弘 明 寺

横浜市南区弘明寺町 



 弘明寺の歴史は古く、天平九年(737)行基菩薩により開かれたとされる横浜市内最古の

寺院です。長暦年問(1037〜40)に光慧上人が民衆を疫病から救済したとされ、また後

に幕府の開かれた鎌倉にも近く、源頼朝をはじめ多くの武将達の支持も得て、いつの世も人々

の信仰を集める観音霊場となりました。本尊の十一面観音は鉈彫の跡が残る荒けずりの木肌で

知られ、国の重要文化財にもなっています。



     仁 王 門


 江戸時代の門ですが、最近修

復されたばかりで新しく見えま

す。京浜急行の駅が境内のすぐ

裏にあるのですが、門前から地

下鉄弘明寺駅まで続く参道の商

店街が賑やかなので、こちらか

らの参拝がお奨めです。






     本  堂


 本堂は寛徳元年(1044)

建立時の古材等も一部に使って

明和2年(1765)に再建さ

れたものです。なお申し出れば

本尊の拝観も出来ます。





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