七日市藩家老保阪家屋敷門

富岡市七日市、正気館保阪道場




 富岡高校の黒門前の路地をさらに東に折れると、正気館保阪道場という剣道場があります。

この道場がある保阪家は、かつて七日市藩の家老も務めた家柄で、屋敷の前には古い門が残さ

れています。こちらの保阪家は北にある保阪家に対して南保阪家と呼ばれていました。ただ、

この門の両側の建物は門の形式として「ちぐはぐ」ですし、何より新しいので、本来は長屋門

の長屋の部分が取り壊されて門だけになっていたのを、新たに小さな番所風建物を追加したの

ではないかと思います。


   南保阪家屋敷門


 この門の左手には剣道場が

ありますが、七日市藩時代の

藩校も同じ発音の「成器館」

という名で、幕末には文武両

道の学校となりました。推測

ですが正気館道場はその名を

受継いだのかも知れません。






 一つ上 ” 関東の城を巡って 

 表 紙 ”小さな旅と四季の風景 ”へ