルツブルグからローカルバスで1時間。あまり本数もなく不便。
15世紀の城をホテルに改築したもの。フシュル湖畔に立ち、近くの村までも徒歩30分はかかる
閑静な佇まいです。
もともとザルツカンマーグート
一帯は別荘地のようなかんじなんでしょうね。
外観や内装など中世の夢に浸れます。
所在地:インスブルック
アクセス:インスブルック市内。徒歩。
15世紀末には現在の規模の敷地があったが、1510年マクシミリアン一世が改築し、 王宮としていた。その後、1754年、マリア・テレジアが息子レオポルトの婚姻の 祝典のために大改築を行った。ロココ様式。
王宮内で最も印象に残ったのはマリア・テレジアの寡婦の肖像画です。 息子のための祝典の準備の最中に彼女の夫、シュテファン大公が急死し、 それ以来彼女は黒い服しか着なかったとか。
所在地:インスブルック
アクセス:
インスブルックの市庁舎前から専用バスで10分くらい。
起源は1133年、オットー伯爵によって建てられたものだが現在にはなにも残っていない。 14世紀、15世紀と改築を続け、マクシミリアン一世の時代には狩猟の館として使用された。 そして1565年、フェルディナント二世が平民の女性フィリピーネ・ウェルザーと結婚し、 住居とするために改築、現在の姿となった。スペイン広間は北アルプスルネッサンス様式で、 城内は当時の建築様式からはかなり独創的。
城内は武具やハプスブルグ家の一族の肖像画がえんえんと飾られていた。
これを全部頭にいれられたらたいしたものですが...
さすがに一族だけあって顔立ちが似ているのがおもしろかった。