金 乗 院

所沢市上山口 



 山口観音としても親しまれる金乗院は、今から1270年前に行基菩薩(役の行者)が開い

たとされ、その後弘法大師がこの地で霊泉を得、さらには元弘の役(7番徳蔵寺参照)の折に

新田義貞が戦勝を祈願したと伝わる古刹です。境内は所沢球場の白いドームを正面に見る丘の

中腹にあり、裏山には近年になって中国風の五重塔が建立されました。


    仁 王 門


 享保9年(1724)に

建立された八脚門で、この

門前には飲食店や民宿など

があって、ちょっとした門

前町のようです。







    本  堂


 今まで巡ってきた他の札

所と違い、まさに巡礼の寺

といった雰囲気で、本堂の

扉は常に開け放たれていま

す。本尊は縁起にも合致し

た藤原期の作風を窺わせる

千手観音で市の文化財にも

指定されています。





 一つ上   ”巡礼の寺々を巡る

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