田山花袋旧居
館林市城町、館林市第二資料館
この建物は自然主義文学の代表作「田舎教師」で知られる田山花袋が少年期を過ごした家で
元は藩政時代の侍町である旧裏宿六番町にあった武家屋敷でした。田山家も旧館林藩士の家柄
でしたが、明治維新の廃藩置県により家禄を失った花袋の父が東京警視庁(警視庁抜刀隊?)
に入隊し薩摩士族と戦った西南の役で戦死するとこの家に移り住み、花袋自身は14才で上京
するまで過ごしていたそうです。
それはともかく、この建物は館林藩の藩士住宅だったとの事なので、江戸時代の武家屋敷の
特徴も見られないかと思ったのですが、建物の修復は花袋が居住した明治期の状態を優先させ
たようで、江戸時代には必ずあったはずの台所の土間などは残念ながら省かれています。
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田山花袋旧居
花袋の家は館林藩の下級武
士の家柄だったそうですが、
明治になって移り住んだこの
建物は中級武士の屋敷だった
と思われ、間取りや規模等は
武鷹館の藩士住宅と類似する
ように思います。
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