御茶屋御殿裏門

千葉市若葉区金親町、金光院   




 かつて江戸近郊には、将軍が鷹狩や日光参詣の際の宿泊所や休息所とする為に、将軍専用の

御殿が設けられていました。このお茶屋御殿もその一つで、東金方面への鷹狩の途中休息用に

利用されたそうです。しかし江戸時代の中頃には廃止取壊しとなったようですが、その裏門が

近くの金光院の山門として移築され現存しています。




    金光院山門


 参道の途中に建っていて、

木肌の深い皺が江戸の初期頃

に建てられたであろう時代を

存分に感じさせます。







    御茶屋御殿跡


 鷹狩御殿は江戸近郊の各地

にあったのですが、その跡地

はほとんどが破壊されていて

これほど保存状態の良い御殿

跡はここだけだと思います。






   御殿跡の堀と土塁


 御殿跡は縦横約110mの

正方形で、周囲は堀と土塁で

囲まれていて、それらがほぼ

完全な姿で残されています。