Ed Beard Jr.

〜僕の名前を知らないって?そんな子は2青青黒黒赤赤、7/7でお仕置きだよ!〜

 http://www.ccgnews.com/community/int_edbeardjr.htm、ここにEd Beard Jr.のインタビュー記事が掲載されているので来るべきグローバルスタンダートとかなんとかのためにも御一読を弱めにお勧めしておく。オリジナルイラストも掲載されているのでやっぱり強く勧めておくべきかもしれない。そんな暇はないんだよ俺の指先にヘッジファンドのデリバティブのアレがかかってるんだよ急いでるんだよ頼むよ、という方のために抄訳を↓こちらに置いておきますが「だ・である」文と「です・ます」文の混在ってやっぱりダサい(死語)ですか?

 Ed Beard Jr.、1964年12月11日ロード・アイランド生まれ、結婚してラブラブ8年目、ニョーボを「sexy model」と呼んではばからないナイスなのろけ野郎だ。子供は一男一女、Wizards社で働き始めたのは1993年以降のこと、Jeysper MyrforsにLegendsエキスパンションの制作に加わるよう勧誘されたのがきっかけ。イラストレーター職とは別にキャリア11年目の教職にも就いてるらしい。教え子に何度もMagic:the Gatheringをするよう勧められたものの、「巧妙な販売戦略だの、金を使わせ続ける小細工だのに乗ってやる気はない」と言っている(ヤベエ)。バットマンのファン&コレクターであり中世の刀剣も集めている。アメリカ人にはどうも「歴史」にヨワい方が多くて、SF作家のポール・アンダーソンなどは甲冑工房まで所有しているそうだが彼もそんな一人らしい。レオナルド・ダ・ヴィンチに長く影響を受け続けてきたものの、最近ではLarry ElmoreやKeith Parkinsonといった先達に感化される事大、だそうだが例によってわたくしは彼らの名前を知らなかったりする。みんなはElder Dragonsのイラストを気に入ってくれてるようだけどあれって色鉛筆だけで1時間で描いちゃったんだよねえ、Portal II Second AgeやUNGLUED、Urza's Sagaなんかのイラストは最大10時間みっちり描き込んだ仕事だからファンのみんな、coolって言ってくれるかなあと語る彼はもしかして「いいひと」なのかもしれない。Inquest誌の企画で「指輪物語」のサウロンをMagicのカード仕立てにしたから見てね、だそうだ。サイドストーリーの支配力が強くなった独立エキスパンションとはやっぱり異なるPortalのイラスト依頼形態、IIの「Lava Axe」では「Iとは違うっぽく描いてね」の一言だったようで、絵師の想像力を存分に堪能したければ今後もPortalに注目ですな。UNGLUEDの「Ow」(原文ではWOW!って書かれてるが)には実在するモデルがいるそうで、いっくら親友とはいえあの扱いはちょっと問題だと思うのは気のせいだろうか。名前はKen Blanchard、体重400ポンドを超える巨大クリーチャーだ!もっと怒っていいんだぞKen!

いいですよね、Elder Dragon Legends(泣こうがわめこうがDragonではないのだ)。無理矢理なキャスティングコスト、最近まで法外に強かった7/7のパワー・タフネス、嫌がらせのだめ押しなアップキープコスト、そして金縁。Sliver Queenを打ち止めにあの手のやりすぎ君たちは陰を潜め、最近(99年春)ではもっとやりすぎな呪文やアバター様がぶいぶいトーナメントを闊歩・・してないところが寂しいところです。会社もそう思っているようで、クリーチャーを使わないコンボデッキのキーカードは出すそばから禁止禁止禁止ぃ!というすごい状況になってます。もう一度、あと1マナであの伝説の巨大なアレが場を蹂躙するのだドキドキドキ、というときめきをもって欲しいという制作者側の希望なのかもしれません。それにしてもわたくしの集めたRecurring Nightmare、一度も実践投入してないのにどうしてくれるんでしょう?

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