浅 草 寺

東京都台東区浅草 



 観音様といったら、真っ先に浅草寺が思い浮かぶほど有名な関東一の観音霊場です。本尊は

隅田川で網に懸かったと伝えられる金の観音像で秘仏とされています。寺伝によれば創建され

たのは大化年間とされ、武蔵野で一番古い寺院です。これは東国に仏教が広まる以前で、寺の

縁起でも「拾い上げた観音像をまた川に捨ててしまった」となっていて、仏教が一部の貴族や

帰化人のもので一般庶民が仏像を認識出来なかった古い時代の話を窺わせます。山門や本堂は

戦災で焼失した為に戦後再建されたのですが、東側の二天門は江戸時代のままの建物で重要文

化財に指定されています。



   お馴染みの雷門


 この奥に仲見世が軒を並

べ、参拝の人々でいつも賑

わっています。








   浅草寺大本堂


 本堂は戦災に遭い焼失し

ましたが、庶民の信仰に支

えられて程なく再建されま

した。鉄筋コンクリート製

となりましたが再建される

度に大きくなっています。







   浅草寺二天門


 当初は浅草寺境内に建立

された東照宮の随神門でし

たが、明治の神仏分離によ

り堂内の御神像を入れ替え

増長天、二国天を安置して

浅草寺東門としての二天門

になりした。





 一つ上   ”巡礼の寺々を巡る

 表 紙  ”小さな旅と四季の風景 ”へ