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総 門
様式としては室町期の面影を
残していますが、昭和59年の
解体修理により文政2年(18
19)に再建されたことがわか
りました。正面には出雲の殿様
で、数奇人としても名高い松平
不昧公の書になる額が掲げられ
ています。
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山 門
建立は享保年間(1716〜
35)とされ、上層には花灯窓
等もある典型的な禅宗様式の門
です。下層より上層の屋根の方
が大きいのが特徴で、平成3年
に解体修理がなされて重厚な構
えを見せています。
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本 堂
杉皮葺きの端正な屋根の本堂
は安永9年(1780)の建立
ですが、平成4年に東京国立博
物館で本尊の釈迦如来像を鑑定
したところ、創建の頃に製作さ
れた仏像と推定されました。
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庫 裏 玄 関
本堂の右手に続いて建ってい
て建立も本堂と同時期とされて
います。屋根には北條氏の家紋
の「三つ鱗」がくっきりと見ら
れますが、江戸時代にはとても
許されなかったと思われるので
明治以降の修復時に描かれたの
ではないでしょうか。
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