慈 恩 寺 
埼玉県岩槻市慈恩寺 
 
 
 
 
 慈恩寺は岩槻市郊外にあって田園地帯の中に壮大な本堂が建つ古刹です。慈覚大師がこの地 
 
に来て観音像を刻んで本尊とし、この地の様子が大唐長安の大慈恩寺に似ている事から慈恩寺 
 
と名付けたと伝えられ、往時は多くの堂塔や宿坊が建ち並んでいたそうです。その後度重なる 
 
火災などで境内正面に大本堂が建つだけになってしまいましたが、近年になって本坊が再建さ 
 
れるなど徐々に霊場の趣を整えています。 
 
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    慈恩寺本堂 
 
 
 本堂は間口十間、奥行九間 
 
の大伽藍で天保14年(18 
 
43)に再興されました。江 
 
戸時代に100石の朱印地を 
 
領したという高い寺格を今に 
 
伝えています。 
 
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    本坊と鐘楼 
 
 
 本堂正面に広がる境内には 
 
かつては堂塔が建ち並んでい 
 
たのでしょうが、今は復興途 
 
中といった様子で広々として 
 
います。 
 
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   玄奘三蔵霊骨塔 
 
 
 玄奘三蔵は西遊記で有名な 
 
三蔵法師ですが、実在の唐の 
 
高僧で、その遺骨が分骨され 
 
て十三重の石塔内に納められ 
 
ています。この塔は境内の南 
 
500m程の丘の上に立って 
 
いて、道に沿って少し歩けば 
 
野原越しにも見られます。 
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