多 福 寺
入間郡三芳町上富
三芳町の辺りは江戸時代に新たに開かれた開拓村で、多福寺は入植農民の為の菩提寺として
元禄9年(1696)にこの地の領主だった川越藩主柳沢吉保により臨済宗寺院として開かれ
ました。今でも鬱蒼とした雑木林に囲まれて武蔵野の面影を残す境内には、総門、山門、本堂
が一直線に並んでいます。
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総 門
文化財指定にもなっていませ
んし、見た目にも古い建物には
見えないのですが、常時閉ざさ
れていて近づく事も出来ないよ
うになっています。ただ中の参
道へは横の道から容易に入る事
が出来ます。
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山 門
楼門形式の風格のある山門で
すが、当寺は度々火災に見舞わ
れているので、創建当初の建物
ではないようです。この山門は
呑天閣と名付けられているそう
で、浅学の私には読めませんが
扁額にもそのように書かれてい
るのでしょう。
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本 堂
本堂もやはり火災に見舞われ
ていて、明治16年になって再
建されました。また右手にある
庫裏も同3年に再建されたもの
で、さらに本堂の裏には見事な
枯山水の庭園が築かれているそ
うです。
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