金古代官屋敷

高崎市金古町、旧神保家 




 かつての金古町は三国街道の宿場町で、この地の名主神保家が付近の領主である旗本400

石の松田氏の郷代官を務めていました。その神保家の屋敷がいまも三国街道沿いに残されてい

ます。ただし主屋は無住のようで、文化財に指定されているのに主屋をはじめとする建物の傷

みが酷く、一刻も早い修復整備が望まれる状態となっています。


    代官屋敷表門


 表門は総欅造りで、幕末の

世直し一揆に襲われた時の傷

を修復した跡がありますが、

右手には番屋も付属していて

代官屋敷の格式を今に伝えて

います。







    代官屋敷圏舎


 手前の街道は拡幅計画中の

ようで、少し先では歩道が整

備されています。この屋敷の

前だけは道のすぐ脇に建物が

あるので、いずれは後ろに引

き下がる事になるようです。