浜 川 橋 

品川区東大井〜同区南大井 旧東海道 







 浜 川 橋


  この浜川橋を通る道は旧東海道で

 起源は古く徳川家康が江戸に移封と

 なった時には架けられたと伝わって

 います。なお現在の付近の地名は東

 大井や南大井となっていますが、か

 つては浜川と呼ばれていて、橋の名

 の他にも付近の小中学校名に浜川の

 地名が残されています。(注1)





 浜川橋欄干


  この南に鈴ヶ森の刑場があった事

 から、この橋が最後の別れの場所と

 なり泪橋とも呼ばれていました。橋

 自体の構造はごく普通の鉄筋コンク

 リート桁橋ですが、欄干や親柱上の

 街灯の姿が洒落ていて、上記の謂れ

 もあって古い橋ならではの味わいを

 見せています。


 注1・・・
  
   このように付近には浜川の地名が多く残されているのに、大井への地名変更はまったくの

  疑問です。なお、幕末には海岸に面して土佐藩の浜川砲台が築かれたので、運河沿いの新浜

  川公園には模擬大砲が据えられています。





 一つ上   ”東京の古い橋

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